1. トップページ
    2. 企業情報
    3. 研究活動
    4. ハピ研
    5. 毎週アンケート

青山ハッピー研究所 ハピ研

「人がしあわせを感じるモノやコトって、何だろう?」衣・食・住・美など生活に密着したテーマでその答えを考える"しあわせ探しの情報サイト"

PR&Informations

出版物のご案内

ラウンドエッジRound-Edge

現代の高感度消費者は「バランスのいいオタク」。
今の時代の気分やリアルコンシューマーを読み取る一冊。

Symbol of Happiness 〜しあわせのシンボル〜

あなたのしあわせのシンボルは何ですか?ぬいぐるみ?あんこのつまったたいやき?現代の日本人が考えるしあわせの姿を形にした必読の一冊。

毎週アンケート 生活の中のちょっとしたことや、旬な話題をタイムリーに調査!

そろそろ気になる、夏のご挨拶

6月も半ば、早一年のほぼ半分が過ぎました。年末年始の歳暮や年賀状のやり取り以来、離れて暮らす両親や親族、友人たちと連絡を取り合っていないという人も案外多いのでは?年に2回ある「夏のご挨拶」「年末年始のご挨拶」の慣習は、ある意味、人とのコミュニケーションを持続させる重要な役割を担っています。そこで今回は「夏のご挨拶」をテーマに、皆さんのご家庭の「お中元ギフト」「暑中お見舞い」などの予定について聞きました。

6割近くが「夏ギフトの贈答意向を持つ」と回答−世代と共に高まるギフト需要

今夏、夏ギフトを贈る?

SA(単回答)

さて、「お中元」や「夏のご挨拶」「御礼」などを兼ねて、今夏、誰かにギフトを贈る予定があるという人はどの位いるのでしょうか。「仕事上のお客さんと、お世話になっているお医者さんたち、母の介護でお世話になっている方々へ」(女性50代)など、「贈る予定がある」と回答した人は43.5%。さらに「検討している」という声も13.7%を数え、全体の6割近くの人びとが「夏ギフト」の贈答意向を持っていることが明らかとなりました。自由回答の中には「学生時代の先生に初めて贈ろうと思っている。よく分からないのですが、自分の親がデパートから贈っているのを見慣れているので、そこから贈ろうと考えている」(女性20代)など、今夏、初めて「夏のギフト」に挑戦するという人もいました。


過去同時期に実施した同調査によれば、「贈る予定がある」「検討している」という声は2009年が62.8%、2010年が62.4%、2011年が54.2%、2012年が55.8%と続き、震災以降は贈答意向が急減しましたが、昨年から緩やかに持ち直しつつあることがうかがえます。

5年間の夏ギフト贈答意向の推移

SA(単回答)


世代別ではいかがでしょうか。「贈る予定がある」「検討している」という声は、未婚者の多い20代で43.9%と低調でしたが、30代で53.1%、50代で63.1%と徐々に増加。さらに「昔からお世話になっている友人に長い間贈り続けている」(男性70代)など、70代以上では77.9%にまで達し、就職や結婚、出産をはじめ、世代と共に形成される人間関係の構築に伴い、夏ギフトの需要が高まっていることがうかがえます。

世代別:今夏の夏ギフト贈答意向

SA(単回答)

平均贈答件数は「3.5件」−両親や兄弟(姉妹)など身内コミュニケーションが中心

贈答件数は?

SA(単回答)

全体の半数以上の人びとが「夏ギフト」の贈答意向を持っていることが判りましたが、では今夏、皆さんのご家庭では何人にギフトを贈るのでしょうか。ギフトの贈答数の合計を回答人数で割った平均の贈答件数は「3.50件」。「私と妻の職場の上司にそれぞれ贈る」(男性30代)など、最も回答が多かったのは「2件」(29.2%)。さらに「毎年、義理の弟とお世話になった会社の先輩、仲人さんに贈る」(男性40代)など、「3件」(23.0%)が続き、半数以上人びとが「2〜3件」のごく少人数に絞って、ギフトを贈っていることが明らかとなりました。また、少数派が目立った一方、自由回答の中には「恩師、両親がお世話になっている病院の先生、以前の会社の上司、仲人など10件ほど贈る」(男性50代)など、「10件以上」という声も5.3%を数えました。


■誰に贈る?

1 自分(義理)の両親 49.7%
2 親戚 30.4%
3 自分(義理)の兄弟・姉妹 28.2%
4 友人 21.1%
5 仕事上のお客さん 12.1%

MA(複数回答)/n=1445人(贈答意向を持つ人)

贈答件数は「2〜3人」に集中しましたが、皆さんは誰にギフトを贈るのでしょうか。最も回答が多かったのは「自分(義理)の両親」(49.7%)でした。「夫婦それぞれの親へ地元で買ったものを」(女性40代)など、「母の日」「父の日」が終わったばかりとはいえ、夫婦両方の親へギフトを贈るという声。さらに「自分の親と親戚、姉妹に贈る予定。全部で3件ぐらい」(女性70代)など、2位に「親戚」(30.4%)、3位にも「自分(義理)の兄弟・姉妹」(28.2%)が挙げられ、贈答先の上位には両親を中心に親族が占めました。ひと昔前まで「お中元・お歳暮」といえば、上司や得意先など「仕事関連」のものが目立ちましたが、昨今では身内同士のコミュニケーションの一環としても機能していることがうかがえます。


世代で変わる贈答先−20〜40代は「両親」、60代以上は「親戚」「兄弟」「友人」など

世代別ではいかがでしょうか。20代、30代では「両親」(30代=63.2%)が圧倒的で、さらに社会人になったばかりの20代では「上司」(26.1%)、「先生(学校、習い事)・恩人」(15.2%)も目立ちました。20〜40代では「両親」が突出していましたが、自らが親世代となる60代を境に「自分(義理)の両親」(70代以上=15.4%)が急減し、代わって「親戚」(70代以上=50.8%)、「自分(義理)の兄弟・姉妹」(60代=49.8%)、「友人」(70代以上=41.5%)の増加傾向が見られ、世代間で人間関係や人付き合いに大きな変化がうかがえます。

世代別:誰にギフトを贈る?

MA(複数回答)/n=1445人(贈答意向を持つ人)

「3,000円台」と「5,000円台」の2つの価格帯が主流!− 贈答先で使い分ける

夏ギフトの相場はどの位でしょうか。「毎年、義理の両親に3,000円程度の緑茶のセットを贈っている」(女性40代)など、最も回答が多かったのは「3,000円台」(51.6%)。さらに「仕事の取引先に5,000円ぐらいの物を」(女性40代)など、次に「5,000円台」(39.6%)という声も目立ち、「3,000円台」と「5,000円台」の2つの価格帯が夏ギフトの主流でした。自由回答の中には「身内は3,000円台で、お世話になっている目上の人には5,000円台を贈っている」(女性60代)、「親には5,000円程度、叔母・友人には3,000円程度」(女性30代)など、贈り先によって2つの価格帯を使い分けているご家庭も少なくありませんでした。また、自由回答の中には「仕事上の付き合いのある知人には、1万円くらいのものを」(女性50代)など、「1万円以上」の高額予算を見込む人も3.8%を数えました。

夏ギフトの予算は?

MA(複数回答)/n=1431人(贈答意向を持つ人)

ネット全盛期とはいえ、ギフト注文は信頼のできる「百貨店」「スーパー」店頭が人気

昨今では生活用品をネットショピングで買い求める人が増えていますが、では皆さんは夏ギフトをどこで注文、購入しているのでしょうか。最も回答が多かったのは「デパートや百貨店に実際に行き店頭で注文・購入する」(42.6%)でした。「安心感と品ぞろえから、やはり百貨店のギフトコーナーで」(男性50代)、「百貨店の包装紙で届くと相手も喜ぶと思うから」(男性50代)など、品質の高さや信頼感から百貨店で注文するという声。さらに「自宅近くのスーパーで買っている」(男性30代)など、同様2位にも「スーパーマーケットに実際に行き店頭で注文・購入する」(27.0%)が挙げられ、ネット全盛期とはいえ、百貨店やスーパーへ足を運び、直に品定めを行い、確かなものを贈ることを大事にしている人が大変多いようです。

■夏のご挨拶ギフトはどこで注文、購入する?

1 デパートや百貨店に実際に行き店頭で注文・購入する 42.6%
2 スーパーマーケットに実際に行き店頭で注文・購入する 27.0%
3 デパートや百貨店のインターネットサイトで注文する 18.6%
4 専門店のインターネットサイトで注文する 14.5%
5 専門店に実際に行き店頭で注文・購入する 12.4%

MA(複数回答)/n=1438人(贈答意向を持つ人)

「ネット割引」「早割」など、ネットならではの特別価格も魅力

その一方、3位には「デパートや百貨店のインターネットサイトで注文する」(18.6%)。「手続きが簡単で信用できるので、いつも百貨店のインターネットで」(男性50代)など、仕事や家事に忙しい人びとにとって「百貨店のネット注文」は、百貨店の信頼性とネットの簡便性を兼ね備えた重宝なツールと言えそうです。さらに「専門店のインターネットサイトの方が、同じ商品でも割引率が高いので」(女性40代)など、同様4位にも「専門店のインターネットサイトで注文する」(14.5%)が挙げられ、ネットで特別割引や早割を実施している百貨店や専門店も多く、店頭以上のお買い得感があるのも「ネット注文」の魅力の一つと言えます。自由回答の中には「(検索して)それが一番安く売っている通販サイトで購入する。ただし、安さだけでなく、そのお店の対応等の口コミもかなり考慮する」(女性30代)など、価格や口コミを比較検討できる点からオンラインショップを支持する人もいました。

10年連続、夏ギフトの人気ナンバーワンは「ビール」−夏の飲料需要に伴い高い支持!

今年の「夏のご挨拶」、皆さんはどんなギフトを贈る予定なのでしょうか。堂々の人気ナンバーワンは「ビール」(45.8%)でした。「夏なのでビールがいい。ちょっとプレミアムなビールを贈りたい」(男性30代)、「ビールはどれだけあっても困らないので」(女性30代)など、暑い夏には喉の渇きを癒す「ビールが一番」という声が多数寄せられました。ちなみに2004年以来、毎年実施している同調査では「ビール」が10年連続でトップに輝き、「夏のご挨拶=ビール」というイメージが定着しつつあることがうかがえます。

■今夏、贈る予定のギフトは?

1 ビール 45.8%
2 お菓子・デザート 29.7%
3 ハム・ソーセージ 16.5%
4 コーヒー・お茶 15.6%
5 ジュース飲料(100%果汁等) 15.1%
6 産地直送の野菜・果物 13.1%
7 そうめん・冷むぎ 12.2%
8 産地直送の魚介類(かに、鮭等) 9.5%
9 地酒(日本酒、焼酎) 9.1%
10 食用油・調味料 7.0%

MA(複数回答)/n=1432人(贈答意向を持つ人)


さらに「コーヒーは毎日飲むものなので」(女性30代)など、4位に「コーヒー・お茶」(15.6%)、5位に「ジュース飲料(100%果汁等)」(15.1%)、9位にも「地酒(日本酒、焼酎)」(9.1%)が続きました。冷たい飲み物がうれしい季節だけに夏場の飲料需要に伴って、「ビール」をはじめとする飲料類に高い支持が寄せられています。さらに「コーヒーやビール、ジュースは日持ちするので」(女性30代)など、開栓しなければ、冷蔵庫に入れずとも日持ちする点も魅力の一つとなっていました。

「お菓子・デザート」は無難なギフト−子どもから大人まで万人受けする

「飲料」以外では、2位に「お菓子・デザート」(29.7%)。「お菓子は大抵の人が好きだと思うから」(女性60代)など、子どもから大人までお菓子は万人受けする無難なギフトという声。さらに「毎年、高級なスイーツを贈っている。普段自宅用では買わないようなスイーツで、贅沢な気持ちになってほしいから」(女性30代)など、ビール同様に主食や実用性のあるものではないものの、心に余裕や優雅さをもたらす「嗜好品」に人気が集まりました。そのほか、「地元の夏らしいものを贈りたい」(男性40代)など、6位に「産地直送の野菜・果物」(13.1%)、8位に「産地直送の魚介類(かに、鮭等)」(9.5%)が挙げられ、他の場所では手に入りづらい、その土地ならではの「産直品」を贈る人も少なくありませんでした。

ギフト選びは「相手の趣味嗜好」が第一優先−年齢層や人数、健康状態まで配慮

では、皆さんが「夏ギフト」を選ぶ際にポイントにしていることは一体何でしょうか。最も回答が多かったのは「贈り先の趣味や好き嫌い」(61.5%)でした。「ビール好きな方には毎年決った銘柄を」(女性60代)、「母が好きなスイーツの詰め合わせを」(女性30代)など、相手の趣味嗜好を第一優先にしているという声。さらに「それぞれの家族構成や健康状態に合ったお店を選ぶ」(女性40代)など、同様6位にも「贈り先の家族構成(子ども、お年寄りがいるなど…)」(16.1%)が挙げられ、相手のことはもちろん、その家族の年齢層や人数、健康状態に至るまで、様々な情報を頭に思い浮かべながら「喜ばれるギフト選び」を行っている人が大変多いようです。自由回答の中には「贈る前に相手から聞く。その方が安心できるので…」(男性40代)など、お互いをよく知っている親族や、旧知の友人には直に確認して間違いのないものを贈るという人もいました。

■「お中元」を選ぶポイントは?

1 贈り先の趣味や好き嫌い 61.5%
2 相手がもらって負担に感じない価格帯のもの 23.8%
3 いくらあっても無駄にならない・困らないもの 22.9%
4 夏らしさのあるもの・涼しげなもの 18.6%
4 普段、自分では買わないちょっと高級なもの 18.6%
6 贈り先の家族構成(子ども、お年寄りがいるなど…) 16.1%
7 自分(贈り主)が好きなもの(気に入っている) 14.6%
8 使って(食べて)しまえば、形、モノが残らないもの 12.0%
9 (相手は期待しているので)
毎年同じものを贈るようにしている
11.1%
10 自分が住んでいる土地ならではのもの 7.8%

MA(複数回答)/n=1407人(贈答意向を持つ人)


その一方で、7位には「自分(贈り主)が好きなもの(気に入っている)」(14.6%)。「いつも果物を送ってくれる友人に、今、自分が美味しいと思うものを贈っている」(女性40代)など、自分が体験して感動したものを大切な人にも同じように味わってほしい、またはお裾分けしたいという気持ちから「自分好みのもの」を贈るという人も少なくありませんでした。「相手の趣味嗜好」と、「自分が好きなもの」を優先するという声は一見相反するポイントですが、「相手に喜んでもらおう」という想いに相違がないように感じます。

「負担を感じない価格」「普段買わない高級品」など、二極分化するギフトに対する考え

続いて、2位は「相手がもらって負担に感じない価格帯のもの」(23.8%)。「親・兄弟・友人に相手が負担に思わない程度の価格帯を百貨店で注文している」(女性40代)など、「品質の良いもの」「高級なもの」を贈りたいという気持ちを持つ一方、かえって相手に気を遣わせてしまう、またはお返し負担になるのではないか、という配慮をする人も少なくありませんでした。その一方で、「贅沢で自分ではなかなか買わないようなメロンなどを贈るようにしている」(女性40代)など、5位には「普段、自分では買わないちょっと高級なもの」(18.6%)が挙げられ、価格帯においても二極分化する傾向がうかがえます。

「毎年同じものを贈る」など、ギフトの定番化で贈られる側も予定が立ちやすい

そのほか、「野菜は、あって困らないから」(女性40代)など、3位に「いくらあっても無駄にならない・困らないもの」(22.9%)。さらに「食品や飲料など、残らないものを贈りたいし、自分もそのような品が欲しいから」(女性40代)など、8位にも「使って(食べて)しまえば、形、モノが残らないもの」(12.0%)が続き、数があっても困らず、消費してしまえば形が消えてなくなる「食品」や「日用品」などに人気が寄せられました。また、見逃せないのは9位の「(相手は期待しているので)毎年同じものを贈るようにしている」(11.1%)です。「毎年同じ物を贈っている。マンネリだと思われそうだけど話の内容から毎年楽しみにされているようなので、それでいいと思っている」(女性30代)など、毎年同じ商品を贈り続けることは、気配りが足りないよう思われがちですが、贈られる側とっては「そろそろ、あの人から〇〇が贈られてくる時期かな」と予定が立ちやすく、贈る側にとっても悩まずに済む利点があります。

欲しいギフトのトップも「ビール」−いくらあっても困らない、相思相愛ギフト

では、「夏ギフト」を贈られる立場として考えた場合、皆さんが本当に欲しいギフトは一体何でしょうか。堂々のトップは、贈りたいギフトと同じく「ビール」(53.6%)でした。「夏はビールをたくさん飲むから重宝する」(女性50代)、「普段 発泡酒が多いので、ビールが飲みたい」(女性40代)など、いくらあっても困らず、飲めば消えてなくなってしまう、まさに「夏ギフト」選びのポイントとも重なる人気ギフトと言えます。いわば、贈りたいギフトであり、贈られたいギフトでもある「ビール」は、失敗の少ない夏ギフトの王道と言っても過言ではなさそうです。また、自由回答の中には「ビールはスーパーなどで買うと重いし、届くとうれしい」(女性30代)など、飲料は重量が重く、購入から自宅に持って帰るまでの労力もかかることから、ギフトで贈ってもらえるのは大変助かるという人もいました。

■贈られてうれしいものは?

1 ビール(発泡酒・新ジャンル含む) 53.6%
2 お菓子・デザート 25.2%
3 ハム・ソーセージ 21.7%
4 各種商品券 21.6%
5 カタログギフト 17.0%
6 コーヒー・お茶 16.0%
7 ジュース飲料(100%果汁等) 15.2%
8 産地直送の魚介類(かに、鮭等) 13.3%
9 地酒(日本酒、焼酎) 12.6%
10 ワイン 12.2%

MA(複数回答)/n(有効回答数)


さらに「自分はアルコールが好きなので、ビールやワイン、地酒が良い」(女性40代)など、9位に「地酒(日本酒、焼酎)」(12.6%)、10位にも「ワイン」(12.2%)が挙げられ、もらってうれしいギフトのランキング圏内には「お酒類」が目立ちました。中でも「ワイン」は贈りたいギフトで15位(3.9%)でしたが、もらってうれしいギフトで10位(12.2%)までランキングを上げており、贈られる側が望んでいることがうかがえます。

贈りにくいギフトだけど、本音をいえば「商品券」「カタログギフト」が欲しい

もらってうれしいギフトならではの回答では、4位に「各種商品券」(21.6%)がランクインしています。「欲しくないものをもらっても処理に困るため、商品券は一番使い勝手が良い」(女性40代)など、保管場所に困らず、すぐに使う必要もなく、自分の好きなものが自由に買える「商品券」を欲する声。さらに「カタログギフトは、ウインドーショッピング気分で、お気に入りのモノを探す楽しみがある」(男性50代)など、同様5位にも「カタログギフト」(17.0%)が挙げられ、商品選びの選択を贈る側ではなく、贈られる側に委ねてもらえるギフトに高い支持が寄せられました。とはいえ、贈りたいギフトで「カタログギフト」は16位(3.6%)、「各種商品券」は18位(2.4%)と全く振るわず、贈る立場からすれば、額面があからさまで味気ない印象を与えやすい「商品券」「カタログギフト」は「敬遠されるギフト」となっていることがうかがえます。


そのほか、「小さい子どもがいるので、お菓子&デザートだとうれしい」(女性30代)など、2位に「お菓子・デザート」(25.2%)。さらに「ハムなど、自分では買わないようなちょっといいものだとうれしい」(女性30代)など、3位に「ハム・ソーセージ」(21.7%)、6位に「コーヒー・お茶」(16.0%)、7位に「ジュース飲料(100%果汁等)」(15.2%)、8位にも「産地直送の魚介類(かに、鮭等)」(13.3%)が挙げられ、ランキング圏内には「商品券」「カタログギフト」を除き、食べてしまえば消えてなくなる「食品・飲料類」が独占しました。

PC、ケータイ文化が進む今だから、手書きの「暑中お見舞いハガキ」を大切にしたい

ここまでお中元などの「夏ギフト」を中心に見てきましたが、その他、皆さんが今夏に予定している「夏のご挨拶」を具体的に見ていきましょう。最も回答が多かったのは「ハガキ(かもめ〜る)・手紙を出す」(15.9%)でした。「お中元はあまり縁がありませんが、暑中・残暑お見舞いハガキは、その季節に出品している展覧会のご案内も兼ねてハガキや切手を選んで書いている。浮世絵などのきれいな切手を使うと思いがけず相手が喜んでくれるのがうれしい」(女性40代)、「普段会えない友人に出すので、手書きのハガキがお互い楽しみ。メールはいつでもできるので、暑中お見舞いと年賀状は手書きしている」(女性40代)など、PCやケータイ文化が進み、手紙を書く機会が少なくなりましたが、そんな時代だからこそ、尚更、手書きの「暑中・残暑お見舞いのハガキ」を大事にする声が多数寄せられました。自由回答の中には「自分は字を書くのが苦手なのでついメールに頼ってしまうが、遠方に住む友達から届くハガキや手紙に涙が出るほど」(女性30代)など、手書きのハガキに感動を覚えるという人もいました。

■「贈り物」以外の「夏のご挨拶」は?

1 はがき(かもめ〜る)・手紙を出す 15.9%
2 電話で挨拶する 8.0%
3 Eメールで挨拶、またはオンラインで暑中・
残暑見舞いカードを送る
7.1%
4 直接、実家(帰省)、知人宅を訪れて挨拶する 6.2%
5 SNS(Facebook、LINEなど)で挨拶、
または暑中・残暑見舞いカードを送る
0.8%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

メディアを使い分ける「夏のご挨拶」−上司は「ハガキ」、友人は「メール・SNS」

次に2位は「電話で挨拶する」(8.0%)。「お中元の到着時にお礼の電話をして、ご挨拶を済ませている」(女性50代)など、ギフトの御礼をきっかけに、普段なかなか会う機会のない遠方に住む親族や友人たちと季節の挨拶を交わすという声が寄せられ、贈りっぱなし、もらいっぱなしにせずにリアルなコミュニケーションを取ることを重視する人が目立ちました。そのほか、「品物が着くと互いに携帯メールでお礼と近況を知らせるので、あえて書状での挨拶はしない」(女性60代)など、3位に「Eメールで挨拶、またはオンラインで暑中・残暑見舞いカードを送る」(7.1%)、5位にも「SNS(Facebook、LINEなど)で挨拶、または暑中・残暑見舞いカードを送る」(0.8%)が続き、ハガキや電話に代わってEメールやSNSを通じて「夏のご挨拶」をやり取りする光景も一般化しつつあることがうかがえます。自由回答の中には「転職をしているので、前職の上司や滅多に会わない友人にはかもめ〜るハガキでご挨拶。日ごろ会う友人にはメールやフェースブックで…」(女性30代)など、人によってハガキやメール、SNS等のメディアを巧みに使い分けている人もいました。

7割近くは「夏のご挨拶はしない」と回答−顔を見ながら話せる時代なのに…

「暑中・残暑お見舞いのご挨拶」は?

SA(単回答)

その一方、「特に『暑中・残暑お見舞いのご挨拶』の予定はない」という声も67.5%を占めました。「電話どころかwebcamで顔を見ながら話せる時代にご挨拶とは…」(男性40代)、 「メールや携帯電話などのやりとりが普及してきたので、昔より人と人とのコミュニケーションの垣根が低くなってきていると感じる。『改めまして』といったやり取りは『肩肘張って疲れるから、まぁいいか』と思うようになり、やらなくなってきている気がする」(女性30代)など、通信技術の進歩に伴い、コミュニケーションの在り方も変化を遂げているため、旧来のやり方に固執する必要ないという声。また自由回答の中には「子どもたちが小学生になったら、子どもたちと一緒に挨拶状を書きたいと思っている」(女性30代)など、現在は「暑中お見舞いのご挨拶」を行っていないものの、日本の古き良き習慣として子どもたちに受け継がせていきたいという人もいました。


今回は本格的な夏の到来を控え、今年の「夏のご挨拶」について皆さんのご意見を聞いてきました。「(ギフトを)贈る予定がある」(43.5%)、「検討している」(13.7%)という声は全体の6割近くを数え、人とのコミュニケーションづくりの一環として「夏ギフト」の贈答意向を持つ人が目立ちました。最近は「両親」「親戚」「兄弟(姉妹)」「友人」など、ごく親しい間柄の人びととのやり取りがメインとなっており、いわゆる仕事などの利害関係を超えた本質的な人同士のつながりを重視する傾向が高まっています。特に見返りを求めるわけではなく、日ごろの付き合いに対する純粋な感謝や、相手を思いやる気持ちが夏ギフトに込められているように感じます。また、今回のアンケート調査結果でユニークだったのは、ギフト選びのポイントとして「相手の趣味嗜好」の優先が目立った一方、「自分が美味しいと思ったもの」「自分好みのもの」を贈りたいという声も多かったこと。さらに「相手がもらって負担に感じない価格帯のもの」という声の半面、「普段、自分では買わないちょっと高級なもの」という声も目立ち、対極にあるギフト選びがランキング圏内に混在する形となりました。とはいえ、一見相反するポイントですが、両者に共通しているのは「贈り先(相手)に喜んでもらいたい」という純粋な気持ち。ギフト選びは必ずしも一様ではなく、贈る側や贈る相手の様々な事情で幅があるのも当然です。大事なのは本来何を贈るかではなく、相手を想う気持ちをいかに伝えられるかということです。


さて今夏、お中元などの「夏ギフト」に関わらず、暑中お見舞いのハガキやメール、SNSなどを通じて、久々に自分の大事な人や親しい友人に自分の近況報告を含めて「夏のご挨拶」をしてみてはいかがでしょうか。きっと季節の挨拶を通じて、心に「涼」を運ぶ爽やかなコミュニケーションが生まれるはずですよ。