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アウトドアでお酒を飲むのは好き?

気温の上昇とともに野外レジャーを楽しむ機会も増してきます。すでにキャンプ場や河原に出掛けてBBQをしながら、野外飲みを楽しんだという人もきっと多いのでは?そこで今回は「夏まつり」「野外イベント」が盛り上がるシーズンを控え、「アウトドアで飲むお酒」をテーマに皆さんのご意見を聞きました。

7割以上が「野外飲みが好き」と回答−特に男性回答に目立つ

野外飲みは好き?

SA(単回答)

まず、皆さんはアウトドア(野外、屋外)でお酒を飲むことが好きなのでしょうか。「お祭り気分の中で飲むお酒は家で飲むより楽しい」(女性50代)など、「大好き」と回答した人は25.8%。さらに「まあまあ好き」という声も45.9%を数え、全体の7割以上の人びとが「野外飲み」に好意的な印象を持っていることが明らかとなりました。自由回答の中には「今年のGWに学生時代の友人とキャンプをしてアウトドアで料理を楽しみつつ、お酒を飲んだ。ファイヤーを囲んで飲んで語り合うのは、最高の時間」(女性50代)など、今年、すでに野外飲みを楽しんだという人もいました。


性別で「大好き」「まあまあ好き」という声を見てみると、女性は74.2%。それに対して男性は10ポイント以上も高い86.4%を占めました。男性回答の中には「ビアガーデンは飲食店とは違う開放感が味わえる」(男性50代)など、本格的な野外飲みシーズンを心待ちにする声が多数寄せられました。

野外飲みの魅力は「開放感」「風景」−自然を感じながらお酒を味合う贅沢

7割以上の大変多くの人びとが「野外飲み派」でしたが、ではアウトドアでお酒を飲むことの魅力とはどんな点にあるのでしょうか。最も回答が多かったのは「外ならではの開放感・心地良さ」(85.9%)でした。「開放感と自然を体感しながら飲むお酒は美味しい」(男性20代)など、天井も壁もなく、息苦しさや窮屈さも一切ないアウトドアでの飲酒は最高という声。さらに「キャンプが好きなので夜空を見ながらの一杯が格別」(男性40代)など、同様2位にも「風景(青空・夕景・夜景)を楽しめる」(43.3%)が挙げられ、空が天井、時間と共に刻々と変わる風景が壁、大地が床という環境の中、自然の風を感じながらお酒を味わうシーンは、まさに贅沢の極みと言えます。

■アウトドアでお酒を飲むことの魅力は?

1 外ならではの開放感・心地良さ 85.9%
2 風景(青空・夕景・夜景)を楽しめる 43.3%
3 お祭り気分(テンションが上がる) 30.6%
4 非日常的な感覚が味わえる 28.5%
5 ちょっとしたアウトドアレジャー感覚が楽しめる 27.0%

MA(複数回答)/n=608人(無回答除く)


次に回答が目立ったのは3位に「お祭り気分(テンションが上がる)」(30.6%)、4位に「非日常的な感覚が味わえる」(28.5%)。「ビアガーデンとかお祭りは好き」(男性50代)、「普段は家やお店で楽しむお酒も、ロケーションを変えることで、テンションが上がって違った楽しみができる」(男性30代)など、いつもの「家飲み」「(飲食店での)外飲み」を「日常」とするなら、アウトドアで飲む「野外飲み」を「非日常」と捉える声。さらに「堂々と昼間っから飲める幸せ」(女性20代)など、同様9位にも「昼間(明るいうち)からお酒が飲める喜び」(10.2%)が挙げられ、いつもとは異なるシチュエ―ションに何が起こるか分からない期待感や、ワクワク感が増幅していることがうかがえます。


そのほか、「暑い中で、冷えたビールが飲めるのが最高!」(女性30代)など、6位に「冷えたお酒(ビールなど)の美味しさを実感できる」(23.2%)。さら「また、この季節が来たんだなー、去年はこうだったなと時の移り変わりを実感できる」(女性40代)など、7位に「季節の訪れを体感できる(恒例行事)」(15.5%)、「(夏の場合)納涼・暑気払い」(14.5%)が続き、気温の上昇や季節の移り変わりを実感するという声が目立ち、「野外飲み」は春や夏を感じる風物詩のような存在となっていました。

アンチ野外飲み派のワースト3は「トイレ」「天候崩れ」「虫」

「野外飲み派」が目立った一方、「(野外飲みは)あまり好きではない」(17.2%)、「大嫌い」(0.6%)という声も約2割を占めました。では次にアウトドアでお酒を飲むことが苦手な理由を具体的に見ていきましょう。最も回答が多かったのは「トイレが心配なので」(41.8%)でした。「お酒を飲むとトイレが近くなってアウトドアだと落ち着かないから苦手」(女性30代)など、近くにトイレがなかったり、あっても混雑していたり、不衛生なことも少なくなく、その不安が先立ってしまい落ち着いて飲めないという声。特に女性回答(男性=35.2%、女性=46.3%)に目立ち、女性参加の野外飲みではトイレの場所確認が必須であることがうかがえます。

■アウトドアでお酒を飲むことが嫌い、苦手な理由は?

1 トイレが心配なので 41.8%
2 暑かったり、寒かったりなど天候に左右されるので 39.1%
3 虫が苦手なので 31.6%
4 落着けない 30.2%
5 後片付けが面倒くさい 25.8%

MA(複数回答)
/n=225人(野外飲みを「好きではない」「嫌い」「しない」と答えた人)


次に2位は「暑かったり、寒かったりなど天候に左右されるので」(39.1%)。「日焼けが気になる」(女性40代)など、強い日差しや崩れやすい天候、さらにエアコンのないアウトドア環境での飲酒を敬遠する声。さらに「お酒の匂いに、虫が寄ってくるので」(男性30代)など、3位にも「虫が苦手なので」(31.6%)が挙げられ、「天候」「虫」など自然ならではの環境に不慣れだいう人も少なくありませんでした。そのほか、「セッティングや後片付けなどの仕事を考えると…」(女性40代)など、5位には「後片付けが面倒くさい」(25.8%)が挙げられ、「家飲み」と異なり、「野外飲み」では事前準備や後片づけも一仕事で酔うに酔えないという人もいました。

野外飲みのキーワードは「花」−春は「桜」、夏は「花火」を眺めながら

では、皆さんは具体的にどんなアウトドアシーンで「野外飲み」を楽しんでいるのでしょうか。次に具体的に見ていきましょう。堂々の人気ナンバーワンは「お花見」(51.1%)でした。「お花見は毎年家族や友人たちと行く。花より団子という通り、満開のさくらの木の下で飲むお酒は最高の気分」(男性70代)など、春の訪れを実感する「お花見」は、野外飲みシーズン到来を告げる風物詩の一つ。さらに「花見や花火大会等のイベントで飲むお酒が美味しい」(男性60代)など、4位にも「花火大会」(28.9%)が挙げられ、春の花が「桜」なら夏の夜空を彩る花といえば「花火」と言えるのではないでしょうか。春、夏を代表する風物詩は、「野外飲み」を盛り上げる二大行事として高い支持を集めていました。

■どんなシーン、野外イベントで飲むお酒を楽しんでいる?

1 お花見 51.1%
2 BBQ(バーベキュー) 49.0%
3 ビアガーデン 41.2%
4 花火大会 28.9%
5 盆踊り・お祭り・縁日 22.4%
6 キャンプ・登山など 19.6%
7 屋外のスポーツ観戦(野球場、サッカー場など) 17.3%
8 自宅のベランダ・庭・屋上など 16.3%
9 海・プール 15.8%
10 公園散歩・ハイキング・休日の公園ランチなど 10.3%

MA(複数回答)/n=767人(無回答除く)


2位は「BBQ(バーベキュー)」(49.0%)。「ワイワイしながら飲むのが楽しい。だらだらお肉を焼きながら楽しめる」(女性40代)、「バーベキューでよく冷えたビール類をクーッと飲む」(女性50代)など、太陽の下、熱々の肉を頬張りながらの一杯は最高という声。さらに自由回答の中には「バーベキューを月1ペースで楽しんでいる」(女性30代)など、家族や親しい仲間と共に大勢で賑やかに楽しめるBBQは、ホームパーティー感覚のカジュアルな野外イベントとして定着していることがうかがえます。


そのほか、「仲良しグループでビアガーデンに出かけ、盛り上がるのが楽しみ」(女性20代)など、3位に「ビアガーデン」(41.2%)。さらに「お祭りの屋台で買ったたこ焼きと一緒に飲むのが楽しい」(女性40代)など、5位に「盆踊り・お祭り・縁日」(22.4%)、9位に「海・プール」(15.8%)が続き、夏ならではのイベントに人気が寄せられました。

一番人気はごくごく飲める「ビール」−暑い夏、渇いた喉を潤す至福の瞬間

■アウトドアで飲みたいお酒は?

1 ビール 81.3%
2 チューハイ 30.8%
3 発泡酒 23.4%
4 新ジャンル(第3のビール) 16.1%
5 ワイン 14.3%
6 ノンアルコールビール 11.3%
7 カクテル 7.2%
8 シャンパン 6.2%
9 焼酎 5.2%
10 ノンアルコールカクテル 5.0%

MA(複数回答)/n=764人(無回答除く)

様々なアウトドアシーンで野外飲みを楽しんでいることが明らかとなりましたが、では皆さんが野外で飲みたいと思うお酒は何でしょうか。断然トップは「ビール」(81.3%)でした。「花火大会や海、プールなど、夏場のビールは最強」(女性40代)など、喉が枯渇する暑い夏場の野外では、ごくごくと飲めるビールに至福を感じるという声。自由回答の中には「BBQには缶ビール。容器の手ごろな大きさ持ちやすさ、その辺にちょっと置くときにも良い」(男性50代)など、グラスを必要とせず、衛生的で持ち運びにも便利な缶ビールが最適という人もいました。


さらに「喉越しが良いチューハイが合う」(男性50代)など、2位に「チューハイ」(30.8%)。3位に「発泡酒」(23.4%)、4位に「新ジャンル(第3のビール)」(16.1%)、8位にも「シャンパン」(6.2%)が続き、「ビール」同様、ランキング上位には喉にシュワシュワと爽やかな刺激を与える「炭酸アルコール飲料」に高い支持が集まりました。


炭酸以外では、4位に「ワイン」(14.3%)。「バーベキューのように料理を(その場で)作ったり、持って行く時は、その料理やシチュエーションに合わせてワインやシャンパンを用意する。それを選ぶのも楽しい」(女性40代)など、アウトドアとはいえ、食事やワインにこだわることで、少しオシャレな野外イベントに演出するという声。さらに7位に「カクテル」(7.2%)、9位に「焼酎」(5.2%)が続きました。

野外飲みでは「ノンアルコール飲料」が重宝−ドライバーは飲んだ気でぐっと我慢

また見逃せないのは、6位「ノンアルコールビール」(11.3%)。「車の運転を任される時はノンアルコールを飲む」(男性20代)など、野外レジャーではマイカー移動ということも多く、運転手はノンアルコールビールで気分を楽しむという声。中には「本当はビールを飲みたいところですが、後片付けなどを考えてノンアルコールビールを飲む」(女性40代)など、飲むと後片付けが面倒になってしまうため、ぐっと我慢するという人もいました。同様10位にも「ノンアルコールカクテル」(5.0%)が挙げられ、お酒に弱い人はもちろん、「野外飲み」では飲んだ気になれる「ノンアルコール飲料」が重宝していることがうかがえます。

7割以上が「今夏ビアガーデンに行きたい」と回答−梅雨明け宣言を心待ちにする声も

今夏、ビアガーデンに行きたい?

SA(単回答)

ここまで「野外飲みシーン」全般を見てきましたが、最後に夏ならではの野外飲みスポットとして外せない「ビアガーデン」の利用意向について見ていきたいと思います。さて今夏、「ビアガーデンに行こう」と考えている人は一体どの位いるのでしょうか。「7月下旬に大学時代の旧友と花火見物がてらビアガーデンに行きたいと思っている」(男性50代)など、「ぜひ行きたい」と回答した人は25.3%。さらに「機会があれば行きたい」という声も47.8%を数え、全体の7割以上の人びとが「今夏、ビアガーデンへの利用意向を持つ」ことが明らかとなりました。「友人と梅雨明けと同時にホテルのビアガーデンで開催しようと計画している」(女性40代)など、梅雨明け宣言を心待ちにする声が目立ちました。また、自由回答の中には「今年は早くから暑かったので、友人4〜5人とホテル屋上のビアガーデンに2回行った」(男性70代)など、ひと足早くビアガーデンで盛り上がったという人もいました。


性別で「ぜひ行きたい」「機会があれば行きたい」という声を見てみると、女性は68.6%。それに対して男性は10ポイント近く高い77.3%を数えました。「会社のメンバーと仕事帰りに。スポーツの話題や時事ネタを話すのが楽しい」(男性40代)など、夏場は同僚との仕事帰りの一杯を「居酒屋」から「ビアガーデン」に変え、気分転換を図る男性陣も少なくないようです。その一方、「たぶん行かない」「行きたくない」という声も3割近くを占めました。主な回答は「屋上は全然涼しくないし、よく鳩がくるので苦手」(女性50代)など、野外環境が苦手という人もいました。


今回は「野外飲み」をテーマに、夏場に増えるアウトドアにおける飲酒シーンについて聞いてきました。「(野外飲みが)大好き」(25.8%)、「まあまあ好き」(45.9%)という声は全体の7割以上を数え、大多数の人びとがビアガーデンやBBQ、お祭りなど「アウトドアで飲酒すること」に好意的であることが明らかとなりました。おそらく「野外飲み」に何かウキウキと心が弾むような感覚や楽しさを感じている人が多いのではないでしょうか。全国的に梅雨明けは7月中旬ごろの見込み。梅雨明け宣言と同時に海や河原でのBBQ、花火大会、盆踊り・お祭り、ビアガーデンなどへお出かけになる人もきっと増えることでしょう。熱中症対策にも気を付けながら、家族や仲間たちと共に野外飲みを楽しんでください。