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市販のお惣菜を購入しますか?

女性の社会進出や一人暮らし、高齢者の増加などを背景に「家庭の食」の在り方も大きく変化しています。特に数年前から広がったのは、お惣菜やお弁当などを買って家で食べる「中食(なかしょく)」というキーワードです。いわゆる「おふくろの味」と呼ばれるお惣菜を手作りするよりも、少量パックされたものや、グラム買い出来る「市販のお惣菜」を買う方が無駄なく、時間の手間も省けるという点から需要が拡大しています。また最近では、お惣菜コーナーのスペースや品ぞろえを充実させ、家庭では出来ない本格的な味を提供するスーパーやお弁当屋さんも増えています。そこで今回は「市販のお惣菜」をテーマに、皆さんのご家庭における利用頻度や購入ポイントについて聞きました。

6割近くは「週1回以上」の頻度で「市販のお惣菜」利用−特に50・60代に目立つ

市販のお惣菜の購入頻度は?

SA(単回答)

皆さんはどの位の頻度で「市販のお惣菜」を購入しているのでしょか。「週2回くらい。土、日など休日に買い物に行った時にお惣菜を買う。平日は手作りをしているので、休日は主婦業もちょっとお休み」(女性40代)など、「週2回以上」と回答した人は34.8%。さらに「週1回程度」という声も24.0%を数え、全体の6割近くの人びとが少なくとも「週1回以上」の頻度で「市販のお惣菜」を利用していることが明らかとなりました。自由回答の中には「一人住まいなので、作るより安価で味が良く経済的」(男性50代)など、「週4回以上」の高頻度で利用しているという声も7.1%を数えました。


世代別で「週1回以上」という声を見てみると、20、30代では55%前後を推移しましたが、40代で57.5%、50代で63.7%と徐々に増加。さらに60代ではピークの64.1%まで達し、世代とともに「市販のお惣菜」の利用が増える傾向がうかがえます。「少量を数種類買う事が出来るので自分で作るよりも安く済む」(女性60代)など、一般的に独身者や若者ほど出来合いのものを好むと思われがちですが、実際には50、60代を中心に支持が目立ちました。

世代別:市販のお惣菜の購入頻度は?

SA(単回答)

「夕食用」「晩酌用」に高い支持−会社帰りに見切り品を買うという声も

■市販のお惣菜はいつ食べる?

1 夕食用 80.4%
2 晩酌・
お酒のつまみ用
33.1%
3 昼食用 28.7%
4 朝食用 5.5%
5 おやつ用 2.8%

MA(複数回答)/n=677人

6割近くの人びとが「週1回以上」の頻度で「市販のお惣菜」を購入していることが判明しましたが、では3度の食事のどのタイミングで食べるために購入することが多いのでしょうか。最も回答が多かったのは「夕食用」(80.4%)でした。「お惣菜を夕食のおかずに1品プラスすることがよくある。外出で時間がなかった時も、帰り道にお惣菜を購入する」(男性50代)など、ご飯のみを炊き、夕食のおかずとして「市販のお惣菜」を一品、二品買い足すという声。さらに「夜のタイムセールを狙って半額で買う」(女性30代)など、会社帰りに見切り品やセールで安く手に入れるという人もいました。


続いて回答が多かったのは「晩酌・お酒のつまみ用」(33.1%)。「友人が遊びに来て泊まるときに刺身や揚げ物、野菜サラダなどを買って、それをビールのつまみにする」(男性50代)、「ゴーヤチャンプルーはお酒のつまみにも最高」(女性20代)など、メインの食事ではなく、お酒のお友として重宝するという声が寄せられ、夕食・つまみを含めて「夜帯」にお惣菜を召し上がるケースが多いようです。そのほか、「お昼は自宅からおにぎりを持参し、途中のコンビニ等でお惣菜を購入する」(女性30代)など、3位に「昼食用」(28.7%)、4位に「朝食用」(5.5%)が続きました。

普段使いの「スーパー」、オシャレな夕食は「デパ地下」−お惣菜もシーンで使い分け

■お惣菜を購入する場所は?

1 スーパーマーケット 95.0%
2 百貨店・デパ地下 25.8%
3 コンビニエンスストア 15.8%
4 お惣菜専門店・
おばんざい屋
12.8%
5 お弁当屋 11.1%

MA(複数回答)/n=678人

お惣菜を購入する場所はどこでしょうか。一番人気は「スーパーマーケット」(95.0%)でした。「一人暮らしなので、夕食用に駅前のスーパーマーケットで購入することが多い」(男性30代)など、近所のスーパーで買い求めるという声。「スーパーで購入が多く、価格が手ごろで選びやすい」(女性30代)など、バリエーションや価格面からも高い支持が寄せられました。


次に2位は「百貨店・デパ地下」(25.8%)。「デパ地下で購入する。ちょっと高めのシーフードサラダは、夕食時にワインのお供に」(女性40代)、「手の込んだ洋食惣菜等自宅では作らないので、デパ地下のショップで」(女性30代)など、リッチな夕食やオシャレなお惣菜を求めて「デパ地下」を利用するという声も目立ちました。そのほか、「お昼は自宅からおにぎりを持参し、途中のコンビニ等でお惣菜を購入している」(女性30代)など、3位に「コンビニエンスストア」(15.8%)、4位に「お惣菜専門店・おばんざい屋」(12.8%)が続きました。

市販のお惣菜に求めるのは「家庭で料理しないもの」−コストと時間を省いて

では皆さんが店頭で「市販のお惣菜」を選ぶときに、どんなポイントを気にしながら購入しているのでしょうか。最も回答が多かったのは「普段、自分では料理しないもの」(56.5%)でした。「レンコンの肉挟み揚げとか、にぎりは、家で作らない」(女性30代)、「我が家では揚げ物類は買ってくる。キッチンの油汚れが緩和される」(男性50代)など、「調理の下準備や手間がかかる」「材料を集めるのが大変」「キッチンが汚れる」などの料理は「市販のお惣菜」を買い求めるという声。自由回答の中には「焼き魚は以前火事と勘違いされて火災通報され、消防車を呼ばれてしまったので…」(女性40代)など、家庭での焼き魚は避けているという人もいました。

■店頭でお惣菜を選ぶときのポイントは?

1 普段、自分では料理しないもの 56.5%
2 割引・タイムサービスもの 48.9%
3 見た目が美味しそうなもの 45.7%
4 栄養バランスの良いもの 31.2%
5 季節感・旬の食材を使ったもの 27.5%
6 値段の割に量の多い費用対効果が高いもの 21.7%
7 ご飯(米)との相性が良いもの 18.4%
8 製造日・出来立てのもの(鮮度の高いもの) 18.2%
9 美味しいと評判・口コミの良いもの 16.4%
10 あまり量が多すぎないもの(一人分など) 12.6%

MA(複数回答)/n=658人


次に2位は「割引・タイムサービスもの」(48.9%)。「割引・タイムサービス利用し経済的に購入している」(男性50代)、「広告商品で割安感があるもの」(男性30代)など、タイムサービスや折り込み広告の品を狙って、家計を上手にやりくりしているという声。さらに「ボリュームあって食べ応えのあるから揚げやコロッケは大好き」(女性70代)など、同様6位にも「値段の割に量の多い費用対効果が高いもの」(21.7%)が挙げられ、コストパフォーマンスを重視する声が目立ちました。


「半値」「見切り品」「ボリューム」を狙うという声が目立った一方、8位に「製造日・出来立てのもの(鮮度の高いもの)」(18.2%)、10位に「あまり量が多すぎないもの(一人分など)」(12.6%)が挙げられました。「揚げ物は出来立てなら美味しいが、時間が経つと油っぽいので」(男性50代)、「手作りすると大量にできてしまうので、夏は傷みやすいこともあり、少量を食卓にのせたほうが経済的」(女性40代)など、「価格重視派」と「鮮度重視派」、「ボリューム派」と「少量派」で意見が分かれました。

出来合い品に対するイメージ一新!−足りていない栄養を「市販のお惣菜」で補う

また見逃せないのは、4位「栄養バランスの良いもの」(31.2%)です。「たくさん野菜を買わなくても、一人分の野菜サラダが食べられる」(男性60代)、「手作りが基本ですが、どうしても品目が足りず、栄養が偏るときに購入」(女性40代)など、ひと昔前までは「出来合いもの=不健康」というイメージがありましたが、昨今では日ごろの食事で足りていない栄養を「市販のお惣菜」で補う人が増えていることがうかがえます。そのほか、「今だったら、オクラやカボチャなどの夏野菜をたっぷり使った黒酢酢豚とか…」(女性40代)など、5位に「季節感・旬の食材を使ったもの」(27.5%)が挙げられ、季節の変化や旬の味もお惣菜から実感する人がいました。


世代別ではいかがでしょうか。「見た目が色鮮やかな物は、弁当のおかずにも最適なので、よく買う」(女性20代)など、20代では「見た目が美味しそうなもの」(20代=60.0%)、「割引・タイムサービスもの」(20代=60.0%)が断トツでしたが、30代では両ポイントともに急減。代わって、30代以上では「普段、自分では料理しないもの」(20代=48.0%、30代=52.1%、40代=59.7%)が増加する傾向が見られました。また「割引・タイムサービスもの」同様、若い20代では「値段の割に量の多い費用対効果が高いもの」(20代=28.0%)が目立ちましたが、30代で23.5%、50代で19.7%と世代とともに減少。その一方、60代を境にして「栄養バランスの良いもの」(60代=41.0%)が急増し、70代以上ではピークの51.9%を数えました。お惣菜選びの意識は世代とともに「見た目が美しいもの」→「普段料理しないもの」、「ボリューム」「価格」→「栄養バランス」へシフトしていることが明らかとなりました。

世代別:店頭でお惣菜を選ぶときのポイントは?

MA(複数回答)/n=658人

ナンバーワンのお惣菜は「から揚げ」−キッチン汚れが気になる「揚げ物類」に支持

最後に皆さんが好きな「白いご飯に合うお惣菜」をランキング形式で見ていきましょう。堂々の人気ナンバーワンは「鶏のから揚げ」(42.8%)でした。「から揚げは年中買っている。子どもも大人も大好き」(女性30代)、「鶏のから揚げが好き。ビールのつまみとして一番」(男性50代)など、育ち盛りの子どものおかずから、大人のつまみまで「から揚げ」は幅広い年齢層に愛されていることがうかがえます。さらに「コロッケ最高!!!家で作るには手間がかかる」(男性40代)など、3位に「コロッケ(かに、クリームコロッケ)」(26.6%)、5位に「天ぷら」(22.0%)、7位に「メンチカツ」(21.5%)、10位に「アジフライ」(17.2%)が続き、市販のお惣菜の王道である「揚げ物類」に高い支持が寄せられました。こうした背景には「家で揚げ物は、色々手間などかかるので」(女性30代)、「この時期揚げ物はしたくないので」(女性50代)など、下ごしらえの手間やキッチンの油汚れはもちろん、「夏場は暑くて家で揚げられない」という主婦の本音も垣間見られます。

世代別:あなたが好きな「白いご飯に合うお惣菜」は?

MA(複数回答)/n=767人


人気の2位は「餃子」(28.3%)。「月に一度は必ず餃子を買う。家族全員が大好きなので5人で10人前は食べる」(男性40代)、「夏は冷たいビールによく合う餃子などを選ぶ」(女性30代)など、夏バテしやすいこの時期は、食欲やビールの進む餃子を選ぶという声。さらに「麻婆豆腐や餃子など、ボリュームがあり味がしっかりしたもの」(女性40代)など、6位に「麻婆豆腐」(21.7%)、9位にも「酢豚」(18.0%)が挙げられ、白いご飯との相性が抜群の中華料理に高い支持が寄せられました。そのほか、「さば味噌。冬は薄味、夏はこってり+薬味を多めにして食べる」(男性50代)など、4位に「さば味噌」(26.0%)、8位に「肉じゃが」(20.6%)が続き、おふくろの味と呼ばれる「煮物」にも人気惣菜となっていました。

若い層は「から揚げ」、シニア層は「天ぷら」「酢豚」など世代間で好みが変化

世代別で人気のお惣菜を見てみると、20、30代では「から揚げ」(20代=71.8%)、「チキン南蛮」(20代=28.2%)など「チキンの揚げ物」に人気が集中しましたが、両メニューともに世代とともに徐々に減少。その一方、「天ぷら」(70代以上=35.1%)は世代とともに人気が増加し、同じ揚げ物類でも世代間で好みが大きく分かれました。また中華惣菜でも、20代では「エビチリ・エビマヨ」(20代=23.1%)の人気が高かったものの、40代で14.8%、70代以上で5.4%と次第に減少傾向。その反面、同じ中華でも野菜たっぷりの「酢豚」は20代で10.3%でしたが、30代で14.5%、50代で22.0%と上昇。さらに70代以上では29.7%まで達しました。そのほか、シニア層では「肉じゃが」(70代以上=32.4%)などの煮物類にも支持が寄せられ、世代間の嗜好の違いがうかがえます。

■あなたが好きな「白いご飯に合うお惣菜」は?

1 鶏のから揚げ 42.8%
2 餃子 28.3%
3 コロッケ(かに、クリームコロッケ) 26.6%
4 さば味噌 26.0%
5 天ぷら 22.0%
6 麻婆豆腐 21.7%
7 メンチカツ 21.5%
8 肉じゃが 20.6%
9 酢豚 18.0%
10 アジフライ 17.2%

MA(複数回答)/n=767人


今回は「市販のお惣菜」をテーマに、皆さんのご意見を聞いてきました。市販のお惣菜の利用頻度は「週2回以上」(34.8%)、「週1回程度」(24.0%)という声は全体の6割近くを数え、大変多くの人びとが「市販のお惣菜」を頻繁に利用していることが明らかとなりました。かつて出来合いの品は「味が濃い」「油っぽい」「不健康」なイメージが付きまとっていましたが、最近では「揚げ物、煮物が好きで週3くらいで買う。自分で作るより売っているのを買った方が美味しい」(女性40代)などの声も多く、市販のお惣菜に対するイメージはひと昔前と随分変わったように感じます。また、今回のアンケート調査でも明らかなように50、60代の利用頻度は若者よりも多く、今後、高齢化社会が進む中、「栄養バランス(健康)」「食べきれる少量パック」「食べ飽きないバリエーション」を前提としたお惣菜の重要性とニーズはますます高まっていくものと考えられます。もちろん、子どものいるご家庭では食育という点で「おふくろの味(家庭料理)」もとても大事ですので、家庭で出せない本格的な味を「市販のお惣菜」で補うなど、上手に組み合わせながら栄養や味のバリエーションを広げてみてはいかがでしょうか。