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猛暑が襲った今夏、節電意識はどうだった?

日本全国が猛暑に見舞われた今夏、外に出るのが億劫になり、クーラーの前から離れられないという人もきっと多かったのでは?「電力消費量」が増える時期だけに節電も気になるところですが、「節電!節電!」と意識するあまり、命にもかかわる熱中症にかかってしまっては元も子もありません。そこで今回は猛暑が襲った今夏、皆さんのご家庭の「節電意識」や「節電対策」について聞きました。

半数以上が「今夏は節電できなかった」と回答−電力不足に陥った昨年とは一転

今夏の節電対策は成功した?

SA(単回答)

8月を過ぎたとはいえ、まだ残暑が続いていますが、今までのところ、「節電対策」に成功したと感じている人はどの位いるのでしょうか。「(今夏は)まだクーラーを一度も使っていません。梅雨の頃から熱中症に強い体を作ることを意識して毎日30分程ウォーキングをし、おかげで夏バテもせず元気」(女性30代、神奈川県)など、「大成功した」と回答した人は3.3%。「まずまず成功した」という声も36.7%を数え、全体の4割の人びとが「夏の節電」にまずまずの手応えを感じていることが明らかとなりました。自由回答の中には「春に照明をLEDに替え、夏前に冷蔵庫を新しくしたので、この夏の電気代は去年より安かった」(女性50代、大阪府)など、省エネ家電の買い替えで電気代の節約に成功したという人もいました。


その一方、「思ったよりも節電できなかった」「全く節電できなかった」という声は51.6%を数えました。ちなみに昨年同時期に実施した同調査では、電力会社の節電呼びかけもあって「節電成功派」が53.1%を占めたものの、今夏は失敗派が成功派を上回り、大幅に「節電できなかった人びと」が急増する結果となりました。

猛暑で「節電よりも熱中症予防を優先」−特に高齢者・子どもを抱えるご家庭で

では、なぜ節電対策が上手くいかなかったのでしょうか。次にその具体的な理由を見ていきましょう。最も回答が多かったのは「熱中症が心配だったため」(58.6%)でした。「熱中症で倒れるというニュースを見て、あまり無理はしないでおこうと思った」(女性30代、岡山県)など、記録的な暑さが続き、節電よりも熱中症予防を優先したという声。ちなみに「熱中症が心配だったため」(2012年=37.5%、2013年=58.6%)という声は、昨年の同調査よりも21.1ポイントもアップし、「熱中症に怯えた夏」であったことを改めて実感させられます。自由回答の中には「異常な暑さのため熱中症で入院し体調を崩してしまった」(女性60代、愛知県)など、体調不良や熱中症で苦しみ、節電の余裕がなかったという人もいました。

■「節電できなかった」「節電を考えていない」理由は?

1 熱中症が心配だったため 58.6%
2 レジャーや外出の頻度が少なく家にいることが多かったため 24.3%
3 以前から節電対策をしているため、特に大幅な変化はない 17.6%
4 高齢者がいるため 14.0%
5 体調を崩し、節電する余裕がなかった 11.3%
6 小さい子どもがいるため 10.7%
7 自分の意志の弱さから 8.3%
8 家族の協力が得られなかったため 8.0%
9 電力会社の電力供給量が十分と判断したため 6.1%
10 生活リズムが変わったため 4.7%

MA(複数回答)/n=1520人
(節電できなかった人、考えていなかった人のみ)


さらに「我が家には高齢者がいるので、熱中症対策と暑さで食欲などが落ちるのを予防するため、ほぼ一日中エアコンをかけていた」(男性60代、東京都)など、同様4位に「高齢者がいるため」(14.0%)、6位にも「小さい子どもがいるため」(10.7%)が挙げられ、特に小さな子どもや高齢者を抱えるご家庭では、体調管理の面から「無理な節電をしなかった」という声が目立ちました。


次に2位は「レジャーや外出の頻度が少なく家にいることが多かったため」(24.3%)。「クーラーの誘惑に負けて結構使っている。外が暑いので外出を控えて室内にいることが多かったから節電に徹することが出来なかった」(女性40代)など、レジャーの夏とはいえ、炎天下の外出に身の危険すら感じ、結果的に自宅滞在時間が増えて電気使用量が増加したという人が多かったようです。その一方、節電成功派の中には「昼間は(エアコンの効いた)近くの図書館等に出かけ、自宅でのクーラーの使用を減らした」(女性50代、岐阜県)など、在宅、外出が電気代の明暗を分けた要因の一つと言えそうです。また9位に挙げられた「電力会社の電力供給量が十分と判断したため」(2012年=11.4%、2013年=6.1%)という声は、昨年数値の半数近くまで減少し、震災から2年を経て電力供給量に対する意識が変わりつつあることがうかがえます。

身近な対策は家電のつけっぱなし「オフ」−テレビや照明、エアコン、温水便座など

では、皆さんのご家庭では具体的にどのような「節電対策」を実践しているのでしょうか。最も回答が多かったのは「部屋から離れる時は部屋の照明やテレビをこまめに消している」(49.9%)でした。「誰もいない場所の電気はまめにオフしていました」(女性40代、愛知県)など、テレビや照明、エアコンのつけっぱなしを見直したという声。さらに「温水便座の電源をオフにしたのは今年が初めて」(女性40代、岡山県)など、同様5位にも「温水洗浄便座の電源をオフにしている」(32.1%)が挙げられ、見逃しがちな無駄な家庭電化製品の「オフ」を心がけ、節電対策に注意を払ったという声が多数寄せられました。自由回答の中には「室内に温度計と湿度計を置き、一定基準を超えたら、熱中症防止の観点から空調の操作をする」(男性70代、東京都)など、正しい温度と湿度の把握は、節電及び熱中症対策に重要であることがうかがえます。

■実践している「今夏の節電対策」は?

1 部屋の照明やテレビをこまめに消している 49.9%
2 エアコンの設定温度を季節によってコントロールしている 46.3%
3 日差しが強い日はカーテンを閉めて冷房効率を上げている 35.2%
4 主に電力消費量の少ない扇風機を使っている 34.2%
5 温水洗浄便座の電源をオフにしている 32.1%
6

季節に合った服装で、なるべくエアコンは利用しない

30.2%
7 冷蔵庫の温度調整を「弱」にしたり、
モノを詰め込みすぎないようにしている
26.8%
8 エアコンのフィルターの掃除をまめに行っている 25.3%
9 ひんやり首巻き、枕・マットなど冷感グッズを使っている 24.7%
10 なるべく一つの部屋で家族一緒に過ごすようにしている 24.5%

MA(複数回答)/n=2500人


2位は「エアコンの設定温度を季節によって上手にコントロールしている」(46.3%)。「日中、エアコンをつけっぱなしにしていたが、温度(28度)、湿度(55%前後)の設定」(女性40代、千葉県)など、部屋を冷やしすぎず、「28〜30度」を目安に一定の室温をキープしたという声。さらに「日差しが強い日はカーテンどころかシャッターを下ろしている」(男性30代、愛知県)など、3位に「日差しが強い日はカーテンを閉めて冷房効率を上げている」(35.2%)、4位にも「主に電力消費量の少ない扇風機を使っている」(34.2%)、8位に「エアコンのフィルターの掃除をまめに行っている」(25.3%)など、カーテンや扇風機の併用、フィルタ―掃除等、冷房効率を上げるために様々な工夫が見られました。

「かき氷」「保冷剤」「洗濯物で簾に」など、趣向を凝らした節電対策も

エアコンや扇風機など電化製品以外の対策では、「綿や麻など風通しがよく、熱のこもらない服を着た」(女性30代、埼玉県)など、6位に「季節に合った服装に気を遣い、なるべくエアコンは利用しない」(30.2%)。「汗が止まらない日は首に冷たいスカーフを巻き」(男性40代、福島県)など、9位に「ひんやり首巻き、枕・マットなど冷感グッズを使っている」(24.7%)が挙げられたほか、「かき氷を食べた」(男性50代、千葉県)、「ケーキなどについている保冷剤を活用していた」(女性40代、東京都)、「グリーンカーテンの代わりに、洗濯物を簾の様な感じで干して、昼間から夕方の直射日光を避けた。一石二鳥」(男性50代、神奈川県)など、趣向を凝らした暑さ対策も寄せられました。

9割近くが「節約生活を心がける」と回答−将来不安や地球環境保全から意識高まる

「節約を」意識して生活している?

SA(単回答)

厳しい暑さが続く今夏の節電対策について聞いてきましたが、次に節電や省エネのみならず、ムダを省いて切り詰める「節約生活」を見ていきたいと思います。日常生活の中で、皆さんは一体どのくらい「節約意識」を持っているのでしょうか。「スーパーではお惣菜は半額になるまで買わない。お茶を500mlの容器に毎日詰め替えている」(男性30代、鳥取県)など、「強く意識している」と回答した人は21.4%。さらに「まあまあ意識している」という声も65.4%を数え、全体の9割近くの人びとが「節約生活」を心がけていることが判明しました。主な回答は「アベノミクス効果を全く感じられず、先行きも不安なので」(男性60代、千葉県)、「消費税引き上げ、年金受給年齢の引き上げなど、老後に対する漠然とした不安があるので、将来のために少しでも貯めておこうと思う」(女性40代、愛知県)など、日本の将来に対する漠然とした不安感から「家計を引き締め貯蓄に努める」という声。さらに「少しでも原発を減らしたいので」(女性50代、東京都)、「地球温暖化がひどくなっているようで心配している。皆で出来る事をしていかないと、もっと酷くなりそう」(女性50代、福岡県)など、地球温暖化や原発問題等、地球や日本のために節約意識を高めている人もいました。

「節約を強く意識」は年々減少−意識せずにできる習慣・定着化のステップへ

過去4年間に実施した同調査によれば、「(節約を)強く意識している」という声は、2009年1月〜2010年1月まで30%台後半をキープしていましたが、2011年1月、2012年1月で30%台前半、2012年8月〜2013年8月で20%台まで減少。年を追うごとに節約意識は徐々に低下し、さらに今回の調査では「(節約を)あまり意識していない」「全く意識していない」という声が過去最大の13.2%に達しました。こうした背景には「無理しないで自然な生活を心がけている」(女性40代、新潟県)、「家計を少しでも豊かにするため、節約が必要と思うが、あまり細かすぎるのも生活に潤いがないように感じている」(女性60代、兵庫県)など、この4年で節約に対する意識はだいぶ変わり、「強い意識」から、意識せずに実践できる状態(習慣・定着化)になりつつあることがうかがえます。

過去4年間の「節約意識」の推移

SA(単回答)

半数近くが「節約は楽しい」と回答−「毎日キャンプ」と少し考え方を変えるだけで

「節約」は楽しい?苦しい?

SA(単回答)

節約の習慣化が見られましたが、さて皆さんは、節約生活に苦痛を感じているのでしょうか。それとも、楽しみながら実践しているのでしょうか、皆さんの本音に迫ってみたいと思います。「電気代に『前年同月比○%減』という数字を見ると楽しくモチベーションが上がるから」(20代、神奈川県)など、「むしろ楽しい」と回答した人は10.4%。さらに「苦しいと思ったことがない」という声も35.4%を占め、全体の半数近くの人びとが「節約生活」にポジティブなイメージで取り組んでいることが明らかとなりました。自由回答の中には「不便だと思うから苦しい。キャンプに行ったら、かなり不便なことばかりなのに結構楽しかったりする。家でも不便を楽しめるようになれば、毎日キャンプ気分だったりして…」(女性50代、大阪府)、「何が無駄で何が無駄でないかを考えることは、自分の価値観をはっきりと再認識することでもあり、なかなか楽しい作業だと思う」(男性50代、兵庫県)という声も寄せられ、「我慢・忍耐」と思われがちな節約生活も、ほんの少し考え方を変えるだけで、前向きで潤いのある生活に変化することがうかがえます。


その一方、「大変苦しい」(5.5%)、「まあまあ苦しい」(27.2%)という声も約3割を占めました。「いちいちうるさく家族に節約を呼びかけて、ストレスが溜まる」(女性40代、大阪府)、「自分ひとりが頑張って、家族の協力がなかなか得られない。主人が節約の重要性を分かってくれず、おかずに文句を言う」(女性30代、大阪府)など、節約生活は孤軍奮闘ではなく、家族によるチームプレーではないとダメという声。さらに「(今夏は)暑くても(節約のため)エアコンをつけず、暑さを我慢しなければいけなかったから」(男性40代、山口県)、「快適さをとったら、どうしても電気の使用量が増える。クーラー使用を制限したのは苦しかった」(女性30代、千葉県)など、節約生活に今夏の猛暑が立ちはだかったという声も目立ちました。


今回は「節電・節約」をテーマに、今夏の各ご家庭における対策について聞いてきました。 「(今夏の節電に)大成功した」(3.3%)、「まずまず成功した」(36.7%)という声は全体の4割ちょうど。昨年同時期に調査では「節電成功」という声が53.1%であったことから、今夏は昨年に比べて節電対策に手応えのないシーズンであったことがうかがえます。こうした背景には、昨年は原発停止による電力供給不足の影響から、各電力会社から節電の呼びかけが積極的に行われたこと。一方、今夏は記録的な猛暑から熱中症にかかる人が急増したことで、「節電よりも熱中症予防」を優先し無理な我慢よりもエアコンの利用を推奨する声が一般的に高まったことも、節電意識に大きな影響を与えたものと考えられます。 二酸化炭素を排出する電化製品の使用を極力やめるのか、猛暑による健康被害を避けるためにエアコンを使うのかなど…。果たして健康あってのエコなのか、エコあっての健康なのか、そのバランスは個人によっても考えが異なり、正解は一つではないように感じます。大変難しい難題ですが、熱中症の場合は命にかかわるケースもありますので、室温や湿度をチェックしながら、過剰に冷やしすぎず、エアコンや扇風機などを利用することをお薦めします。まだまだ続く残暑を上手に乗り切りましょう!