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「今年もあっという間でしたね」と挨拶を交わしている人もきっと多いのでは?年齢を増すと、尚更そのスピードが早くなる感じがします。今年一年を振り返ると、夏場の猛暑や大型台風による甚大な被害、また今冬は近年にない厳しい寒さも予想されており、自然の猛威や気象に泣かされた一年でした。その一方で、2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会出場や、2020年の東京オリンピック招致など、スポーツ界では大きな夢と感動を呼ぶ「明るいニュース」も飛び込んできました。そこで今回は「2013年、あなたが元気をもらったニュース」をテーマに、この一年の中で皆さんが元気やエネルギーをたくさんもらった明るい出来事をアンケートしました。
今年一番のニュースは「2020年東京五輪の招致」−国民の自信と経済復活に期待!

皆さんが選んだ「2013年の明るいニュース」のナンバーワンは、「2020年、東京オリンピック・パラリンピック招致決定!」(48.7%)でした。「日本中が湧き上がるのがわかりました。やっぱりオリンピックすごい」(女性30代、三重県)、「とにかく、決まった瞬間は鳥肌が立ちました!」(女性40代、大阪府)など、最後まで予断を許さない展開となった招致合戦の中、最終的に「Tokyo」と読み上げられ瞬間に歓喜したという声。1964年以来56年ぶりの東京開催は、先行きが見えない日本社会の中で、未来に希望の光を見える今年一番のニュースであったことがうかがえます。自由回答の中には「不景気をなんとか明るく改善してもらいたい」(女性30代、静岡県)など、7年後のオリンピック開催に向け、国民と日本経済が自信と元気を取り戻してほしいと期待を込める声も目立ちました。
■2013年、元気をもらったニュースは?
1 | 2020年、東京オリンピック・パラリンピック招致決定! | 48.7% |
---|---|---|
2 | 楽天・球団創設9年目で日本シリーズ初優勝-仙台でパレードも | 36.1% |
3 | 楽天・田中将大投手が24連勝で新記録樹立-タイトルを総なめ | 34.2% |
4 | 世界遺産登録で富士登山の人気高まる | 16.1% |
5 | じぇじぇじぇ、NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」ブーム | 15.5% |
6 | 「やられたらやり返す。倍返しだ!」、 TBSドラマ「半沢直樹」が高視聴率 |
15.4% |
7 | 「くまもん」「ふなっしー」など、ご当地ゆるきゃらブーム | 14.2% |
8 | 浅田真央選手、ソチ五輪に向け完全復活! | 13.0% |
9 | アベノミクス効果で株高・円安、景気復調の兆し | 12.1% |
10 | W国民栄誉賞、長嶋茂雄さん&松井秀喜さん | 9.2% |
MA(複数回答)/n(有効回答数)
東北初の快挙「楽天」が日本一−東北の人びとに笑顔と元気を与える
2位は「楽天・球団創設9年目で日本シリーズ初優勝−仙台でパレードも」(36.1%)。「あの弱かった楽天が優勝までに成長した姿に元気をもらった」(女性40代、兵庫県)など、東北のプロ球団初の快挙に惜しみない拍手が贈られました。中でも「楽天の日本一は感動した。手に汗握るいい試合ばっかりで、こんなに面白かった日本シリーズは久しぶり」(男性40代、千葉県)など、強い巨人を相手に一歩も引かない楽天の闘いぶりは、多くの人びとの記憶に残る名シリーズとなりました。さらに「田中投手が無敗でシーズンを終えるなんて、誰が予測したでしょうか。本当にすばらしい」(男性50代、大阪府)など、同様3位にも「楽天・田中将大投手が24連勝で新記録樹立-タイトルを総なめ」(34.2%)が挙げられ、神がかり的なマー君の活躍も含め、今年一年はプロ野球界全体を「楽天」がけん引していたことがうかがえます。
そのほか、「浅田真央選手の演技は他の選手とは別格。ソチでは全てを出し尽くして満足いく演技をして欲しい」(男性40代、愛知県)など、8位に「浅田真央選手、ソチ五輪に向け完全復活!」(13.0%)。同様10位にも「W国民栄誉賞、長嶋茂雄さん&松井秀喜さん」(9.2%)が挙げられ、スポーツ界の明るい話題やニュースがランキング上位を占め、苦しいときほど尚更、スポーツが私たち国民の気分を高揚させ、元気を与える大きな存在となっていることを改めて実感させられます。
「あまちゃん」「半沢直樹」が国民的大ヒット−ドラマの決め台詞が流行語大賞に!
ここまで総合ランキングを見てきましたが、次に「芸能部門」「社会・トレンド部門」のジャンル別にランキングを見てみましょう。まず、「芸能部門」のナンバーワン・ニュースは「じぇじぇじぇ、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』ブーム」(15.5%)でした。「毎日欠かさず観ていました。ヒロインの可愛さもさることながら、周りの役者が良かった。東日本大震災とも重ねて感情移入できた」(男性60代、愛知県)など、元気の出るオープニングテーマと、底抜けに明るいヒロインの姿から「一日の活力を得ていた」という声。さらに「『やられたらやりかえす、倍返しだ』は勤め人の心情を察して共感を含めた社会現象だと思う」(男性40代、東京都)など、僅差で2位に「『やられたらやり返す。倍返しだ!』、TBSドラマ『半沢直樹』が高視聴率」(15.4%)が挙げられ、ドラマ低迷時代の中で、「半沢直樹」「あまちゃん」は久々の国民的な大ヒットドラマと言えます。自由回答の中には「(半沢直樹は)会社員の夫、就活を控えた大学生の子どもと一緒に親子で真剣に観ていたほど。我が家では珍しい光景でした」(女性50代、三重県)など、家族の会話やコミュニケーションを高めたという声も多く、両ドラマともに家族みんなで同じものを観て楽しめた点も、人気を呼んだ要因の一つと言えそうです。
■2013年、元気をもらったニュースは?<芸能>
1 | じぇじぇじぇ、NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」ブーム | 15.5% |
---|---|---|
2 | 「やられたらやり返す。倍返しだ!」、 TBSドラマ「半沢直樹」が高視聴率 |
15.4% |
3 | サザンオールスターズ5年ぶり復活 | 5.8% |
4 | 東進ハイスクール・林修先生の 「いつやるか?今でしょ!」が流行 |
4.9% |
5 | ポール・マッカートニーが11年ぶりに来日。 71歳とは思えないライブにファンも熱狂 |
3.5% |
6 | 綾瀬はるかさん演じる大河ドラマ「八重の桜」人気で沸く会津 | 2.2% |
7 | AKB48選抜総選挙、指原莉乃さんが驚きの首位に | 1.9% |
8 | 女性にも人気のグラビアアイドル・壇蜜さんブレーク | 1.8% |
9 | 福山雅治さん主演「そして父になる」、 カンヌ映画祭で審査員賞受賞 |
1.5% |
10 | 大久保佳代子さん、森三中など、女芸人ブーム到来 | 1.2% |
MA(複数回答)/n(有効回答数)
3位は「サザンオールスターズ5年ぶり復活」(5.8%)。「サザン復活はまさに『日本の夏が帰ってきた!』という感じ。癌を乗り越え元気な姿を見せてくれた桑田さんに感動した」(女性40代、愛知県)など、浮き沈みの激しい音楽シーンの中で、35年間にわたって第一線を走り続けるサザンの復活を手放しで喜ぶ声。さらに「私57歳ですが、一回り(12歳)以上も年上のポール・マッカートニーのステージでのパワーに驚いた」(男性50代、大阪府)など、同様5位にも「ポール・マッカートニーが11年ぶりに来日。71歳とは思えないライブにファンも熱狂」(3.5%)が挙げられ、若者に負けないライブパフォーマンスを見せたサザンやポールの姿は、特に同世代である中高年層に希望と勇気を与える大きな力となったことがうかがえます。そのほか、「指原さんの左遷後の首位は元気をもらった。その後の曲も大ヒットで安心した」(男性50代、神奈川県)など、7位に「AKB48選抜総選挙、指原莉乃さんが驚きの首位に」(1.9%)、8位に「女性にも人気のグラビアアイドル・壇蜜さんブレーク」(1.8%)、10位にも「大久保佳代子さん、森三中など、女芸人ブーム到来」(1.2%)が続き、「個性派の女性タレント」の活躍が目立ちました。
「富士山」「伊勢神宮」の人気急増−パワースポットで運気アップも

続いて、「社会・トレンド部門」のニュースランキングはいかがでしょうか。堂々のトップは「世界遺産登録で富士登山の人気高まる」(16.1%)でした。「静岡県民なので、いつも仰ぎ見ている富士山が世界遺産に登録されたのは素直にうれしい」(男性40代、静岡県)など、日本人の心である「富士山」が世界に認められたことを誇りに感じるという声。自由回答の中には「60歳を過ぎて初めて富士山を踏破してしんどかった」(男性60代、大阪府)など、今年初めて富士山登頂にチェレンジしたという人もいました。さらに「パワーをもらいに伊勢・出雲の両方にお参りに行ってきた。すごく厳かな気持ちになれた」(女性30代、茨城県)など、4位にも「参拝1,000万人以上、伊勢神宮『式年遷宮』」(7.9%)が挙げられ、古くからパワースポットとして知られる「富士山」「伊勢神宮」に注目が集まりました。
■2013年、元気をもらったニュースは?<社会・トレンド部門>
1 | 世界遺産登録で富士登山の人気高まる | 16.1% |
---|---|---|
2 | 「くまモン」「ふなっしー」など、ご当地ゆるきゃらブーム | 14.2% |
3 | アベノミクス効果で株高・円安、景気復調の兆し | 12.1% |
4 | 参拝1000万人以上、伊勢神宮「式年遷宮」 | 7.9% |
5 | 英国のウィリアム王子、キャサリン妃との間に ロイヤルべビー誕生! |
7.2% |
6 | 予約殺到!JR九州・豪華寝台列車「ななつ星in九州」運行開始 | 5.5% |
7 | 東京ディズニーランドが開園30周年を迎える | 5.3% |
8 | 滝川クリステルさんの五輪スピーチ「おもてなし」が話題に | 3.8% |
9 | 油を使わずに揚げ物ができる調理家電 「ノンフライヤー」が話題に |
3.2% |
10 | 大阪・大型複合施設「グランフロント大阪」オープン、 2700万人が来場 |
2.4% |
10 | 宮崎駿監督、5年ぶりの最新作「風立ちぬ」が話題に | 2.4% |
MA(複数回答)/n(有効回答数)
2位は「『くまモン』『ふなっしー』など、ご当地ゆるきゃらブーム」(14.2%)。「くまモン、ふなっしーはテレビで観るたび、心が癒される」(女性50代、愛知県)など、地域PRキャラクターである「ゆるキャラ」は地域経済活性化を担うとともに、元気を失っている多くの人びとを癒す存在であるという声。中でも、熊本県の公式キャラクター「くまモン」と、千葉県船橋市の非公認キャラクター「ふなっしー」は二大スターとして、地元のみならず全国の人びとを笑顔にする活躍を見せました。さらに「夢の世界であるディズニーランドやキャラクターは、子どもにも親しみや楽しみがもてる」(女性30代、京都府)など、7位に「東京ディズニーランドが開園30周年を迎える」(5.3%)、10位にも「宮崎駿監督、5年ぶりの最新作『風立ちぬ』が話題に」(2.4%)が挙げられ、キャラクターやアニメーションが日本の元気の一端を支えていることがうかがえます。
今年の顔は「田中将大さん」−たくましく成長したマー君に目を細めるファン
■2013年を象徴する顔は?
1 | 田中将大さん(マー君) | 37.8% |
---|---|---|
2 | 三浦雄一郎さん | 7.3% |
3 | 浅田真央さん | 6.9% |
4 | ふなっしー | 6.6% |
5 | 堺雅人さん(半沢直樹) | 6.0% |
6 | 能年玲奈さん(あまちゃん) |
5.2% |
7 | 安倍晋三さん | 2.6% |
7 | 林修さん | 2.6% |
9 | ポール・マッカートニーさん | 2.5% |
10 | 上原浩治さん | 2.2% |
10 | 長嶋茂雄さん | 2.2% |
SA(単回答、n=756人)
2013年の「あなたが元気をもらったニュース」を振り返ってきましたが、では今年を彩る「2013年の顔」といえば、一体誰でしょうか。断然トップは「田中将大さん(楽天)」(37.8%)でした。「マー君の実力、意志の強さなどを感じ、心からすごいと思いました」(女性30代、埼玉県)、「100年は抜けないでしょ。この記録は!」(男性40代、広島県)など、シーズン通して無敗で終えた楽天・マー君の球史に残る大記録に、興奮と感動を覚えたという声。野球ファン以外の支持も目立ち、見事に「2013年の顔」に選ばれました。自由回答の中には「高校野球、駒大苫小牧の時から応援しています。メジャー行っても応援する」(女性50代、北海道)など、甲子園でのハンカチ王子との投げ合いから見守り続けているという声も多く、実力と風格がそろい、たくましく成長したマー君の姿に目を細めるファンも少なくありませんでした。
「三浦雄一郎さん」「ポール・マッカートニーさん」など、ベテラン勢の活躍が目立つ
2位は「三浦雄一郎さん」(7.3%)。「80歳と言う年齢でのエベレストへの挑戦は、これから老人大国に向かっている私たちへのメッセージだと思う。私も退職して退屈を感じていましたが、将来への体力づくりのため、スポーツを始めました」(女性60代、神奈川県)、「人は年齢に関係なく、チャレンジできることを教えてもらった」(女性40代、北海道)など、高齢化社会に向かう日本社会の中で、80歳でのエベレスト登頂を成功させた三浦さんの挑戦は、幾つになっても夢を諦めずにやり遂げる大切さを改めて教えてくれました。さらに「70代であのパワーですもんね。歳を感じさせないし、曲を作るバイタリテイも衰えてないしすごいなー」(男性60代、千葉県)など、9位に「ポール・マッカートニーさん」(2.5%)、10位に「上原浩治さん」(2.2%)、「長嶋茂雄さん」(2.2%)、11位にも「桑田佳祐さん(サザン)」(2.0%)が続き、今年はスポーツ、音楽界ともにベテラン勢の活躍が目立ちました。
また見逃せないのは「何事も出来ないことはない、(半沢直樹を通じて)必ず道が開けることを証明してくれたから」(男性40代、滋賀県)など、5位「堺雅人さん(半沢直樹)」(6.0%)。さらに「毎朝、(あまちゃんを)観るたびにハラハラしたり感動したり笑ったり…。今ではテレビに、能年ちゃんが出ているだけで元気がもらえる」(女性30代、大阪府)など、同様6位にも「能年玲奈さん(あまちゃん)」(5.2%)が挙げられ、人気ドラマの主役を演じた俳優を支持する声が目立ちました。役柄のイメージを重ね合わせるケースも多く、ドラマ終了後もその俳優に親しみを持って応援し続ける人が案外多いようです。そのほか、3位に「浅田真央さん」(6.9%)、4位に「ふなっしー」(6.6%)、7位に「安倍晋三首相」(2.6%)が続きました。
今年の自己採点は「59.0点」−満足のいく一年ではなかったが、ギリギリ及第点
2013年を改めて振り返ってみると「東京オリンピックの招致決定」「楽天の日本一」など感動を呼んだスポーツの話題から、「やられたらやり返す。倍返しだ!」「じぇじぇじぇ」「富士山の世界遺産登録」「ゆるキャラ」まで、幅広いジャンルにわたる「日本を明るく元気にするニュース」に溢れた一年であったことが判ります。では、皆さんにとってこの一年間はどんな年だったのでしょうか。皆さんの自己採点(100点満点)の合計を回答人数で割った平均点は「59.0点」でした。「特別、問題のある1年ではなかったので合格点。でも、懐具合の寂しさはややマイナス点」(58点/男性70代、埼玉県)、「仕事は頑張れたが、英語の勉強を怠けてしまった。また家族サービスはまるで出来ていなかった」(50点/男性40代、愛知県)など、最も回答が多かったのは「50〜59点」(21.3%)。決して満足のいく一年ではなかったものの、決定的な悪い点もなく、ギリギリ及第点と感じている人が案外多いようです。

SA(単回答、n=2043人)
さらに「育児に力を注げたと思う。マイナス25点は体重が増え、「ダイエットする!」と宣言したのに昨年と変わらない現状」(75点/女性40代、東京都)、「前半は病気ばかりしていい年明けではありませんでしたが、秋には60年に1度の遷宮を迎えた『出雲大社』へ参拝でき、ご利益とパワーをたくさんいただいた。なので、総じて80点くらい」(80点/女性40代、愛知県)など、「70点以上」(43.8%)の点数も全体の4割以上を占め、仕事やプライベートにおける自身の頑張りをプラス評価する声が目立ちました。中には「今年、結婚しました。実家への挨拶や結納、入籍、さらに新居への引越などとても忙しい一年でしたが、すべてつつがなく終えることができ、100点満点だなと思っている」(100点/女性20代、神奈川県)など、バラ色の一年であったと自画自賛の「100点」(4.2%)を付けた人もいました。
今回は、年末最後の恒例企画として「2013年、元気をもらった明るいニュース」をテーマにアンケートを実施してきました。2013年の彩るハッピーニュースのトップは「2020年、東京オリンピック・パラリンピック招致決定」。さらに今年の顔には、24連勝の大記録を達成した「田中将大さん(楽天)」が輝き、夢を持ちにくい時代において、「東京オリンピック招致」や「マー君の活躍」など、スポーツの話題は多くの人びとに夢や希望を与える大ニュースとなりました。さて、来年は一体どんな年になるのでしょうか。楽しみといえば、2月の「ソチオリンピック」、6月の「ブラジルW杯」ですね。日本人選手の活躍にも大いに期待しましょう。来年が日本にとって、そして皆様にとって素晴らしい一年になりますように、心よりお祈り申し上げます。
最後に皆さんから寄せられた「2013年の自己採点」の中から、いくつか自由回答をご紹介します。
■2013年の自己採点は?
100点 |
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---|---|
80〜99点 |
|
50〜79点 |
|
1〜49点 |
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0点 |
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