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最近、あなたは『節約』を意識していますか?

景気回復の兆しが見え、やや消費が拡大しつつありますが、その一方で今春に消費税増税が決まっています。私たちの家計への影響は、どの程度あるのでしょうか。今回の毎週アンケートでは増税を控え、現在の皆さんの「節約意識」をテーマについて聞きました。

9割以上の人びとが「節約意識を持つ」と回答−昨年よりも「強く意識」が急増!

日ごろの節約意識は?

SA(単回答)

日ごろ、皆さんは「節約」をどのくらい意識しながら生活しているのでしょうか。「スーパーでは、お買い得品などの割引品を買ったりして出費を控えている」(男性70代、福島県)など、「強く意識している」と回答した人は32.7%。さらに「まあまあ意識している」という声も60.0%を数え、全体の9割以上の人びとが多少の差こそあるものの「節約」を意識しながら日々の生活を送っていることが明らかとなりました。自由回答の中には「野菜は自家製、光熱費は太陽光発電を導入した」(女性50代、鹿児島県)など、食費や光熱費を抑えるため、自給自足を心がける人もいました。


過去同時期に実施した同調査によれば、「強く意識している」「まあまあ意識している」という声は2009年1月時に94.0%(強く=39.1%、まあまあ=54.9%)、2010年1月時に93.5%(強く=37.5%、まあまあ=56.0%)、2011年1月時に91.2%(強く=30.2%、まあまあ=61.0%)、2012年2月時に92.0%(強く=30.5%、まあまあ=61.5%)、2013年1月時に92.7%(強く=28.7%、まあまあ=64.0%)。過去5年間で「強く意識している」という声は年々減少し、昨年2013年は28.7%まで意識が薄れる傾向になりました。ところが、今回の最新調査では「強く意識している」という声が一気に32.7%まで上昇し、私たち生活者の意識に大きな変化が表れ始めていることがうかがえます。

節約意識の推移

節約理由のトップは「消費税」−今春の増税を控え、急激に意識が高まる

「節約意識」の高まりが明らかとなりましたが、次にその理由を具体的に見ていきましょう。最も回答が多かったのは「消費税など、今後の増税に備えるため」(41.5%)でした。「消費税増税に伴って光熱費や交通費も値上がりするので、今のうちに(お金を)使わないように身体に覚えさせる」(女性40代、東京都)など、今春に予定する消費税8%アップで財布の紐を引き締めるという声。ちなみに昨年の同調査によれば、「消費税など、今後の増税に備えるため」という声は32.2%であったことから、消費税導入を間近に控え、急激に意識が高まっていることがうかがえます。

■なぜ、「節約」を意識している?

1 消費税など、今後の増税に備えるため 41.5%
2 老後の生活不安のため 37.3%
3 長引く経済不況のため 34.8%
4 無駄を排除した「シンプルな生活」を目指しているため 31.7%
5 給与が減少したため 23.7%
6 子どもの教育費のため

18.1%

7 自然・環境保全のため 17.6%
8 「節約する」ことが趣味のため 16.0%
9 ボーナスの減少またはカットのため 13.5%
9 住宅購入または住宅ローンの支払いため 13.5%

MA(複数回答)/n=2764(節約意識を持つ人)


さらに「再就職して給与とボーナスが大幅に減少したため」(男性50代、広島県)など、5位に「給与が減少したため」(23.7%)、9位にも「ボーナスの減少またはカットのため」(13.5%)が挙げられ、消費税による支出増や収入減で否が応でも節約をしなければならないという声が多数寄せられました。

「節約=自己防衛」−「老後」「子育て」など、少子高齢化が社会不安を助長

支出増・収入減のほか、回答が目立ったのは「老後の生活不安のため」(37.3%)。「十分な年金がもらえると思えないので、自己防衛のため、今から老後に備えている」(女性40代、東京都)など、少子高齢化で年金破綻が懸念される中で、若い世代に負担をかけずに老後生活を送るために貯蓄に努めるという声。その一方、「子どもが来年、高校や大学とダブルで受験を控えているため、塾の費用や学費を捻出するために」(女性40代、宮崎県)など、6位「子どもの教育費のため」(18.1%)が挙げられ、老後と子育ての準備を同時に考えざる得ない社会環境から、私たち生活者の将来に対する不安が高まっていることがうかがえます。


増税や社会不安以外では、4位に「無駄を排除した『シンプルな生活』を目指しているため」(31.7%)、7位に「自然・環境保全のため」(17.6%)が挙げられました。「時間やお金の無駄を排してシンプルに生きるのが理想。こまめに照明や暖房を消したり、外食代を減らしている」(男性30代、東京都)、「震災の計画停電の時から、節約を意識し始めた。電気・ガス・水道は、無駄な使い方にならないように心がけている」(女性30代、神奈川県)など、省エネや地球環境を意識した「シンプルな暮らし」を重視する声。さらに「貯金が趣味なので、光熱費の前月利用量が今月分よりも少なかったら、『よしっ』と満足感が得られる」(女性40代、広島県)など、8位にも「『節約する』ことが趣味のため」(16.0%)が挙げられ、節約生活を楽しむ人も少なくありませんでした。

「節電」「節ガス」など、冬場は光熱費の削減が節約目標−お風呂は短時間に続けて入る

では現在、皆さんは具体的にどんな節約を実践しているのでしょうか。最も回答が多かったのは「節電している」(76.7%)でした。「待機電力の削減、暖房の設定温度は18度、テレビの音量など小さなことから行っている」(男性30代、東京都)など、日常生活における無駄な電力消費を見直しているという声。さらに「冬場のお風呂はガス代がかかりますが、家族が立て続けに入ると電気代もガス代も結構節約になる」(男性30代、神奈川県)など、同様6位にも「節ガスしている」(33.4%)が挙げられ、特に寒さの厳しい冬場は、電気やガスなど光熱費の節約に注意を払っているご家庭が多いようです。

■現在、「節約」していることは?

1 節電している 76.7%
2 食費を抑えている(なるべく安いものを探す) 53.6%
3 節水している 52.9%
4 外食費・飲み代を抑えている 49.3%
5 ファッション・衣類を買い控えている 46.0%
6 節ガスしている 33.4%
7 旅行・レジャーを控えている 30.5%
8 交通費・ガソリン代を抑えている 28.1%
9 家電を買い控えている 23.0%
10 家具・インテリアの購入を控える 20.3%

MA(複数回答)/n=2698(節約意識を持つ人)


次に2位は「食費を抑えている(なるべく安いものを探す)」(53.6%)。「一番控えているのは食費。一週間のまとめ買いとそれを使い切る。以前は買っていた嗜好品はできるだけ買わない」(女性50代、秋田県)、「献立を決めずに、その日の特売品で料理を作る」(女性40代、東京都)など、円安による原材料費の高騰で食料の値上げが続く中、なるべく嗜好品を抑え、チラシの商品など安いものを必要な量だけ買うという声。さらに「食事はほとんど自炊、お弁当も作って持っていく」(男性40代、神奈川県)など、同様4位にも「外食費・飲み代を抑えている」(49.3%)が挙げられ、節約志向から家庭での食事を重視する「内食」傾向の高さがうかがえます。


そのほか、「洋服も滅多に買わずデパートでの買い物も控え、ここ数年美容院へは行っていない」(女性40代、広島県)など、5位に「ファッション・衣類を買い控えている」(46.0%)。「旅行は日帰りがほとんどで、外出は月に3回の買い物のみにしている」(女性40代、長崎県)など、7位に「旅行・レジャーを控えている」(30.5%)、9位に「家電を買い控えている」(23.0%)、10位にも「家具・インテリアの購入を控える」(20.3%)が続き、日々の生活に必要ではないものは後回しにし、購入を我慢する人が少なくありませんでした。

半数近くが「節約ポジティブ派」−「買い物がゲーム」「やりくりは楽しい」など

節約生活は楽しい?

SA(単回答)

昨年よりも一層高まる「節約意識」ですが、さて皆さんは節約生活に苦しさを感じているのでしょうか。それとも、前向きに楽しんで行っているのでしょうか。「収入と支出が反比例している状況では苦しい」(男性50代、山形県)など、「大変苦しい」と回答した人は6.3%。さらに「まあまあ苦しい」という声も27.0%を数え、全体の3割以上の人びとが「節約ネガティブ派」。自由回答の中には「我慢を続けるのは精神的にも苦痛。時々、爆発したくなる」(男性60代、神奈川県)など、節約を強いられる生活に過度なストレスを感じている人もいました。


その一方、「毎月、予算が残るとより実感が湧く。決めた予算の中で、やりくりするのは結構楽しい」(女性50代、埼玉県)など、「むしろ楽しい」(13.2%)、「苦しいと思ったことがない」(33.4%)という「節約ポジティブ派」は5割近くを占め、「ポジティブ派」が「ネガティブ派」を少し上回りました。主な回答では「買い物がゲームのように感じられる。安値が見つかるとうれしい」(男性40代、東京都)、「買った食材を使い切って冷蔵庫がからっぽになると気持ちがいい」(女性50代、秋田県)など、節約目標を達成したときの充実感が最高という声。節約さえも、まるでゲーム感覚で楽しむポジティブな姿勢は、ストレス社会を回避する現代人ならではの能力の一つと言えるかもしれません。

増税前の「駆け込み購入」よりも「節約意識」が上回る−消費ムードに流されない

増税前に大きな買い物をする?

SA(単回答)

「節約」をする理由として今春に迫った「増税」を挙げる声が目立ちましたが、では4月1日からの消費税率引き上げを控え、皆さんの現在の正直な心境はいかがでしょう。増税前にすでに支出を抑えているのでしょうか、それともそれまでに大きな買い物は済ませておきたいと考えているのでしょうか。「冷蔵庫を買い替えたい。最近の冷蔵庫は節電効果がすごいそうなので」(女性30代、大阪府)など、「増税までに大きな買い物をしたい」と回答した人は20.8%。主な理由は「パソコンがXPのままなので、新しいものに買い換えなければならない」(女性30代、京都府)、「私の車は10年以上乗っているので、できたら買い替えたい」(女性40代、茨城県)など、長年使っている家電やマイカーは、やや買い換え時期を早めて今期中に買い求めるという声が寄せられました。今春は家電量販店など小売店を中心に、増税を見越した商戦が白熱しそうな気配がします。


その反面、「車は購入したいと思っていたが、子どもの受験と重なり無理なので節約を徹底」(女性40代、東京都)など、「今から節約を徹底して増税に備えたい」という声は30.2%を数え、「駆け込み購入」よりも「節約意識」がやや上回りました。さらに「『安いうちに』と焦って購入するより、必要な時期によく見極めて買いたい」(女性40代、沖縄県)、「増税前の、あおり報道に踊らされないようにする」(男性50代、福島県)など、「どちらともいえない」(49.0%)という声も半数近くを占め、生活者は冷静に状況を見極め、「増税前」の消費ムードに流されて不要なものまで買わない、と身を引き締める人が案外多いようです。


今回は「節約意識」をテーマに皆さんのご意見を聞いてきました。「(節約を)強く意識している」(32.7%)、「まあまあ意識している」(60.0%)と回答した人は全体の9割以上。さらに「強く意識している」という声は昨年調査よりも4%高い32.7%を数え、景気の上向きを伝えるニュースとは裏腹に、生活者の節約意識はますます高まっていることが明らかとなりました。こうした背景には、今春に導入が迫る「消費税8%増税」の影響が大きいように感じます。また増税前の「駆け込み購入」に関するアンケ−トでは、「今から節約を徹底して増税に備えたい」「どちらともいえない」という声が全体の8割近くを占め、消費ムードに流されず、堅実に節約生活に取り組んでいきたいと考える生活者の心境がうかがえる結果となりました。今回の増税分は医療や介護、年金、少子化対策など、社会保障の充実に使われると言われています。ひとり一人の節約により生み出される税金が、私たちの「老後」や「子育て」に対する将来不安を少しでも軽減させる「無駄のない使い道」であって欲しいと切に願うばかりです。


最後に皆さんから寄せられた自由回答の中から、いくつかユニークなアイデアをご紹介します。


■みんなの節約術

野菜を冷凍保存
  • 「お肉や野菜は安い時にまとめ買いし、使いやすいように小分けや下処理して冷凍する」(女性30代、愛知県)
ガーデニング
  • 「生ごみ堆肥作りからはじめて、ガーデニングをすると楽しい。野菜やハーブを作って料理する喜びが増し、外食しようとは思わなくなる」(女性40代、兵庫県)
自転車移動
  • 「健康管理も兼ねて移動は自転車で。通勤通学のほか、電車で1時間以内程度の場所なら自転車で向かう」(男性20代、東京都)
ストーブ活用
    「灯油ストーブを暖房としてだけでなく、お湯を沸かしたり、煮込み料理をしたり、お餅を焼いたりして活用している」(女性40代、愛知県)
一駅歩く
  • 「例えば、神田駅に行きたいときは、秋葉原駅で降りれば90円安く済むので一駅分は歩く」(女性40代、埼玉県)
冷蔵庫の材料のみで料理
  • 「週一回は冷蔵庫の中の物だけで料理すると決めている。残った食材でレシピを工夫するので、レパートリーが増えた」(女性30代、福岡県)
シャワーの冷水
  • 「シャワーを出した時に冷たい水が4L出る。その水をペットボトルに貯めて、植木の水やりをする」(女性40代、東京都)
家族で湯たんぽ
  • 「今年から家族全員に1つずつ湯たんぽを買いました。みんな湯たんぽを抱えて温まり、暖房費を節約している」(女性30代、山梨県)
自分でヘアカット
  • 「美容院代の節約のために、自分で白髪染めしてカットもしちゃう」(女性40代、福井県)
節約レジャー
  • 「映画はシネコンでレディースデイ・映画の日に1,000円で観ている。また自転車で行くので交通費は使いません。チケットの半券を施設内での飲食店などでのサービスに利用して、美味しいランチなどを楽しんでいる」(女性40代、兵庫県)