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いよいよ増税!導入前に買うものは?

いよいよ4月から増税が始まります。現行5%から8%へ消費税がアップし、一般家庭の一年間の支出が約5〜10万円近く膨らむと予想されています。おそらく3月中に事前購入しておくもの、また4月以降からやや引き締めたいと考えているものもあるのではないでしょうか。そこで今回は「増税」をテーマに、皆さんのご家庭の増税に向けた対策を聞きました。

6割以上が「増税肯定派」−「少子高齢化」「財政赤字」「震災復興」でやむ得ず

増税に納得している?

SA(単回答)

4月から消費税増税となりますが、さて皆さんは今回の増税をどのように感じているのでしょうか。「少子高齢化を考えると、やむを得ない」(男性40代、新潟県)など、「納得している」と回答した人は5.6%。さらに「家計にとっては大きな影響があるが、日本が破綻してしまってはいけないので」(女性40代、愛知県)など、「仕方ないと考えている」という声も56.9%を数え、全体の6割以上の人びとが「増税肯定派」であることが明らかとなりました。「少子高齢化」「財政赤字」「震災復興」などの問題を抱える現況を考えると、仕方ないと考えている人が多いようです。


その一方、「納得できない」という声も37.5%を占めました。主な理由は「無駄なお金の使い道が改善されてないのに、国民に負担させている」(女性40代、愛知県)など、増税前に「ばら撒き」「無駄使い」の一掃が先という声。また、中には「8%だと料金計算が面倒になるので困る。5の倍数の方が計算しやすい」(女性20代、北海道)など、計算に苦労しそうという不安も寄せられました。

4割以上が「(増税後)徹底した節約へ」−スマホ乗換えなど既に生活を見直した人も

4月以降、生活が変わる?

SA(単回答)

増税に伴って4月以降、皆さんの生活はどう変わると予想しているでしょうか。「負担がのしかかってくるので、安売りや特売品を徹底的に買う」(男性30代、兵庫県)など、「今以上に徹底した節約生活を心がけていく」と回答した人は43.4%。自由回答の中には「先日、スマホを使っていた会社から乗り換えて、月々の料金を見直したばかり」(女性40代、宮城県)など、すでに増税に向け、節約生活を開始したという人もいました。


その反面、「特に消費行動を変えるつもりはない」という声は23.7%でした。主な理由は「すでに極限まで絞った生活をしているので、これ以上あれこれ絞る生活をしていたら飢え死にしてしまう」(女性30代、東京都)など、これ以上の節約は無理という声。「食は自分の趣味やストレス発散にもつながっているので」(女性30代、和歌山県)など、無理な節約でストレスを溜めたくないという人もいました。また「節約する派」「変えない派」のほか、「正直、まだ分からない」という声も32.9%を占めました。自由回答の中には「節約しなければならないと思いますが、何から手をつけて良いのかわからない状況」(男性50代、北海道)、「数ヶ月間の家計の変化を見てみないと何とも言えない」(女性40代、愛知県)など、増税後に様子を見ながら節約策を考えたいという人も少なくありませんでした。

削りたい出費は「食費・外食」「レジャー」−春からは「内食・家飲み」「近場」へ

では家計負担の増加に伴い、皆さんが生活費の中で見直さなければならないと感じている出費は何でしょうか。最も回答が多かったのは「食費・外食費(飲み代含む)」(62.1%)でした。「お弁当持参に変更し、飲み会の参加回数も見直す」(女性50代、東京都)など、「外食」を抑え、家計に優しい「内食」「家飲み」にシフトするという声。中には「お菓子などの嗜好品を減らす」(女性30代、北海道)など、お菓子・デザート等を控え、家計とカラダをダイエットする人もいました。

■生活費の中で見直したい出費は?

1 食費・外食費(飲み代含む) 62.1%
2 光熱費(電気・ガス代など) 44.9%
3 趣味・娯楽費(旅行レジャー・趣味の道具など) 39.6%
4 通信費(携帯・スマホ、PCインターネットなど) 21.3%
5 自動車の維持費・ガソリン代(車検、駐車代など) 20.2%
6 お小遣い

18.5%

7 各種保険(生命保険・損害保険など) 11.8%
8 交通費 7.9%
9 教育費(お稽古事、子どもの塾など) 2.7%
10 住宅ローン(固定・変動金利など) 2.2%

MA(複数回答)/n=2690人


次に2位は「光熱費」(44.9%)。「各部屋の電気もこまめに消して、なるべく家族が一つの部屋で過ごして電気消費を減らす」(男性60代、千葉県)など、節電を強化するという声。さらに「携帯電話は高額。家族全員で安いプランに変更し、使い方も節制しなければと考えている」(女性30代、岡山県)など、4位にも「通信費(携帯・スマホ、PCインターネットなど)」(21.3%)が挙げられ、毎日使う電気・ガス代などの光熱費、食費、通信費など全くなくすわけにはいかないものの、消費税導入を機に、その利用方法を見直す人が多いことがうかがえます。


そのほか、「旅行を控えるか、近場もしくは無料の場所へ遊びに行くようにする」(男性40代、福井県)など、3位に「趣味・娯楽費(旅行レジャー・趣味の道具など)」(39.6%)。「(車での)高速道路料金や駐車場代など出費が沢山あるので、それらを控えて節約していきたい」(女性20代、山口県)など、同様5位にも「自動車の維持費」(19.7%)が続き、旅行やレジャーの頻度を減らそうと考えているご家庭もありました。春以降は「外食」「遠出」から「内食・家飲み」「近場」への移行する傾向が高まりそうです。

半数以上が「増税前の事前購入」に前向き−増税前契約で結婚式も安く

3月中に買いたいものはある?

SA(単回答)

4月以降、「節約を徹底する」という声は4割以上を占めましたが、増税前の3月中に必要なものを買っておきたいと考えている人はどの位いるのでしょうか。「オーブントースターはまだ使えるが、10年以上使っているので増税前に買いたい。ネットショップで物色しているところ」(女性40代、兵庫県)など、「3月中に買いたいものがある」と回答した人は23.2%。さらに「10年くらい使っていたパソコンの調子が悪くなっていたので、この機に買い換えた」(男性30代、神奈川県)など、「すでに買ったものがある」という声も30.3%を数え、全体の半数以上の人びとが「増税を意識した事前購入」に積極的であることがうかがえます。自由回答の中には「結婚式は増税前に契約して、増税分を式場負担してもらえる場所に決定した」(女性20代、山口県)など、増税前契約で式費用を浮かせたという人もいました。


その反面、「情報にあおられて無駄なものは買わない」という声も34.8%を占めました。主な理由は「増税するからと買い物しすぎるのも逆に無駄遣いなので、本当に今必要なのかを考えてから購入する」(女性30代、新潟県)など、増税前の「衝動買い」に気を付けているという声。「引き上げ後の反動で消費が落ち込む危惧がある。引き上げ前後に意識して購買計画を立てない」(男性70代、徳島県)など、4月以降の景気の落ち込みを心配する声。さらに「駆け込み購入の影響で、4月以降に価格が下がるものが出てくるのでは…」(男性50代、大阪府)など、増税による消費の冷え込みから、4月以降の値崩れを予測する人もいました。

「日用品」「食品」「お酒」など、消費期限や保存性の高い商品に人気集中!

半数以上の人びとが「増税前購入」に前向きでしたが、具体的にはどんな商品を買い置きしたい(既に買った)と考えているのでしょうか。次にランキング形式で見ていきましょう。堂々の人気ナンバーワンは「日用品・雑貨(ティッシュ、キッチン用品など)」(47.6%)でした。「4月以降も必ず使うティッシュ、トイレットペーパー、シャンプー、石鹸など日用品を購入した」(男性30代、東京都)など、いくらあっても困らない「日常使いの消耗品」を事前に購入するという声。さらに「缶詰、冷凍食品などは、できるだけ買い置きしておく」(女性50代、東京都)など、2位に「食品類」(33.9%)、3位にも「お酒」(29.8%)が挙げられ、日用品と同じく、ストック性の高い「消費期限の長い食品・飲料」を買い求める人が目立ちました。自由回答の中には「ビールを50ケース注文し、来週末に届く。一気に来たら、家の床が抜けないかと心配している」(男性30代、東京都)など、嗜好品を数カ月分まとめて箱買い・大量購入する人もいました。

■増税を意識して買うものは?

1 日用品・雑貨(ティッシュ、キッチン用品など) 47.6%
2 食品類(米、水、冷凍食品など) 33.9%
3 お酒 29.8%
4 化粧品・健康食品など 22.1%
5 白物家電(洗濯機、冷蔵庫、オーブンなど) 21.0%
6 パソコン・周辺機器

15.5%

7 タバコ 9.7%
8 AV家電(テレビ、HDD・ブルーレイレコーダーなど) 9.4%
9 靴・鞄など 8.6%
10 スーツ・洋服など 8.5%

MA(複数回答)/n=1486人(購買意欲を持つ人)

「化粧品・健康食品」「靴・鞄」など、増税は春先の女性のオシャレにも影響

続いて、4位は「化粧品・健康食品など」(22.1%)。「いつも使っているメーカーの化粧品や化粧水、ファンデーション」(女性30代、愛媛県)など、毎日使う美容・健康関連商品のストックは、特に女性回答(男性=9.6%、女性=31.6%)に目立ちました。さらに「交通費節約にもなるため、歩きやすく足に合った靴を買った」(女性60代、静岡県)など、同様9位に「靴・鞄など」(全体=8.6%、男性=7.4%、女性=9.6%)、10位にも「スーツ・洋服など」(全体=8.5%、男性=6.7%、女性=9.8%)が挙げられ、化粧品やファッションアイテムの購買を優先する女性が多いようです。自由回答の中には「美容室へ行く予定を早めた。私の髪は超ロングなので、パーマ、カット代が案外高く大きな出費なので」(女性40代、愛知県)など、増税は春先の女性のオシャレにも、強く影響を与えていることがうかがえます。

「パソコン」「AV機器」「タバコ」など、男性は趣味・嗜好品を事前購入へ

その一方、男性回答に目立ったのは、6位「パソコン・周辺機器」(全体=15.5%、男性=21.8%、女性=10.7%)です。「パソコンのOSのサポート期限が迫っているため、買い替えを予定」(男性40代、東京都)など、「ウィンドウズXP」のサポート終了が4月に迫っている状況とも重なり、パソコンの買い替えを急ぐという声。さらに「80GBのDVDデッキを、1TBのブルーレイに買い替えた」(女性40代、北海道)など、8位にも「AV家電(テレビ、HDD・ブルーレイレコーダーなど)」(全体=9.4%、男性=11.9%、女性=7.5%)が挙げられ、女性が「美容・ファッション」に高い購買意欲を持っているのに対し、男性は「デジタル家電」の事前購入に積極的でした。そのほか、「タバコは必ず消費するものだから、買いだめをしておくつもり」(男性70代、埼玉県)など、喫煙男性では「タバコ」(全体=9.7%、男性=12.1%、女性=7.9%)のカートン買いも目立ちました。


また高額商品では「15年乗っていた車を、この機会にと思い新車に!」(女性40代、愛知県)、「子ども乗せタイプの電動自転車を買った。3%増えると大きいので」(女性30代、埼玉県)など、マイカーや電動自転車等、家庭内の移動手段を見直すという声。「外壁のリフォームはいずれやらないといけないので、増税前にやっておく。金額が金額だけに結構違う」(女性40代、愛知県)、「かなりお高いソファー、悩んでいたけれど購入決定となりました。こんな機会がなければ悩んだまま買えなかったから」(女性30代、鹿児島県)など、自宅のリフォームや部屋の模様替え等、増税で「高額商品」の購買決定を後押しするきっかけとなったという人もいました。


今回は来月に迫った「消費税増税」を控え、現状の心境および増税前の事前購入について、皆さんのご意見を聞いてきました。「(消費税増税を)納得している」「仕方ない」という声は6割以上を数え、国民負担の増加が避けられない中で、意外にも「増税肯定派」が多数を占めました。こうした背景には「少子高齢化」「財政赤字」「震災復興」等々、暗雲漂う日本の将来を見据え、仕方がないと考えている人が多いことがうかがえます。特に今回の増税は「福祉目的」が明言されており、「私たち国民も文句を言っている場合ではない」と受け入れている人が結構多いのではないでしょうか。あとは私たちの税金が、年金や医療、介護などに無駄なく使われ、将来に対する不安が少しでも解消されることを祈るばかりです。また増税前の「駆け込み需要」に対しては、意外に冷静に受け止めている人が多く。「(不必要なものを)衝動買い」というよりも、もともと購買検討していた商品の購入を「計画よりもやや早めた」という声が本音かもしれません。そういう意味では、やや持ち直し始めていた経済が、増税後の消費の縮小で後退しないか気になるところです。


さて4月以降の消費税増税で、日本、そして私たちの生活はどう変わっていくのでしょうか。しばらくは動向を見守りながら、その真価を見極めていきたいものです。