

アサヒグループはグループ理念“Asahi Group Philosophy”の施行に伴い、「アサヒグループ環境基本方針」を見直しました。
「アサヒグループ環境基本方針」は、アサヒグループが「自然の恵み」による多くの商品の原材料を使用する企業グループとして環境に対する方針を定めるものです。アサヒグループ全従業員が本方針を遵守することで、環境の課題に対して積極的に取組むことを目的としています。
アサヒグループは、水や農作物など「自然の恵み」を享受して事業活動を行っています。最高の品質を追求し、期待を超えるおいしさを創造し続けるために、この度、取組むべき環境に関わるリスクを整理し、改めて課題を設定しました。そして2019年、これまでの環境ビジョンを刷新し「アサヒグループ環境ビジョン2050」を策定しました。
アサヒグループは、2050年までに、事業活動における環境負荷ゼロ(ニュートラル)を目指します。それとともに、アサヒグループの独自技術を活かし、社会により多くの環境価値を創出(プラス)を目指すことで、事業成長とともに持続可能な社会の実現に挑戦します。
取組むべき環境に関わるリスクと課題
アサヒグループ環境ビジョン2050全体像
目標(KPI)
関連情報
アサヒグループホールディングス(株)は、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)」の提言に賛同しています。
TCFDの提言に賛同することにより、気候変動が事業に及ぼすリスクと機会についての分析と対応、関連する情報の開示を進めていきます。
関連情報
地球が誕生して以来、長い時間をかけて私たち人間も含めた様々な生物が生まれ、繋がりあって生きてきました。この生物多様性がもたらす恵み(生態系サービス)によって、私たちの命や暮らしは支えられています。
将来にわたり、私たちが生物多様性の恵みを享受していくためには、社会を構成する私たちが連携して生物多様性を守り、その恵みを使い尽くすことのないよう持続可能な利用をしていかなければなりません。事業者も社会の一員として、重要な役割を担っていくことが期待されます。
1992年のリオデジャネイロサミットで「地球温暖化防止」と並ぶ世界的な条約として採択された「生物多様性保全」は、地球上の生態系バランスを保っていく上で必須の課題です。アサヒグループは生物多様性に配慮した事業活動を実践していくために、生物多様性保全活動の基盤となる考え方や方針をまとめ、国内酒類業界では初となる「生物多様性宣言」を2010年3月に策定・公表しました。
地球上のさまざまな生きものは、それぞれが役割をにない、バランスを保ちつつ、相互につながって生きています。
きれいな空気や水、おいしい食べ物や飲み物、私たちが日々生きていくために必要なすべてのものは、さまざまな生きものたちが与えてくれる自然の恵みです。
水や穀物など、自然の恵みを用いて事業活動を行う私たちアサヒグループは、生物多様性を尊重し、より豊かな自然の恵みを守り、育み、次の世代へ伝えていきます。
1. 生きものたちのすむ自然を守ります。
2. 自然の恵みを大切に活かします。
3. 世界中の人々と一緒に取組みます。
※社団法人日本経済団体連合会(経団連)生物多様性宣言を参考に、アサヒグループ独自の生物多様性宣言を策定しました。