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アサヒグループのCSV アサヒグループのCSV

アサヒグループのCSV

アサヒグループのCSV

アサヒグループは、水や穀物など、自然の恵みを用いて事業活動を行っています。地球環境や人間社会が持続可能なものであってはじめて、私たちは、お客様に、安全・安心な製品をお届けすることができます。

アサヒグループは、「中期経営方針」の3つの重点課題のひとつである「ESGへの取り組み強化」の一環として、「自然の恵みで”おいしい!”の未来を創る」ことを目指して、アサヒの強みを活かしたCSV戦略の展開を推し進めています。

アサヒグループの各事業会社は、創業以来、幅広いリソースや知見を積み重ねてきました。それは、ビール醸造に必要な酵母や乳酸菌研究などで培われた技術力や、『スーパードライ』をはじめとしたブランド力、最適生産・管理・供給体制を実現するための実行力とスピードです。これらの強みを、アサヒグループのCSR活動領域である「食と健康」、「環境」、「人と社会」に投入し、最大限に活用することで、財務的価値と社会的価値を両立し、新たな企業価値の創造を目指します。

アサヒグループのCSV

CSV事例
ビールの副産物を活用し、食の課題の解決を目指す

世界的な人口増加や気候変動により、食糧不足の不安が高まる中、安全・安心な食糧供給への取り組みが求められています。アサヒグループでは、ビール醸造の副産物である「ビール酵母細胞壁」が持つ植物の免疫力を引き上げる力に着目し、新たな農業資材の開発を2004年より進めてきました。

ビールの醸造後には副産物としてビール酵母が残ります。この醸造後の酵母は、天然素材ビール酵母『エビオス錠』の原材料として活用したり、分解して抽出した「酵母エキス」を調味料などの原料に活用したりしていましたが、水に溶けない「酵母細胞壁」の部分については、植物に吸収させることができないため、これまであまり有効活用をしていませんでした。

ビール酵母

ビール酵母

しかし、この「酵母細胞壁」の活用について約10年の研究を行った結果、アサヒグループの独自技術で「酵母細胞壁」を加工処理することによって、植物への吸収性を高める資材の開発に成功。その結果、農薬の使用量低減と、作物の収穫量の増加を両立できる農業資材ができました。実際にトマトや稲などの作物でテストしたところ、驚くほど根が伸び、病気にも強い作物ができることを実証しました。

「酵母細胞壁」を活用した農業資材を使用したイネ(右)と通常栽培のイネ(左)

「酵母細胞壁」を活用した農業資材を使用したイネ(右)と通常栽培のイネ(左)

この農業資材は、農薬や化学肥料の使用量を抑えられるため、安心・安全でありながら、品質の工場、土壌の改良といった様々な効果が期待できます。さらに、農作物の収量の増加によって、収穫量当たりの温室効果ガスの排出量削減も実現できます。

事業を通じてこれらの社会的課題の解決を図っていくために、アサヒグループは2017年にアサヒバイオサイクル(株)を設立しました。現在は、農業や林業、造園に携わるステークホルダーと連携し、社会的に課題となっている耕作放棄地の再活用を実現するなど、技術革新や価値の創造に取り組んでいます。

農薬や化学肥料の使用も抑えたまま、植物の成長を促進できるという点を活用し、この資材は、農業の分野だけでなく、ゴルフ場や校庭でも活用されています。例えば、ゴルフ場のグリーンを維持するためには、大量の農薬を使わなくてはいけません。このグリーンに農業資材を使ってみたところ、わずか10日間で青々と生い茂るという効果がありました。農薬や化学肥料の使用も抑えながらも、根がしっかり張ることで、プレーに適した芝生を維持することができます。

今後アサヒバイオサイクル(株)では、この農業資材を日本だけでなく東南アジアや北米など海外への販路開拓も進めていきます。「ビール酵母細胞壁」を活用した農業資材を通じて、安全・安心な食糧供給や、環境保全型農業の実現に貢献していきます。

ビール製造技術における副産物を最大限に活用
CSRマネジメント
CSR活動領域:食と健康
CSR活動領域:環境
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