若武者育成塾 若武者BLOG

若武者BLOGとは?

若武者育成塾とは、地元の地域の環境・食の課題を考え、解決に向けて行動できる未来のリーダーを育てる高校生向けプロジェクト。このブログでは、若武者育成塾での合宿の様子や、参加した高校生が各地域において活動する様子をお伝えしていきます。

2011年05月

 平成23年5月14日(土)午前10時から午後3時ごろまで第2回彩都凸凹たんけん隊が彩都西公園で開催されました。活動内容はチャレンジ木工作、ダンボールでつくろう、マイフラッグやこいのぼりをつくろう、バタフライガーデンそだての4つでした。

 本校からはビオトープ部の3年生3名、2年生3名、1年生2名の合計8名が参加し、バタフライガーデンの除草を行いました。当初、地域住民の方にも除草をお願いする予定でしたが、雑草と植栽した植物の区別がつかないため、本校の生徒だけで除草しました。住民の方とこのイベントに協力していただいている大阪大学の学生さんには植物の間にチップ(剪定枝を破砕したもの)を敷いていただきました。この作業をマルチングと呼んでいます。これを敷くことによって雑草の発生をかなり抑えることができます。専門的な話になりますが、雑草の種子は好光性種子が多く、光が当たらないと発芽しないという特徴を持っています。そのためマルチングすると雑草の種子に光が当たらないため、発芽しにくくなります。

 午前中は雑草抜きに追われましたが、ほぼ2時間で雑草をほぼ取り終えることができました。昼食後、ビオトープ部で蝶の調査を行いました。バタフライガーデンからスタートし、彩都西公園を経て、川合裏川の河川敷に降ります。バタフライガーデンではアゲハチョウ、モンシロチョウ、ベニシジミが確認されましたが、彩都西公園ではまったく蝶は飛来していませんでした。それに比べ河川敷ではヒメウラナミジャノメが多数飛来しており、カワジシャの花に吸蜜しているものもいました。往路と復路で調査をしましたが、この調査法をルートセンサス法と呼んでいます。11月まで調査を行い、調査結果を解析したいと考えています。

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バタフライガーデンの除草作業             剪定枝チップをマルチングしました

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川合裏川で蝶類調査をするビオトープ部

  • 第2回彩都凸凹たんけん隊が開催されました

  • 大阪府立園芸高等学校

  • 2011.05.23

  • 平成23年5月14日(土)午前10時から午後3時ごろまで第2回彩都凸凹たんけん隊が彩都西公園で開催されました。活動内容はチャレ...

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 蝶の幼虫が食べる植物である食餌植物を植えれば、それを食べる蝶が飛来・産卵に訪れると思いがちですが、実際には訪れるとは限りません。食餌植物をバタフライガーデンに植栽するときは事前にその地域に生息している蝶を調査します。

そのデータに基づき食餌植物を選定するのが原則です。本当は現地調査することが望ましいのですが、できないときは地域の昆虫同好会等の調査結果を使用します。蝶類調査から食餌植物を選定しているのだから、蝶が飛来すると思いますが、思うようにならないのが実情です。自然を相手にしているのだから仕方ないことですが、目的とした蝶が飛来したときは感動を覚えます。

 大阪府立城山高校に造ったバタフライガーデンにジャコウアゲハの食餌植物のウマノスズクサを植栽しましたが、この蝶が飛来するまで9年もかかりました。なお、ジャコウアゲハと同じウマノスズクサを食べるホソオアゲハが8年目に飛来しました。豊能町にはまだホソオアゲハが生息していないと思っていましたが、この蝶が飛来する姿を見てとてもびっくりしたことを未だに覚えています。大阪府立園芸高校にもウマノスズクサを植栽しましたが、植栽した年にジャコウアゲハが飛来・産卵しました。このようにバタフライガーデンの主役である蝶の気まぐれで飛来したり、しなかったりします。

 彩都バタフライガーデンにはドイツスミレやスミレ、パンジーの花が咲き始めました。他の植物もようやく芽が伸びだしたところです。しかし、残念ながら蝶はまったく飛来していませんでした。このバタフライガーデンが設置されている彩都西公園ではわずかにツバメシジミが飛来しただけでした。それに比べ公園の近くにある川沿いの自然林周辺では4月からの調査でツバメシジミ、ベニシジミ、ヒメアカタテハ、キタテハ、キチョウ、モンキチョウ、ヒメウラナミシジミが確認されています。一度破壊された場所に生き物が戻ってくるにはかなり長い年月を必要としていることを示しています。

 ビオトープ部ではバタフライガーデンだけでなく、彩都西公園および自然林周辺で蝶類調査を行い、その結果をまとめていきたいと思っています。

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ウマノスズクサを食べるホソオチョウ          屋根裏で蛹化したジャコウアゲハ

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彩都バタフライガーデンで開花したドイツスミレ   通学路で開花したスミレ

  • 彩都バタフライガーデンと蝶の復元

  • 大阪府立園芸高等学校

  • 2011.05.23

  • 蝶の幼虫が食べる植物である食餌植物を植えれば、それを食べる蝶が飛来・産卵に訪れると思いがちですが、実際には訪れるとは限りません...

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