若武者育成塾 若武者BLOG

若武者BLOGとは?

若武者育成塾とは、地元の地域の環境・食の課題を考え、解決に向けて行動できる未来のリーダーを育てる高校生向けプロジェクト。このブログでは、若武者育成塾での合宿の様子や、参加した高校生が各地域において活動する様子をお伝えしていきます。

記事をシェアしてね!

記事をシェアしてね!

【京都府立大学での土壌分析レポート】

11月28日(日) 若草山でのサンプリングした土壌を、京都府立大学の石井研究室で分析を行いました。

10時に府立大学へ集合石井研究室へ
3年生以外は土壌分析には、初参加のため石井先生に菌根菌の抽出についてのレクチャーを受ける。
実験1.JPG

(若武者育成塾からは、大丸・籔田が参加しています)

最初は、抽出用の土壌(10g)を各採種土壌から分離、感染率も測定するため植物根も採種。
実験2.JPG 実験3.JPG

実験室に移動して、最初は菌根菌の感染状況を見るために植物根の漂白から開始。
実験4.JPG 実験5.JPG 実験6.JPG

試験体は全部で11個体(7月採種5個体・11月採種5個体・対象区1個体)です。
実験7.JPG

漂白のあと染色を開始!時間がかかるため石井先生の圃場を見学!
実験8.JPG

果樹園では、10年間農薬・肥料を一切与えていないとのこと。
すべて菌根菌によって環境調整されているという説明でした。
ここでの菌根菌の宿主は、ナギナタガヤ(イネ科)!ノシバと共通するものがあります。
実験9.JPG

説明が終了後昼食!(この時点で1時になっていました)

いよいよ、午後からの実験開始!(2時)
実験10.JPG
まずは、染色した根をプレパラートへ!
実験11.JPG

これを実体顕微鏡で見て、感染状況を確認!
少しKOHに漬けすぎたのか、根の表皮(キューティクル)の剥離が激しく少し見にくいとのこと!
実験12.JPG
分析2.JPG 分析3.JPG

次は、菌根菌の胞子の抽出!
実験13.JPG

昨年は、環境負荷に弱いいため、発見例が少ないスクレロサイシスを発見しましたが、今年はどうだろうか?と期待と不安で抽出を開始!

45μmと125μmのふるいで丁寧に土壌と菌根菌を分離!
3回同じ作業を繰り返して抽出しました。
実験14.JPG 実験15.JPG

いよいよ顕微鏡で確認しました。
実験16.JPG 実験17.JPG 実験18.JPG 分析1.JPG

そこで今年も発見!スクレロサイシス!しかも形成途中の個体と完成型及び分離した胞子の3個体も!
分析4.PNG

その上、未発見と思われる胞子も!
分析5.JPG

石井先生曰く、若草山の土壌は菌根菌の宝庫!
「都市に隣接した環境で、このように多様な菌根菌が生息するのは、本当に稀少であるし、ノシバ(イネ科)が育んでいる」とのことでした。

気がつけば日が暮れて、時計を見ると午後8時!
本日の作業はここで終了しました。
後日また、京都府立大学に行き、分析を継続します。

【私達の感想】
「ほとんど座ること無く実験を行ったので本当に疲れました」(エリカ)

「菌根菌を探すのに顕微鏡を見すぎて、目が痛い!」(マコ)

研究班一同