若武者育成塾 若武者BLOG

若武者BLOGとは?

若武者育成塾とは、地元の地域の環境・食の課題を考え、解決に向けて行動できる未来のリーダーを育てる高校生向けプロジェクト。このブログでは、若武者育成塾での合宿の様子や、参加した高校生が各地域において活動する様子をお伝えしていきます。

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10月の活動報告「麻農家にて」

遅くなりましたが栃木農業高校の10月の活動報告をしたいと思います。
10月は麻農家さんの家にお邪魔して麻の繊維の特徴や特性について教えてもらいました。そして、その話をもとに麻の様々な活用方法を考えました。
麻は収穫した後に「湯かけ」を行います。湯かけとは麻束にし、熱湯にくぐらせて表皮などの余分な水分を取り除き、麻を乾燥しやすくし、皮をはぎやすくするための作業です。そして、湯かけした麻は翌朝に天日で良く干します。
干した麻は次に麻の茎から皮をはぎ取る「アサハギ」の作業を行います。これは、麻の茎から皮をはぎ取る作業であり、このときに使用目的のない「クズ麻」が発生します。
そこで私達は古くから使われてきた土壁造りの壁に麻クズを利用できないかと考え、まずは土壁の特徴を調べました。土壁は乾燥したら割れにくく、調湿機能に優れ、湿気を吸い取ってくれます。さらに、夏は涼しく乾燥させ、冬は暖かくするので、家の中に塗るのが向いています。静電気を帯びないため、汚れがつかないのも特徴です。
この特徴を活かしながら私達は石灰と麻クズを5%混ぜて土壁の材料にし、実際に民家の壁に塗りました。麻クズは丁度良いつなぎとなりさらに土壁の機能性を高めてくれました。
さらに、余分な麻ガラも建築の材料に使えないかと思い考えたところ、麻ガラは断熱材に丁度良いのではと考え実際に使用したところ、麻ガラは断熱性にすぐれていることがわかりました。一般的に使用している断熱材は発泡スチロールを使用していて、発泡スチロールは作るときにたくさんのCO2が発生してしまいますが、麻ガラの場合は発泡スチロールよりも少ないCO2がでます。
このことをふまえてこれからも様々な活動に積極的に活動していきたいと思います。
これらの活動を行う中シカなどの発生が多くなり稲やソバ、こんにゃくなどが収穫を迎えるため農家ではその対策に頭を悩ませています。そこで私達の開発した動物ロープを張ることを計画しました。さらに野生動物はけもの道を作りその場所を通る性質があります。このけもの道の周辺に彼岸花の球根を3000株植え付けました。この彼岸花の球根には、アルカロイドといわれる毒性の物質が含まれ野ネズミやモグラを駆除することが出来ることが分かりました。日本の伝統風習を応用した彼岸花の植栽活動を普及させることができました。
今後も積極的に活動して行きたいと思います。
以上が10月の活動報告です。


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この写真はイノシシ被害の多いソバ畑に麻縄ロープを張り付けているところです。
作業をしに行った日はソバの花が咲いていてとても綺麗でした。
今後、麻縄ロープを張ってどれくらいイノシシ被害が減るのか調査して行きます。


2011110102.jpg

この写真はソバ農家さんに麻縄ロープを説明しているところです。
麻縄ロープの特徴や効果を説明し、私たちの手で麻縄ロープを張りました。
今後も一緒にソバ畑を守って行きたいと思います。

コメント

麻の栽培などについての方法、とても興味深いですね!
活用方法含め、知らない人が沢山いると思います。

皆さんの活動を含め、地域のより多くの人たちに麻の魅力、活用方法などを知っていただくことも一考の価値ありかと思います。

引き続きがんばってくださいね!

投稿者:日本環境教育フォーラム 塚原

2011.11.02

地元の方と協力して活動を進めているみたいですね!いい結果が出ると良いですね。
先月の報告にあった市役所やJAなどとの協同について、進展があれば報告してもらえるとうれしいです。この実りの時期が終わればどうぶつロープの成果が見れそうですね。楽しみにしています!
またくず麻についての説明がとてもわかりやすかったです!
麻を無駄なく利用するために、様々な利用方法を考えているということが伝わってきました。

投稿者:チームアシスタント 西井

2011.11.15