若武者育成塾 若武者BLOG

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若武者育成塾とは、地元の地域の環境・食の課題を考え、解決に向けて行動できる未来のリーダーを育てる高校生向けプロジェクト。このブログでは、若武者育成塾での合宿の様子や、参加した高校生が各地域において活動する様子をお伝えしていきます。

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小学生との川の調査 報告

10月9日、10日の2日間、NPO法人「川・まち・人プロデューサーズ」が主催する「小学生との川での体験学習」に参加しました。この体験学習は小学5・6年生約50名が参加しました。私たちは、日頃川の研究班で学んだことを生かし、魚の取り方や川の汚れの測定の仕方を教えるなど、少しながらお手伝いさせていただきました。地域の人に自分たちの活動を還元できた、貴重な経験になりました。

○1日目  小山川と元小山川(埼玉県本庄市)の調査
 まず、小山川千本橋付近で調査を行いました。初めに、代表の小学生たちに、DOやCOD、NO3やPO4や透視度を測定してもらいました。子供たちは、測定に対して難しそうなイメージがあったようでしたが、パックテストなどで簡単に調べられることを知って驚いていました。水生生物の調査では、魚が取れず苦戦していましたが、NPOの方に取り方のコツを教えてもらうと、すぐたくさんの魚が取れるようになりました。小学生たちはあまり川に入ったことのない子でも、網に魚を追い込む足さばきが素晴らしかったです。調査が終わると、取れた魚の種類と数を数えました。今まで見たことのないくらい、多くの魚を捕る方ができ、中には絶滅危惧種のギバチの姿も見られました。最後に、魚の内臓とってからあげにして、おひるごはんとしていただきました。気持ち悪がっていた女の子たちも、夢中になって内臓をとっていたのが印象的でした。川魚は肉厚でふわふわしていておいしかったです。
 次に、元小山川の調査をしました。小山川と同様に川の汚れを調べ、水生生物の調査をしました。元小山川は、DO、COD...どれにおいても小山川より汚かったです。元小山川は水質が悪く川幅が狭いため魚がいないかと思いましたが、小学生たちは草の陰を中心的に狙って魚を取っていました。アメリカザリガニで遊んでいる子供たちもいて、近くに遊び場となる川があってうらやましく思いました。

○2日目 結果の発表と最後の川遊び
 2日目は、1日目の調査結果を班ごとに発表しました。班員で協力して大きな模造紙に、取れた魚の数と種類、水質などデータを書き込みました。小学生たちから「ギバチがぬるぬるして気持ち悪かった。」「元小山川が汚くて、魚が少なかった。」「シマドジョウはきれいな川にしかいなかった。」など様々な意見が出ました。すべての班の発表が終わると、NPOの方にお話しをいただきました。
 2日間の締めくくりに、小山川で水生生物を取りました。昨日の調査で小学生たちは魚の取り方をマスターしていて、魚がいそうな場所を考えながら、もくもくと網を動かしていました。私たち川の研究班では、きれいな川にしかすまないサワガニと大きなゲンゴロウブナがとれて、嬉しかったです。

  今回の体験学習のねらいは、「知識的なことよりも先に、まず川を感じてもらうこと」でした。川に入り、魚を取って触れて、自分で調理して食べる。川に入ったことのない子はもちろん、何度か川に入ったことのある子にとっても、普段はできない興味深い経験となったようです。
 私も、ここまで長時間で大規模な調査に参加したのは初めてでした。魚の名前や見分け方に関する知識も付き、自分自身も以前より成長できたのではないかと感じています。ボランティアとしての参加でしたが、小学生の質問に答えられないなど至らない点がたくさんありました。詳しく教えられるよう、川の調査1回1回で出来るだけより深い理解をしていきたいです。 また、小学生たちの素直な感想を聞いたり、川での楽しそうな様子を見たりして、川の心地よさを感じる気持ちがさらに強くなりました。これからも調査の際は、研究対象としての視線だけではなく、ひとや生物の生活に結びついている川という姿勢を持ち続けたいと思います。