アサヒグループホールディングス株式会社 統合報告書 2015
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コーポレート・ガバナンスhttp://www.asahigroup-holdings.com/company/governance/internalsystem/WEB内部統制当社は、取締役会において、取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他業務の適正を確保するための体制(内部統制システム)につき決議し、以下の通り公表しています。なお、会社法等の関係法令の改正を踏まえ、2015年4月30日の取締役会決議にて、その内容を改正しています。その方針のもと、当社及びグループ会社の内部統制システムを整備・運用し、内部統制の目標を効果的に達成するため、当社の内部監査を担当する部門とアサヒ 内部統制システム当社は、「アサヒグループ企業行動指針」に定める「公正で透明性のある企業倫理」に基づき、「アサヒグループ企業倫理規程」及び「アサヒグループ企業倫理ガイドライン」を定め、取締役、監査役及び従業員に対してそれらの遵守を求めています。同規程に基づき、当社及びグループ会社にコンプライアンス及びリスク管理に係る推進責任者を配置し、職制に応じた教育・訓練を通じて、コンプライアンスを推進しています。2015年は「ハラスメント」「情報管 コンプライアンス理」を重点テーマとして強化を図りました。また、グループ従業員に対して、匿名の「コンプライアンスアンケート」を年1回実施し、コンプライアンスに関する意識・行動など、当社及びグループ会社の実態を多面的かつ多層的に調査しています。2015年は全体として「現状のコンプライアンスレベルは高い水準にあり、総じて改善傾向がうかがえる」という調査結果となりました。当社は、2011年の純粋持株会社への移行に合わせ、リスクマネジメントの基本事項を定めた「アサヒグループリスクマネジメント規程」及びその具体的な運用を定めた「アサヒグループリスクマネジメント規程細則」を制定し、事業を取り巻くあらゆるリスクの予防と、危機発生を想定した危機管理体制づくりを強化しています。同規程に基づき設置された「リスクマネジメント委員会」において、アサヒグループ全体の横断的なリスク管理を行っています。2015年は4回開催し、各分野の リスクマネジメント所管部門が行った定期的なリスク調査の結果に基づき、「コンプライアンス」「情報」「品質」「環境・災害」「経営・組織・労務」「犯罪」「金融・資産」などのテーマで横断的に分析・評価を実施しました。また、「クリーン・ライン制度」により、問題の早期発見とその解決措置、問題の発生自体のけん制に効果を上げています。2015年は、新たな通報窓口として監査役を加えることにより、本制度の実効性を高めました。グループ内設置の内部監査を担当する組織が連携して、年間の監査計画に基づいて業務執行が適正かつ効率的に行われているかを監査しています。2015年は、グループ会社25社に対して監査を実施しました。また、財務報告に係る内部統制においては、アサヒグループ内設置の評価を担当する組織が、「財務報告に係る内部統制の評価及び報告に関する基本規程」に従ってグループ会社の内部統制評価を実施しています。54

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