アサヒグループホールディングス株式会社 統合報告書2016
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2016年の『ミンティア』ブランドは、発売20周年を記念した限定パッケージ商品や消費者キャンペーンの展開などにより、16年連続で売上を伸ばし、過去最高を更新しました。『ミンティア』は、1996年に日本メーカーとして初のミントタブレットとして誕生しました。2003年に当社グループがブランドを取得し、容器や味の改良に加え、ミント系からフルーツ系までさまざまなライフスタイルに対応した商品ラインアップの拡充により、「ブランド力」の向上に努めてきました。2013年のカルピスブランドとの共同開発商品『カルピス®×ミンティア』や2014年の大粒タイプ『ミンティアブリーズ』の発売など、ブランド資産を活用した新価値提案や高付加価値化を強化することにより、ブランド価値の向上を追求しています。これらの取組みにより錠菓子市場の拡大に貢献するとともに、2007年には売上金額でトップシェアを獲得し、以降、市場シェアを着実に高めています。Topic 2『ミンティア』ブランドの価値向上への取組み事業再編により食品事業の基盤強化を推進アサヒグループ食品(株)は、2016年1月よりグループの国内食品事業3社から製造機能以外の営業部門、マーケティング部門、研究開発部門、SCM部門、管理部門などの機能を承継し、事業を開始しました。事業再編に伴い、「選択と集中」による主力ブランドへの経営資源の投入に加えて、各社の得意先の一元管理による流通チャネルへの共同提案などにより、強固な事業基盤の構築に取り組んでいます。また、コスト面では、スケールメリットを活用した調達コストの低減や物流拠点の統合による共同配送、内製化の推進といった最適生産・物流体制の構築により、シナジーの創出に努めています。さらに、2017年7月には、3つの製造会社をアサヒグループ食品(株)に統合する予定であり、製造・販売体制の一体化により事業ガバナンスの強化を図るとともに、統合シナジーの最大化を目指していきます。Topic 1セグメント別事業概況71統合報告書 2016

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