2019年第2四半期決算説明会 主な質疑応答

A.当社は、新グループ理念や「中期経営方針」に基づいて、グローバルな成長基盤を拡大することを目指しており、買収事業は、その戦略に資するブランドやマーケティング力などを有している。日用消費財市場のボーダレス化が進む中、今回の買収により、日本・欧州・豪州の3極を核としたグローバルプラットフォームを構築することが可能となり、グローカルな成長戦略を推進していく体制が整う。

A.2009年以降、持続的な経済成長が続く豪州市場に本格進出しており、同市場に対する知見を蓄えてきた。豪州ではプレミアムビール市場の成長が継続しており、今後は、CUB事業が有する多様なブランドポートフォリオを軸とした成長に加えて、既存事業とのシナジーの創出などにより、売上収益や事業利益の成長を目指していく。

A.ほぼ同程度の売上規模となる既存事業とは、調達や物流などのサプライチェーンを中心にシナジーの創出を目指していく。また、CUB事業の優秀な人材がグループに加わることにより、グローカルタレントマネジメントの拡大など、グループ経営資源の高度化を推進していく。

A.上半期は、天候不順などにより、一部の国では販売数量が減少したが、各国でプレミアム戦略が着実に進展していることに加え、マーケティング投資をはじめとしたコスト全般の効率化などにより、計画を上回る増益を果たしている。

A.本年5月、各国の『スーパードライ』の担当者が一堂に会した「スーパードライ・グローバルカンファレンス」を開催するなど、ブランドのビジョンやミッションの共有を図っている。今後は、重点地域の業務用市場において、ターゲット層に対して共通したブランド訴求を強化し、ブランド価値を高めた上で家庭用市場への拡大につなげていく。

A.消費増税後に消費マインドが低迷することを懸念しており、様々な販促展開により需要喚起を図っていきたい。特に『スーパードライ』のブランド価値の再強化に軸足を置いた取組みを強化する。来年は、東京オリンピック・パラリンピックや酒税改正を控えており、これらを機に、改めてお客様とビールとの接点を増やすことに注力していく。

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