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平成25年(2013年)12月期 第2四半期決算説明会 主な質疑応答

今期の業績は猛暑効果もあり安心感があるが、来期の増益要因をどう見ているのか。
今年2月に発表した中期経営計画2015では、当社は、売上成長による利益の拡大を目指している一方で、3ヵ年で300億円の収益構造改革を計画している。売上については、消費税増税も含めて不透明な部分もあるが、グループ全体で収益構造改革に前倒し取り組んでいくことで、着実な増益を目指していく。仮に計画通りに進まない事業があっても、グループ全体でカバーしていくことで増益を果たし、中期経営計画のKPIであるROEとEPSの着実な向上を図っていく。
今期は、飲料事業の収益性が大幅に向上しているが、来期以降も更に利益水準を向上させることができるのか。
中期経営計画では、2015年の飲料事業の営業利益率を5.5%まで向上させる計画としている。その目標を達成するために、今後も、「強み」に集中したブランド投資による売上拡大やコストコントロールの更なる強化に加えて、カルピスを含むシナジーを創出していくことで、利益水準を高めていく。
国内事業では、「強み」を発揮して利益目標を達成しているが、海外事業の今後の展望はどうなるのか。
当社が継続的に長期安定成長を実現していくには、国内事業で「強み」に集中していく一方で、海外での事業基盤の強化は不可欠である。そのために、今後もアジア・オセアニア地域を中心に、「スーパードライ」や「カルピス」などの強いブランドの活用や、現地の有力企業との合弁事業など、市場環境に合ったビジネスモデルを選択し、成長基盤の拡大に注力していく。
今後、オセアニア事業の収益性を改善させるための具体的な対策は。
オセアニア事業では、主力事業であるRTD市場の縮小の影響を受けている豪州酒類事業では、サイダーや輸入ビールなど成長カテゴリーでの商品ラインナップの拡充などにより、ブランドの育成に取り組んでいる。また、業務用市場では、飲料事業との販路の相互活用などにより、販売が低迷しているRTDカテゴリーを強化することで、収益性を改善していく。
アサヒ飲料社とカルピス社の営業部門の統合によるシナジーはどの程度期待できるのか。
今回の統合の目的は、従来から進めている協業の取り組みに加えて、売上とコストの両面からシナジーを拡大する基盤を整備していくことにある。 今後は、両社のブランド力や営業力といったそれぞれの「強み」を活かし、トップラインの成長を図る一方で、物流基盤の統合や最適な生産体制を構築していくことで、目標である3ヵ年で60億円のシナジー創出に向けてスピードアップを図っていく。
既に高い酒類事業の利益率12%(酒税抜き21%)を更に高めていくことは可能なのか。
「強い」ブランドを更に強化していくことが最も重要だが、「強み」であるコスト競争力も更に強化していく。製造原価は、原材料市況や為替影響などがあるため、単年度で変動はあるが、中期的な視点で生産性を高めていくことで、限界利益率の更なる向上を図る。また、広告販促費をはじめとする固定費全般の効率化に加え、カテゴリー構成などのミックス改善を進めていくことで、着実な利益率の向上を目指していく。

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