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平成26年(2014年)12月期 決算説明会 主な質疑応答

さらなる企業価値の向上に向けて、具体的にどのようなことを考えているのか。
各事業の着実、且つ安定的な業績の向上と資本効率の更なる推進に加え、これらを達成していくための経営能力を持った人材育成が必要であると考えている。今後5〜10年先の経営環境を見据えて、事業戦略や経営資源の強化など様々な準備をしていくことが重要だと考えている。
国内酒類事業がキャッシュフローの源泉だが、競争環境が厳しくなることが想定される中、今後も安定的にキャッシュフローを創出していけるのか。
「アサヒスーパードライ」を中心に、常に変化する消費志向に機敏に対応していくことが必要である。そのためには、これまで強化してきたブランド力を基に、消費者ニーズに合わせながらコト消費に対応した情緒的な価値と技術革新による品質向上などの物性価値を同時に高めていくことで、キャッシュフローの拡大につなげていきたい。
今中期計画では、酒類事業はブランド力強化に注力していることもあり、営業利益率が伸びていないが、今後どのように高めていくのか。
目先だけでなく、中長期な視点に立ったブランド投資を強化しており、今後もブランド力が陳腐化しないように一定の広告販促費は投入していく。但し、費用対効果を見極めたブランド投資により収益性を高めていく方針である。
ビール業界において、本年、多数の新商品が発売される予定であり、それが収益性の悪化につながる可能性があるが、どのように考えているのか。
消費者ニーズが多様化する中、ブランド力を高めるためには、強いブランド資産を活用してポートフォリオを拡充していく必要がある。但し、この状況が永遠に続く訳ではなく、2〜3年後にはカテゴリー内でブランドが淘汰されていくことも想定される。それまでは収益性とのバランスを取りつつ、強いブランドを核として効率的な投資に努めていく。
飲料事業は、ここ2年間で市場シェアを拡大させながら収益性を向上させているが、どのような戦略が良かったのか。
商品面において、主力ブランドの強化と高付加価値商品をバランス良く展開できたことに加えて、コストコントロールなど管理体制を徹底的に強化したことが収益性の向上につながった。また、営業面においても数量だけではなく、利益を重視した販売戦略にシフトしたことも大きな要因の一つである。
国内酒類事業の全体に占める売上高や利益構成が大きいが、今後の食品事業や国際事業の展望を教えてほしい。
食品事業は、事業やカテゴリーが分散している面もあるが、各事業で主力ブランドを強化していくことでさらなる成長と収益性の向上を目指していく。また、国際事業においては、既存事業に加えて、我々の強みであるビールや飲料を中心として、さらに事業基盤を拡大することで、将来の成長ドライバーとして育成していく。

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