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平成27年(2015年)第2四半期決算説明会 主な質疑応答

国内ビール業界の競争環境が激しくなっているが、どのような対応をしているのか。また、脱デフレに向けた今後の戦略はどうなるのか。
国内の競争が激しくなっているのは事実だが、規律ある競争によってグローバルプレイヤーとの競争に備えていく必要がある。酒類事業では、コト消費の創出やビール類以外のカテゴリーも強化することで総合酒類化を進めている。流通を含めた業界全体の利益を毀損しないよう、競合との差別化を図りながら、強い事業ポートフォリオを構築していく。
次期の中期計画でもROEを高めていくためには、横ばいで推移しているROICを高める必要があると思うが、そうした指標の今後の考え方はどうなるのか。
次期の中期経営計画でもROEの向上をベースにする考え方は変わらないが、数値目標ありきということではない。そのためにどういった事業ポートフォリオを構築していくのかといった視点でROICという指標も取り入れていく方針である。
「スーパードライ プレミアム」をクオリティアップするとのことだが、これまでの総括と今後の課題は何か。
昨年度の発売時には、大きな話題性を提供しトライアルを獲得することが出来たが、リピーターの獲得に課題があったと考えている。9月のクオリティアップでは、「スーパードライ」との差別化やプレミアムとしての個性や魅力を消費者に理解して頂けるように、広告や販促で訴求していく方針である。
国内飲料業界において、さらに寡占化が進むことが想定されるが、3位以下のメーカーとしてどのような戦略をとっていくのか。
これまで、「三ツ矢サイダー」や「ワンダ」等の主力ブランドの成長やカルピス(株)のM&Aなどにより、事業規模を拡大してきた。今後も、「強み」に集中したブランド投資に加えて、更なる業界再編も見据えて戦えるポジションを築いていく。
中国の持分法適用会社(康師傅飲品社・青島ビール社)の業績が低迷しているが、今後の方針は。
中国市場の成長率が鈍化していることもあり、現時点では少し低下しているが、中国は中長期的な視点で見ていく必要がある。引き続き、当社の保有するノウハウ等を活用し、成長を支援していく方針である。
来年、飲料事業と食品事業の組織統合をするが、その狙いと効果はどの程度か。
狙いは3点あり、1点目は各企業の“強み”を集約し、より強い企業の集合体にすること。2点目は、統合シナジーの創出による収益構造改革を推進すること。3点目は、売上・利益の成長により、社員のモチベーションの向上を期待している。具体的な定量効果は次期中期計画に向けて今後具体化していく。

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