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ニュースリリース

アサヒグループホールディングスのニュースリリース

ニュースリリース

2011年08月24日
アサヒグループホールディングス株式会社

感性工学の観点から、飲み込みやすい錠剤の設計手法を開発
平成23年度 日本感性工学会 技術研究賞を受賞


〜アサヒグループ各社が発売するサプリメント商品に活用〜


 アサヒグループホールディングス株式会社(本社 東京、社長 泉谷 直木)の「食の基盤技術研究所」が取り組んできた研究「嚥下性に優れた錠剤形状の研究」が、日本感性工学会より、平成23年度 日本感性工学会 技術研究賞を受賞することとなりました。授賞式は第13回日本感性工学会大会(9月3日〜5日)において9月3日(土)に行われます。
 日本感性工学会 技術研究賞は、前年1月から12月までの論文誌「Kansei Engineering International」または「日本感性工学会論文誌」に所載の原著論文の中で、創意があり技術的に高い価値を有すると認められたもの1件にのみ授与されるもので、国内の感性工学に関する研究に与えられる各賞において権威あるもののうちの1つです。
 今回の受賞は、サプリメントの錠剤において、飲み込みやすい形状を科学的に検証し、飲みやすい形の錠剤を容易に設計する手法を開発した研究論文に授与されるものです。

 アサヒグループホールディングス食の基盤技術研究所は、感性工学※と最適化手法を活用して、嚥下えんげ (食物などを飲み込むこと)試験を実施し、錠剤の形状(錠剤の直径、錠剤の厚み、曲率半径)と飲み込みやすさの関係性を表した「嚥下性えんげせいマップ」を構築しました。この「嚥下性マップ」の活用により、単純に錠剤の厚みや直径が小さいものが嚥下性に優れるわけではないことや、錠剤の体積に応じて、それぞれ飲み込みやすい形状も異なることがわかっています(下図参照)。

■「嚥下性マップ」とは?

 なお、これまでの嚥下性についての研究で得られた結果は、アサヒフードアンドヘルスケア  株式会社(本社 東京、社長 川村 光)のサプリメントシリーズ「ディアナチュラ」に活用されています。また、アサヒフードアンドヘルスケアが9月5日(月)に新発売するグルコサミンサプリメント「筋骨グルコサミン」や、和光堂株式会社(本社 東京、社長 岩上 伸)が9月7日(水)にリニューアル発売する妊娠・授乳期の女性向け商品「ママスタイル」のサプリメントシリーズにも活用され、アサヒグループ各社の商品で実際に展開されています。
 アサヒグループでは、今回の研究開発結果を用いて、飲み込む力の弱い高齢者や小児にも適した、嚥下性に優れた商品開発を行っていくほか、品質やユーザビリティ向上のための様々な研究を続け、お客様の満足を追求し、新たな価値を提案していきます。

「感性工学」とは、人間が抱く商品に対する感性(イメージやフィーリング)と商品の物理的特性との相関関係を明らかにし、その結果を工学的な商品設計に落とし込む手法です。


■「平成23年度 日本感性工学会 技術研究賞」受賞論文について

 

論文    :嚥下性に優れた錠剤形状の研究   
著者    :佐藤英明、齊藤静男、林豊彦
掲載巻号 :日本感性工学会論文誌 Vol.9 No.2通号026号pp.137-143(2010年2月)


■本研究に関連する論文について

 

論文    :シニア世代にとって服用性に優れた錠剤形状の研究   
著者    :佐藤英明、齊藤静男、池田充宏   
掲載巻号 :日本感性工学会論文誌 Vol.10 No.3通号031号pp.417-423(2011年6月)