アサヒグループ学術振興財団 2017年度学術研究助成対象者 決定のお知らせ
~主として食・生活及び環境にかかわる科学と文化の研究を支援~
公益財団法人アサヒグループ学術振興財団(所在地 東京都墨田区、代表理事 髙橋勝俊)は、2017年度の学術研究の助成対象を決定しました。
今回の助成対象となる研究活動を推進する個人またはグループは、2017年4月から2018年3月までに研究を実施・推進する研究活動として、「生活科学」「生活文化」「地球環境科学」「サスティナブル社会・経済学」の4部門から、選考委員会における厳正な審査の上、145件の応募の中から22件を選定しました。助成総額は1,840万円となります。これにより、1985年度から2017年度までの助成件数累計は606件、助成総額累計は4億7000万円となります。
公益財団法人アサヒグループ学術振興財団は、人と社会の未来を展望し、主として食、生活及び環境にかかわる科学と文化の研究の助成支援を行い、この分野における学術研究の発展と、国民の生活文化の向上に寄与してまいります。
申請者 | 所属 | 役職 | 研究テーマ |
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高橋 恭子 | 日本大学 生物資源科学部 |
准教授 | 腸内フローラによる腸管上皮バリア機能の調節 |
望月 和樹 | 山梨大学 生命環境学部 |
教授 | 中鎖脂肪はカロテンの吸収促進を介し生活習慣病発症リスクを低減させるか? |
小林 謙 | 北海道大学 大学院農学研究院 |
准教授 | 母乳分泌に影響を及ぼす生理活性物質の探索と作用メカニズムに関する研究 |
山内 祥生 | 東京大学 農学生命科学研究科 |
特任准教授 | 栄養センサーmTORによる細胞内コレステロール感知機構と摂食シグナルによるその調節機序の解明 |
島村 裕子 | 静岡県立大学大学院 食品栄養環境科学研究院 |
助教 | スーパー抗原性細菌毒素と相互作用するポリフェノールの毒素誘発性疾病に対する抑制機構の解明 |
日比 慎 | 富山県立大学 工学部生物工学科 |
准教授 | 植物に由来する希少含硫アミノ酸の酵素的生産法開発と新規ファイトケミカルへの応用検討 |
申請者 | 所属 | 役職 | 研究テーマ |
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吉田 浩 | 岡山大学 大学院 社会文化科学研究科 |
准教授 | 帝政ロシアの宮廷料理と美食文化 |
藤田 結子 | 明治大学 商学部 | 教授 | 外食産業・食文化のグローバル化と人の国際移動に関する研究 |
香坂 玲 | 東北大学大学院 環境科学研究科 |
教授 | 伝統野菜からみる生物文化多様性と学際的食育活動を通じた継承の実践 |
岩城 こよみ | 大阪産業大学 人間環境学部 |
非常勤講師 | 自家醸造味噌の民俗学的研究 |
林 秀弥 | 名古屋大学 大学院 法学研究科 |
教授 | 企業とコミュニティの共助による防災活動と食の役割 -BCP(事業継続計画)と地区防災計画を中心に- |
嘉瀬井 恵子 | 金沢大学 地域連携推進センタ |
教務補佐員/連携研究員 | 農耕祭礼における地域アイデンティティとしての行事食 |
申請者 | 所属 | 役職 | 研究テーマ |
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秋山 博子 | 農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境変動研究センター 気候変動対応研究領域 | 温室効果ガス削減ユニット長 | バイオ炭の施用による農耕地における温室効果ガスの発生削減 |
加 三千宣 | 愛媛大学 沿岸環境科学研究センター |
准教授 | 浮魚類の環境DNAによる個体数復元に関する古海洋学的研究 |
田渕 浩康 | 公益財団法人 農業・環境・健康研究所 研究部 | 研究担当 理事 |
アジアモンスーン地域の農業生態系における生物多様性評価 |
大河内 博 | 早稲田大学理工学術院 創造理工学部環境資源工学科 | 教授 | 都市温暖化が首都圏夏季豪雨の発生頻度と化学組成に与える影響 |
豊田 栄 | 東京工業大学 物質理工学院 | 准教授 | 安定同位体組成の長期観測による大気中一酸化二窒素(N2O)の地球規模収支の解明 |
高橋 一生 | 東京大学 大学院農学生命科学研究科 | 准教授 | 温暖化に伴う外洋窒素固定量増加が食物網に与える影響の解明 |