グループ管理部門の高度化に向け経理・人事業務の7割を外部に委託
アサヒグループホールディングス株式会社(本社 東京、社長 小路明善)は、アサヒグループ全体の管理業務を受託しているアサヒプロマネジメント株式会社(本社 東京、社長 福田行孝)を通じて、アクセンチュア株式会社(本社 東京、社長 江川昌史)と包括業務提携契約を締結し、経理・人事業務の約7割を2019年9月から順次、外部委託(以下、BPO)します。また、アクセンチュアの最新デジタル技術やBPR※1ノウハウを導入し、グループ管理業務の高度化・効率化を進めます。
アサヒプロマネジメントは、国内グループ各社の管理業務を担っており、グループ管理業務の高度化・効率化を重要なミッションの1つとしています。
今回、経理・人事業務に関わるオペレーション業務※2の約7割にあたる年間約214,000時間相当の業務をアクセンチュアにBPOします。グループに残る管理業務は、AI※3による請求書の読み取りおよび支払いの自動化、社内の問い合わせに対する回答の自動化など、アクセンチュアの最新デジタル・テクノロジーを活用し、業務プロセスの抜本的な改革を進めます。
BPO対象業務に現在従事している社員は、これらの業務プロセスの改革に必要な技能を習得した上で、グループの管理部門の業務改革推進および新規課題への対応等に従事する予定です。
これまでアサヒプロマネジメントでは、AIやRPA※4などの最新デジタル技術の導入や業務プロセスの見直しをはじめとした働き方改革の推進および国内各拠点に分散していた管理業務の集約等により、グループ全体の生産性向上を図ってきました。アサヒグループホールディングスは、本年更新した『中期経営方針』の重点課題の一つとして、“新たな成長源泉の拡大に向けた『経営資源の高度化』”を掲げています。今回BPOすることで創出された時間を使い、グループ管理業務の高度化を図り、働き方改革を加速します。
<業務委託スキーム全体像イメージ>
アサヒグループホールディングスについて
アサヒグループホールディングス株式会社は、ビールを中心とした酒類、飲料、食品で多様なブランドを世界で展開するリーディングカンパニーです。『期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造』をグループ理念のミッションとし、企業活動の根幹に据えています。
1889年に日本で創業して以来、数百年にわたる歴史と伝統をもった世界各地の醸造所やブランドをグループに統合し、絶え間ない革新に挑戦してきました。Asahi Super Dry、Peroni Nastro Azzurro、Kozel、Pilsner Urquell、Grolschといった独自価値をもつプレミアムビールをグローバルブランドとして展開しています。アサヒグループは、コーポレートステートメント「Make the world shine “おいしさと楽しさ”で、世界に輝きを」のもと、商品やサービスを通じて、人と人・自然・コミュニティ・社会とのつながりを生み出し、そのつながりで世界の今と明日を明るく輝かせることを約束しています。事業規模としては、年間100億リットルを超える酒類および飲料を世界中のお客さまに提供し、売上収益は2.7兆円を超えています。日本、欧州、オセアニア、東南アジアを中心に、世界各地で事業を展開する当社は、日本に本社を置き、東京証券取引所(プライム2502)に上場しています。