「アサヒの森」が環境省の「自然共生サイト」に認定
「生物多様性のための30by30アライアンス」における目標達成への貢献を目指す
自然共生サイトとは、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域を環境省が認定する区域の名称です。自然共生サイトとして認定された区域は、国際データベースであるOECM※1に登録され、環境省が主催する「生物多様性のための30by30アライアンス」※2が取り組む「30by30目標」※3の達成に貢献することとなります。
「アサヒの森」では、80年以上にわたり豊かな森づくりを目指し、責任ある森林経営を行っています。適正な管理を行うことで、洪水の緩和や水資源の貯留、水質を浄化する水源涵養機能や、野生動物の生息・生育の場として生物多様性を保全する機能などを高めています。今回、自然共生サイトの認定を取得したことにより、さらなる生物多様性の充実、「30by30目標」達成への貢献を目指します。
アサヒグループは、「自然の恵み」を享受して事業を行う企業として、グループ理念“Asahi Group Philosophy”の行動指針として「事業を通じた持続可能な社会への貢献」を掲げ、自然環境保全や生物多様性に貢献についても取り組んでいます。
アサヒグループは「サステナビリティと経営の統合」を目指し、グローバルな推進体制の構築や目標設定によって、グループ全体でサステナビリティを推進しています。2050年の世界のありたい姿として、地球にポジティブなインパクトを与える「プラネットポジティブ」を掲げ、豊かな自然の恵みを未来世代へつなぐことを目指しています。
- Other Effective area-based Conservation Measuresの頭文字をとったもので、国立公園などの保護地区ではない地域のうち、生物多様性を効果的にかつ長期的に保全しうる地域のことをいう。
- 環境省を含めた17団体を発起人として2022年4月に設立。「30by30目標」の国内達成に向け、各種施策を実行的に進めていくための有志連合。アサヒグループではアサヒグループホールディングスが参画している。
「30by30目標」達成のための主要施策として、国立公園等の保護地域の拡張と管理の質の向上や、保護地域以外で生物多様性保全に資する地域(OECM)の設定・管理、生物多様性の重要性や保全活動の効果の「見える化」等が掲げられている。 - 2030年までに陸と海の30%の保全を目指す国際的な目標。
アサヒグループホールディングスについて
アサヒグループホールディングス株式会社は、ビールを中心とした酒類、飲料、食品で多様なブランドを世界で展開するリーディングカンパニーです。『期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造』をグループ理念のミッションとし、企業活動の根幹に据えています。
1889年に日本で創業して以来、数百年にわたる歴史と伝統をもった世界各地の醸造所やブランドをグループに統合し、絶え間ない革新に挑戦してきました。Asahi Super Dry、Peroni Nastro Azzurro、Kozel、Pilsner Urquell、Grolschといった独自価値をもつプレミアムビールをグローバルブランドとして展開しています。アサヒグループは、コーポレートステートメント「Make the world shine “おいしさと楽しさ”で、世界に輝きを」のもと、商品やサービスを通じて、人と人・自然・コミュニティ・社会とのつながりを生み出し、そのつながりで世界の今と明日を明るく輝かせることを約束しています。事業規模としては、年間100億リットルを超える酒類および飲料を世界中のお客さまに提供し、売上収益は2.7兆円を超えています。日本、欧州、オセアニア、東南アジアを中心に、世界各地で事業を展開する当社は、日本に本社を置き、東京証券取引所(プライム2502)に上場しています。