環境省主催「COP28ジャパン・パビリオン」に出展
脱炭素化に貢献する「ビール工場排水由来のバイオメタンガスを利用した燃料電池による発電技術」を展示
COP28ジャパン・パビリオンでは、脱炭素化に貢献する日本企業の優れた製品・サービスや気候変動への取り組みが世界に向けて紹介されます。今回当社は、カーボンニュートラルな動力源※1である、ビール工場の排水処理工程から発生するバイオメタンガスを精製し、燃料電池で発電する技術を展示します。本技術を活用した発電設備の安定稼働と社会実装を目指し、2023年10月1日時点で、バイオメタンガスと都市ガスを用いた連続発電を17,008時間達成しました。この発電設備が稼働すると、発電出力200kWとして年間発電量約160万kWh(一般世帯約350戸分)の電力を供給することが可能となり、年間1,000トン程度※2のCO2排出量削減が見込まれます。当社は、飲料食品業界をはじめとする幅広い業界への技術普及を目指し、特許を取得することなく、可能な限り情報を公開しています。
国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)は、国際機関や各国の政府・自治体・NGO・企業等が集まり、地球温暖化抑制に向けた国際的な方向性やルールについて議論する国際会議です。1995年から開催されており、今回で28回目を迎えます。
アサヒグループは、環境ビジョンで掲げる2050年のありたい姿のひとつとして、事業の枠を超えて社会全体のカーボン排出量を削減する「Beyondカーボンニュートラル」を目指しています。ビール工場排水由来のカーボンニュートラルなエネルギーを活用したアップサイクル技術を社会に広く公開することで、脱炭素社会に向けた社会全体のカーボン排出量削減に貢献します。
- International Energy Agency定義
- 当社調べ
アサヒグループホールディングスについて
アサヒグループホールディングス株式会社は、ビールを中心とした酒類、飲料、食品で多様なブランドを世界で展開するリーディングカンパニーです。『期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造』をグループ理念のミッションとし、企業活動の根幹に据えています。
1889年に日本で創業して以来、数百年にわたる歴史と伝統をもった世界各地の醸造所やブランドをグループに統合し、絶え間ない革新に挑戦してきました。Asahi Super Dry、Peroni Nastro Azzurro、Kozel、Pilsner Urquell、Grolschといった独自価値をもつプレミアムビールをグローバルブランドとして展開しています。アサヒグループは、コーポレートステートメント「Make the world shine “おいしさと楽しさ”で、世界に輝きを」のもと、商品やサービスを通じて、人と人・自然・コミュニティ・社会とのつながりを生み出し、そのつながりで世界の今と明日を明るく輝かせることを約束しています。事業規模としては、年間100億リットルを超える酒類および飲料を世界中のお客さまに提供し、売上収益は2.7兆円を超えています。日本、欧州、オセアニア、東南アジアを中心に、世界各地で事業を展開する当社は、日本に本社を置き、東京証券取引所(プライム2502)に上場しています。