2024 年12月期 第1四半期 決算業績について
- 売上収益は、価格改定効果やプレミアム化の進展に伴う売上単価の向上などによって全事業が増収となり、連結全体で5.1%の増収。為替影響込みベースでは、10.8%の増収。
- 事業利益は、日本・欧州を中心に販売数量の増加やミックスの改善などによって、連結全体で8.4%の増益。為替影響込みベースでは、12.2%の増益。
- ビール類とノンアルコールカテゴリーの売上単価は持続的に向上し、日本・欧州・オセアニアの3地域計で3.9%の成長。
- グローバルブランドの販売数量※は、5ブランド合計で前年比14%の増加。特に最優先ブランドのAsahi Super Dryは、アジア・欧州などの主要市場における販売拡大などにより、34%の増加。
- 年間業績予想は変更無し。
2024年の第1四半期は、適切な価格戦略やプレミアム化の進展に伴う売上単価の向上で全事業が増収し、力強いスタートを切りました。コストの増加、不安定な経済環境などの影響を受けたものの、売上収益と事業利益は着実に成長しました。
日本は、酒税改正に伴う需要シフトを追い風に、ビールカテゴリーの販売が好調です。欧州では、グローバルブランドやノンアルコールビールなどが中心となってプレミアム化を牽引し、販売数量も増加しました。グローバルブランドの『アサヒスーパードライ』は、アジア・欧州などの主要市場における販売拡大により、日本以外での販売数量が前年比34%増加しました。世界規模のスポンサーシップを通じたブランド認知の拡大などが継続的な成長を後押ししています。
今後も、市場や消費動向の変化を注視しつつ、ブランドやイノベーションへの投資を継続し、競争優位性の拡大とプレミアム戦略の推進を図ります。