2024 年12月期 第3四半期 決算業績について
- 売上収益は、主に価格改定効果やプレミアム化の進展に伴う売上単価の向上によって欧州やオセアニアなどの事業が増収となり、連結全体で前年比2.2%の増収。為替影響込みベースでは、前年比7.2%の増収。
- 事業利益は、オセアニアがビールの販売数量減や変動費コストアップなどにより減益となったが、主に日本や欧州の事業が増益し、連結全体で前年比2.3%の増益。為替影響込みベースでは、前年比7.3%の増益。
- ビール類とノンアルコールビールカテゴリーの売上単価は持続的に向上し、日本・欧州・オセアニアの主要3地域計で3.0%の成長。
- グローバルブランドの販売数量※は、5ブランド合計で前年比8%の増加。特に最優先ブランドのAsahi Super Dryは、韓国・英国など主要市場における販売拡大などにより、前年比14%の増加。
- 年間予想は変更無し。
1-9月は、厳しい事業環境においても地域間で補い合い、グループ全体で着実な収益成長を果たしました。適切な価格戦略やプレミアム化の進展に伴う持続的な売上単価の向上などが貢献しています。
日本では、酒税改正に伴うビールカテゴリーへの需要シフト、RTD・ノンアルコールカテゴリーの販売拡大が引き続き収益の押し上げに寄与しました。欧州では、ノンアルコールビールを含むプレミアムカテゴリーが成長ドライバーとなり、主要市場における競争優位性の維持・拡大を進めています。
グローバルブランドの『アサヒスーパードライ』は、韓国や英国などで好調な販売が継続し、日本以外での販売数量が前年比で14%増加しました。グループの事業ポートフォリオ戦略に沿って、グローバルブランド、RTD・ノンアルコールビールを中心としたBeer Adjacent Categoriesは確かな成長過程をたどっています。
今後も、各地域の需要動向や競争環境を見据えながら年間計画の達成を目指すとともに、ブランドやイノベーションへの投資を継続することによって事業基盤の強化を図ります。
アサヒグループホールディングスについて
アサヒグループホールディングス株式会社は、ビールを中心とした酒類、飲料、食品で多様なブランドを世界で展開するリーディングカンパニーです。『期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造』をグループ理念のミッションとし、企業活動の根幹に据えています。
1889年に日本で創業して以来、数百年にわたる歴史と伝統をもった世界各地の醸造所やブランドをグループに統合し、絶え間ない革新に挑戦してきました。Asahi Super Dry、Peroni Nastro Azzurro、Kozel、Pilsner Urquell、Grolschといった独自価値をもつプレミアムビールをグローバルブランドとして展開しています。アサヒグループは、コーポレートステートメント「Make the world shine “おいしさと楽しさ”で、世界に輝きを」のもと、商品やサービスを通じて、人と人・自然・コミュニティ・社会とのつながりを生み出し、そのつながりで世界の今と明日を明るく輝かせることを約束しています。事業規模としては、年間100億リットルを超える酒類および飲料を世界中のお客さまに提供し、売上収益は2.7兆円を超えています。日本、欧州、オセアニア、東南アジアを中心に、世界各地で事業を展開する当社は、日本に本社を置き、東京証券取引所(プライム2502)に上場しています。