ビール酵母細胞壁由来の農業資材の“植物活性メカニズム”解明へ
ビール酵母細胞壁水熱反応物にRCS(活性炭素種)が存在することを発見、農業分野に応用
- ビール酵母細胞壁とは、ビール製造工程で発生する副産物です。発酵終了後のビール酵母の最外側に細胞を殻のように覆う部分で主な構成成分は多糖(β-グルカン、マンナン)やタンパク質などです。
- アサヒグループでは、長年ビール酵母の研究に取り組んでおり、ビール酵母細胞壁は、植物の成長や免疫力を高めることから農業資材(肥料原料)などに活用されています。本資材は農業分野やゴルフ場などの芝管理に幅広く活用され様々な有益な効果が報告されてきましたが、その作用メカニズムについて充分解明しきれていませんでした。
- 農業や芝管理で本資材を使用した際の効果について、より科学的に解明し、理解を促進するために、ビール酵母細胞壁を活用した農業資材に関してこれまで研究・分析を進めてきました。
アサヒグループホールディングスについて
アサヒグループホールディングス株式会社は、ビールを中心とした酒類、飲料、食品で多様なブランドを世界で展開するリーディングカンパニーです。『期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造』をグループ理念のミッションとし、企業活動の根幹に据えています。
1889年に日本で創業して以来、数百年にわたる歴史と伝統をもった世界各地の醸造所やブランドをグループに統合し、絶え間ない革新に挑戦してきました。Asahi Super Dry、Peroni Nastro Azzurro、Kozel、Pilsner Urquell、Grolschといった独自価値をもつプレミアムビールをグローバルブランドとして展開しています。アサヒグループは、コーポレートステートメント「Make the world shine “おいしさと楽しさ”で、世界に輝きを」のもと、商品やサービスを通じて、人と人・自然・コミュニティ・社会とのつながりを生み出し、そのつながりで世界の今と明日を明るく輝かせることを約束しています。事業規模としては、年間100億リットルを超える酒類および飲料を世界中のお客さまに提供し、売上収益は2.7兆円を超えています。日本、欧州、オセアニア、東南アジアを中心に、世界各地で事業を展開する当社は、日本に本社を置き、東京証券取引所(プライム2502)に上場しています。