Asahi Europe & International, Ltd.のCEO人事について
アサヒグループホールディングス株式会社(本社 東京、社長 兼 Group CEO 勝木敦志)は、欧州事業を管轄する地域統括会社Asahi Europe & International(AEI)の新たなChief Executive Officer(CEO)にDragos Constantinescuを選任したことをお知らせします。Dragosは4月1日にAEIのCEOに就任し、現CEOのPaolo Lanzarottiは、3月31日をもって退任します。
Dragosは、2019年にUrsus Breweries(ルーマニア)およびDreher Breweries(ハンガリー)のManaging Directorとしてアサヒグループに入社し、2021年よりチェコ、スロバキア、ドイツ、オーストリア事業群のManaging Directorを務めています。アサヒグループ入社以前は British American Tobaccoに17年間在籍し、欧州各国で財務や経営管理に携わった後、中央ヨーロッパのArea Directorとして従事しました。
豊富なビジネス経験と強い成果志向、欧州各地での職務を通じて培った多文化的な視点を有するDragosは、イノベーション、ブランド、そして人材を通じてアサヒの業績を向上させることに情熱を注いでいます。また、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)や、持続可能性への取り組みの一層の推進にも取り組んでいます。
Paoloは、2005年に旧SABMillerに入社、Birra Peroni(イタリア)でビールのキャリアをスタートさせて以来、AEIの前身となるビール事業の重要な一員でした。スロバキアとインドで現地法人のManaging Directorを務め、2014年にチェコとスロバキアの事業統括者に就任、両事業の統合を成功に導きました。
2017年にアサヒブループが買収した中東欧ビール事業の責任者となり、2021年からは欧州全体を統括する立場として欧州事業の統合と着実な成長を率いました。その間、コロナ禍やウクライナ戦争などの課題を乗り越え、プレミアム戦略を成功させるとともに、持続可能性や多様性を推進してきました。さらに、アサヒ初となる米国における酒類・飲料の製造拠点の買収を実現させるなど、Paoloはグループ全体の成長に多大な貢献を果たしました。