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「ビール酵母細胞壁由来の農業資材(肥料)」が
第47回「環境賞」で最高賞となる「環境大臣賞」を受賞 〜国内外における安全・安心で持続可能な植物栽培への貢献が高く評価〜

2020年4月21日
アサヒバイオサイクル株式会社

アサヒバイオサイクル株式会社(本社 東京、社長 千林紀子)が開発した「ビール酵母細胞壁由来の農業資材(肥料)」が、第47回「環境賞」(主催:国立研究開発法人 国立環境研究所・株式会社日刊工業新聞社、後援:環境省)において最高賞となる「環境大臣賞」を受賞しました。

受賞テーマは「ビール醸造副産物を用いた環境保全型植物生産技術」です。

1974年に創設された「環境賞」は、環境分野における歴史と信頼を兼ね備えた権威ある賞として、広く社会から評価されています。環境を守り、未来につなげる調査、研究、技術・製品開発、実践活動などにおいて、画期的な成果をあげた個人、法人、団体等に授与することで、環境に対する社会的関心を高めることを目的としています。

第47回「環境賞」において「環境大臣賞」を受賞した本技術は、国内外で安全・安心で持続可能な植物栽培に貢献している点などにおいて高い評価をいただきました。

アサヒグループの独自技術である「ビール酵母細胞壁由来の農業資材(肥料)」は、植物に与えると、植物本来の免疫力を高め、また、土壌を還元することにより有用菌優勢の微生物叢に変化させるという2つの効果を持った農業資材です。食品由来で安全・安心であること、植物の免疫力を引き上げることによる病気への耐性の強化、収穫量の増加、土壌の改善などにより農作物の品質が向上するとともに、収穫量あたりの温室効果ガスの排出量が削減され持続可能な農業に貢献できることなどが実証されています。

現在、日本国内では、全国の農地、ゴルフ場、阪神甲子園球場をはじめとする野球場など天然芝のスポーツ施設や公園等で活用され成果をあげています。さらに、海外においては開発途上国での農業事業の課題解決を目指し、2019年4月に独立行政法人国際協力機構(JICA)と提携しインドネシアやラオスでの実証試験を開始しています。

今後もさらに普及活動を推進し、世界中の農地、ゴルフ場、公園等において、安全・安心で持続可能な植物生産に貢献していくことを目指します。

アサヒグループでは、グループ理念「Asahi Group Philosophy」のもと、ミッションとして“期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造”を掲げています。さらに「中期経営方針」における3つの重点課題の1つとして「持続的な価値創造プロセスを支える『ESGへの取組み深化』」を掲げています。

「ビール酵母細胞壁由来の農業資材(肥料)」はアサヒグループの強みを活かした独自素材・技術として新たな価値を創出し、さらなる社会課題の解決に向け取り組みを強化していきます。

■アサヒバイオサイクル株式会社について

  • アサヒグループホールディングス株式会社のグループ会社で、飼料や肥料の製造・販売、微生物利用製品の製造・販売、検査用試薬、医療用具、動物用医薬品の製造・販売を担う会社です。
  • アニマルニュートリション事業(飼料事業)とアグリ事業を主力事業とし、アサヒグループの研究開発技術から生まれた素材の新たな価値と用途の創出を目指した新規事業にも注力するなど、アサヒグループのバイオテクノロジーが生み出すイノベーションを“三方良しのCSV事業”として発展させていくことを目指しています。

【コーポレートサイト】
https://www.asahibiocycle.com

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