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『ジェネレーティブAI 「やってTRY」プロジェクト』 発足
生成AIを活用し、業務効率化や生活者の潜在ニーズの掘り起こしを目指す

2023年5月16日
アサヒグループジャパン株式会社

アサヒグループジャパン株式会社(本社 東京、社長 濱田賢司)は、業務効率化や高度化、生活者インサイト(以下、潜在ニーズ)の掘り起こしなどを目的としたジェネレーティブAI(以下、生成AI)の本格導入を見据えた『ジェネレーティブAI 「やってTRY」プロジェクト』を5月下旬から発足します。生成AIの試行を通して同技術に関する利活用の知見獲得を目指します。

『ジェネレーティブAI「やってTRY」プロジェクト』概要

『ジェネレーティブAI「やってTRY」プロジェクト』は、Data & Innovation室が主導し、アサヒグループ各社からの自薦による約100名の社員と共に、生成AI技術の活用についてグループ横断で試行するプロジェクトです。

生成AI関連の商用サービスを用いて、社内業務への有効な適用や効果創出の可能性を評価します。試行後は、活用事例を投稿・閲覧できる社内ポータルサイトを通して知見の共有を行い、社員による活用スキルを向上させ、有効な用途の整理にもつなげます。

生成AIは、与える命令(プロンプト)によって生成されるアウトプットの品質(真偽・精度)が左右されます。アイデアや提案、データなどを整理する「アイデア創出・整理の支援」、議事録の要約や大量データの可視化・分析をする「情報整理の支援」、コンセプト画像の生成や問い合わせに対する回答案を自動作成する「コンテンツ作成の支援」など、あらゆる視点から業務での活用を想定し、適用の可能性を検証します。

また業務効率化や生産性向上に加え、潜在ニーズの掘り起こしに向けた高度データサイエンス・イノベーションに関する取り組みなども開始します。

潜在ニーズを掘り起こすためには従来、SNSなどで人間が発話した内容を分析するため、常に認知バイアスが存在することを考慮した利活用が必要でした。今回、生成AIの技術を活用することで、SNSへ投稿される画像などの非言語情報からも潜在ニーズを掘り起こしできるアプリケーションやアルゴリズムを開発する取り組みなどを開始し、今後のマーケティングの在り方に関しても探索していきます。

プロジェクト発足背景

大規模言語モデルが驚異的に進化し、ChatGPTに代表される生成AIの技術発展が著しい中、同技術の適切かつ有効な試行は、業務効率化に留まらず、潜在ニーズの掘り起こしや理解にもつながり、その期待に応える商品開発やサービスの創造につなげられる可能性が高いと考えています。

アサヒグループでは同技術が当然に業務に溶け込む時代の到来を想定し、試行を通じて適応範囲を理解することで、正しく活用する方法を確立することが重要と捉えています。同技術の活用を早期に検討することで、お客さまの嗜好性やインサイトを理解し、新しいサービスの提供を目指します。

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