2021年3月8日

いつもいいことアサヒから〜缶ビールの歴史篇〜

※コーントップ型缶の詰め試験報告書

「プシュッ!」私にとって心が躍る音と言えば、缶ビールを開けるときの「あの音」です!皆さんの中でも、おいしいビールを楽しむのに、缶ビールはもはや常識となっていますよね。そんな日本の缶ビール文化も、実は浸透するまで長い年月がかかっています。それは、アサヒビールの挑戦と革新の歴史でもあるのです。今回は、普段皆さんが何気なく飲んでいる缶ビールの進化をご紹介します。

1958年 日本初の缶入り「アサヒゴールド」発売

缶ビールは、1935年米国で初めて誕生しました。コーントップ型と呼ばれる、王冠で密栓・開栓を行うように作られた缶でした。日本ではアサヒビールの前身・大日本麦酒の吹田工場が、ほぼ同時期に研究を開始しましたが、缶や内面塗料に由来する異臭が強く、断念。びんビールの時代が長く続くことになります。

※コーントップ型缶の詰め試験報告書
※コーントップ型缶の詰め試験報告書

戦後に研究を再開し、ついに味や臭いなどびん製品と何ら品質に差異のない缶ビールをつくりあげるまでに費やした歳月は、約9年!こうして1958年に、日本初の缶ビール「アサヒゴールド」(350ml、75円)が発売されました。缶切りで三角形の穴を2つ開けて飲むこの商品は、全面スチール素材で、材質が硬く開けにくかったことから、1964年に上蓋の素材をアルミに変えました。

※缶入り「アサヒゴールド」発売のポスター

※缶入り「アサヒゴールド」発売のポスター

※缶ぶたに記載された注意書き

※缶ぶたに記載された注意書き

※開栓用缶切りと使い方

※開栓用缶切りと使い方

そして、1965年に缶切りがいらないプルトップ缶、1971年には指にかかりやすいリングプルトップ缶を発売しました。こうして、今に続くアサヒの缶ビールの原型が形作られていきました。ですが、当時のビール業界のシェアはびんが圧倒的。缶ビールの時代の訪れは、自動販売機の普及、そしてアルミ缶の登場によって加速していくことになります。

※缶切りが不要になったプルトップ缶(1965年)
※缶切りが不要になったプルトップ缶(1965年)

1971年 日本初のアルミ缶入りビール「アサヒビール〈アルミ缶〉」登場!

缶ビールの革新は進み、より軽く、冷やしやすく、空き缶の処理も簡単なオールアルミ缶が、1971年についに発売されました。実は、それ以前の国内の酒類、飲料・食品はスチール缶が使われていました。アサヒビールが日本で初めて、オールアルミ缶を採用したのです。当時の広告ではアサヒ<アルミ缶>という言葉がキャッチコピーにも使われており、力を入れていることが伝わってきます。

※「アサヒビール(アルミ缶)」のポスター
※「アサヒビール(アルミ缶)」のポスター

その後、環境への関心が高まるなかで、缶ビールや缶飲料のプルタブの散乱が社会問題化し、開缶後もプルタブが缶体から離れないステイオンタブ方式を1990年から順次導入していきました。1991には缶本体からタブが離れず、なおかつ口金の一部が中身に触れないリテインドタブも開発。お客様がストレスなく飲める容器を追求し、商品開発が続けられていくのでした。

※プルタブ方式(上)ステイオンタブ方式(下)リテインドタブ方式
※プルタブ方式
(上)ステイオンタブ方式(下)リテインドタブ方式

進化し続ける缶容器開発。お客様の最高の満足のために。

容器の研究開発はさらなる進化を遂げます。2004年、飲み口が従来の商品よりも幅広く正円に近い形状が特徴の「うまくち缶」を「スーパードライ」で展開。お客様が持っている飲みやすさに関する感性イメージを科学的に解析し、容器開発に結び付けたものです。また、感性工学に基づく「開け易い缶蓋」の研究もすすめ、2008年には「うまくち缶」と「開け易い缶蓋」の両方の機能を持つ缶を開発しました。

※新しい飲み口の「うまくち缶」(左/従来の缶蓋、右/「うまくち缶」の缶蓋)
※新しい飲み口の「うまくち缶」
(左/従来の缶蓋、右/「うまくち缶」の缶蓋)

そして、2021年、ビール業界の常識を覆す新たな缶容器の商品を発売します。「プシュッ!」というあの音が、今までの何倍も楽しみになるかも…?皆さんに驚きとワクワクをお届けできる商品ですので、こちらもぜひご期待ください!

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