2021年8月6日

開けた瞬間に広がる圧倒的な「檸檬の香り」、ひらめきの素は!?

皆さんは美味しいレモンチューハイというとどのようなイメージをお持ちですか?爽やかな香りやスッキリとした酸味などさまざまな特長がありますよね。今回は、「レモンをそのままいれたようなおいしさだ」と多くの反響をいただいている「アサヒ ザ・レモンクラフト」の「衝撃の香り」について、研究開発担当の藤村がご紹介いたします。

バーテンダーからひらめいた“レモンらしさ”

お酒づくりのプロであるバーテンダーのレモンの使い方がヒントになりました。バーで飲んでいたときに、バーテンダーがカクテルをつくる仕上げに、上からレモンの果皮を指先でひねり、そこに含まれるオイル成分をシャワーのようにかけて、レモンの香りをつけていたんです。生搾り果汁ではなく、レモンオイルを使うことで、鼻を近づけるだけでレモンの香りが広がって、一口目からインパクトのある“レモンらしさ”が口いっぱいに広がることは目から鱗の発見でした。

イメージ画像
※画像はイメージです。

アンテナショップのジュースで気づいた自分たちの固定概念

もう一つの着想点は、地方の特産品を扱うアンテナショップで飲んだジュースです。果肉と果汁が分離した不均一な味わいでしたが、同時に、「この方が生搾りの状態に近い」とも感じたのです。私たちが商品を開発する際は、工場で安定製造するため、中身が均一な状態にならないといけないと考えているのですが、「不均一の良さ」が本物の果汁を使った商品として受け入れられているのではないかと気がつき、これを取り入れることができたら、これまでにない商品ができるのではないかと思いました。

アサヒビール株式会社 酒類開発研究所 開発第二部 藤村和樹
アサヒビール株式会社 酒類開発研究所
開発第二部 藤村和樹

“まるでレモンそのもの”を実現するための新製法

本物のレモンの香りを感じられるように、通常の飲料に使われている香料の原料である加工前のレモンオイルを使い、ナチュラルな香りにこだわりたい。一方で、不均一な飲料を充填することは、これまでの製造方法では不可能だったので、試行錯誤の日々が続きましたが、ついに、課題を解決する新製法「レモンオイル滴下技術」を生み出します。中味をボトル缶に充填した後、仕上げにレモンピール(果皮)に含まれるオイル成分を0.01秒の高速で一缶ずつに直接注入するという製法です。

そして、豊かな風味をお楽しみいただくため、レモンオイルの他にも4種類のレモン素材を使用し、容器は香りを最大限に味わえるよう、口の広いボトル缶を採用。キャップと液面の間に含まれるレモン香気成分の濃度を高めたことで、開封した瞬間に豊かなレモンの香りが広がる設計にしました。

「極上レモン」(左)、「グリーンレモン」(右)
定番ラインアップは、適度に熟したレモン感溢れる味わいの「極上レモン」(左)、
早摘みレモンを思わせる爽やかな香りと甘くないテイストの「グリーンレモン」(右)の2種類。

こうして技術的なハードルを越え、さらに味わいにこだわりぬき、2020年4月週末のご褒美にふさわしいプレミアムクラフトチューハイ「アサヒ ザ・レモンクラフト」が誕生しました。香りを最大化するために採用したボトル缶は、リキャップできる点で「こぼさなくていい」、「保存や持ち運びに便利」、「衛生的」など副次的な価値にも、好評をいただいています。

これからも、固定概念をブレイクスルーする挑戦と革新で、お客様に新たな価値を提供し、楽しい生活文化の創造に貢献していきたいと思います。

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