強炭酸水で
集中力を向上
強炭酸水の飲用で
集中力が向上
集中力が向上
炭酸水を飲むと「気分がスッキリする」「目が覚める」「気分転換ができる」といった感覚がありますが、そのことを科学的に説明することが困難でした。そこで今回、脳波解析*1を用いて炭酸水の飲用が感性へ与える影響を検証しました。
被験者にオフィスで強炭酸水、弱炭酸水、水の3種類を飲んでもらい、飲用前、飲用中、飲用後の脳波を測定し、「覚醒度」と「集中度」の感性の数値変化を調べたところ、水を飲用した条件よりも、強炭酸水を飲用した条件において、飲用中に「覚醒度」の数値が高まり、飲用後に「集中度」の数値が高まりました。この結果から、オフィスでの強炭酸水の飲用によって、飲用中に「覚醒度」が高まり、飲用後の「集中度」が高まる可能性が示唆されました。
・本研究は、慶應義塾大学(理工学部 システムデザイン工学科 満倉靖恵 教授)との共同研究として実施しました。
本結果は第76回日本栄養・食糧学会中部支部大会(2019年11月)で発表しています。
- *1 「感性アナライザ」を使用して、脳波を測定し、「覚醒度」、「集中度」を比較。「感性アナライザ」は
慶應義塾大学 満倉靖恵 教授と(株)電通サイエンスジャムが共同開発した、人の脳波から感性を簡易に分析する技術。
実験概要
- 参加被験者 : 成人就労者52名
- 被検者を強炭酸水と水、または、弱炭酸水と水の組合せで飲用する2グループに分類し、飲用前、飲用中、飲用後の脳波を測定し、「覚醒度」、「集中度」を比較。なお、飲用順番は、被験者毎に変えランダム化した。


出典 : 脳波解析を用いた炭酸水飲用による感性変動の取得(第76回日本栄養・食糧学会中部支部大会、2019年)