- 最後まで乾杯だぁ!
- ありがとう、ラボ・ガーデン。生ビール、飲み干すかんな
- 開催日時
- 2018年2月2日(金)18:00~19:30
- 講師
- 椎名誠さんと「ずんがずんが」編集部、怪しい雑魚釣り隊の皆様
- このイベントは
終了しました
2014年夏から4年連続で、生ビールで乾杯をしてきた作家の椎名誠さんが、
アサヒ ラボ・ガーデンのクライマックスイベントを飾っていただきます。7年間で1800回以上のイベント開催で、最後のイベントです。
皆さんご一緒に!にカンパイしましょう
まずはスポーツライターで、雑魚釣り隊・どれい頭の竹田聡一郎さん進行で
椎名さんと、椎名さんのどれい?関西在住雑魚釣り隊の皆さんに登壇していただきました。
メンバー勢揃い圧巻ですね~
さっそく、竹田さん曰く「ビールに狂った男」椎名誠さんに乾杯の音頭をとっていただきましたよ。
さあ、みんなで「かんぱーい」
さっそく竹田さんと椎名さん、二人でのトークが始まります。
椎名さんによるアサヒ ラボ・ガーデンでのイベントは、この日でなんと2013年から数えて5回目です
お客様の中には、5回とも参加された方もいらっしゃいましたよ!
前回、「魚釣り隊の他に『痛風隊』が出来るかも~?」という痛風疑惑が浮上していましたが
ビール大好き椎名さん、やはり
「非常に不公平な病気」男性に多い病気痛風に困ったことがおありだったそうです。
プリン体って、カワイイ響きですが・・・いろいろ攻めてくるらしいんですよ」だそう
そこから、発売されたばかりの新刊
「ずんがずんが③ 特集 最後の晩餐の前日に何を食べるか」から、
「ビールがほどよく冷えていればそれでいい」という
椎名さんの究極の一食、最後の晩餐メニューである
アンデスを旅した時の「お醤油湯(しょうゆゆ)」についてお話していただきました。
チリとアルゼンチンの国境でのこと。
椎名さんは映画の撮影に出かけていらっしゃいました。
迎えの車が来るはずが、待てど暮らせど来ないのです。
そのうち税関の職員に、自分はもう帰るから、君たちもどこかへ行ってくれと言われ
皆で仕方なく、とぼとぼと一本道を歩くうちに日が暮れてきたそうです。
椎名さんたちは映画の撮影の荷物、機材以外は簡単な荷物しか持っておらず
水も食料もほとんど無いまま、
途中で手に入れたトウモロコシを
一人あたり10粒分くらいをコーンスープにしたり
やっと出くわした村人に分けてもらった瓜と羊の足と塩コショウで
なんとか食いつないでいたそう。。
椎名さんが「あ~日本にいるやつらはラーメン食べてるんだろうなぁ~」とつぶやくと
それを聞いたメンバーはそれぞれ想像をふくらませ
椎名さんは餃子の「文字」を、
ある人は餃子の布団に飛び込みたいという「妄想」を、
またある人は、「餃子一人前ってお皿にいくつ載ってるんだっけ」と
皆もう究極の状況でした。
・・・そんなことを話しながら、食べているのは瓜と、塩コショウ味の羊・・・・
そんなある日、なんと醤油を持つ日の丸のハチマキをした日本人にすれ違い、
苦労して物々交換し、その醤油を手に入れたそう。少しでも多くのものをもらおうとそのかけひきが、なんともおもしろい。
その醤油を仲間の所へ持って帰った椎名さんは
あたかも印籠を持った水戸黄門。
その時、印籠の100倍くらいの価値を持つ存在に昇格していた醤油を見た仲間がひとこと、
「それ飲もう」
このときの皆さんの心境は察するに余りあります。
さすがにそのまま飲むのはなんだからと
醤油をお湯で割った「醤油湯」を
本当にしみじみ、心底、大切に味わったそうです。
最後の晩餐に、これ以上ふさわしいものはない! そうですよ
ここで一旦休憩タイムです!
今日は樽生ビールに加え、ハイボールもお楽しみいただきました
二部は、再度竹田さん進行で、
改めて椎名さんと、椎名さんのどれい?関西在住雑魚釣り隊の皆さんに登壇していただきました
このコーナーでは、ビールに合う最後の晩餐(おつまみ)は何か?というお話で大盛り上がり
お客様からは「淡路島の味付け海苔」、
アサヒ ラボ・ガーデンスタッフからは「さばのへしこ」「白子」などの意見が出ましたよ~
そのほか肉好きの雑魚釣り隊員、愛称「マンガ盛りくん」は
何を食べるかというより誰と食べるか、の方が大事だとのこと。
急に素敵なお話になりましたよ
ビールを飲みながらの、雑誌制作秘話 & 怪しい雑魚釣り隊の皆さんとの、
エピソード暴露合戦(笑)本当に楽しかったです~
最後に、椎名さんから
ご来場くださったお客様、そして私たちアサヒ ラボ・ガーデンのメンバーに
感謝と激励のあたたかいお言葉を頂きました
本日のイベントはいかがでしたでしょうか?
ブログには書ききれない楽しい話と、笑いがあふれるイベントでした。
皆さん、最新刊「ずんがずんが③ 特集 最後の晩餐の前日に何を食べるか」 を
ぜひ読んでみてくださいね~
普段は聞くことのないホンネ話が多いので、結構濃密で読み応えのある雑誌になっていること間違いナシです
アサヒ ラボ・ガーデンの椎名さんの御本コーナーにも置いていますよ
終了後は、椎名さんの本の即売会もしました
購入された本を片手に、椎名さんの直筆サイン会の大行列ができていましたよ
◇椎名 誠 旅する文学館
http://www.shiina-tabi-bungakukan.com/bungakukan/
みなさま、本当に、本当にありがとうございました
スタッフ一同、感謝申し上げます。
またどこかで、皆様とお会いできることを願っております