- Whisky+「Doctor+Nurseでニッチなコンテンツをつくる」
- 開催日時
- 2015年4月15日(水)18:30~
- 講師
- プラスアルハ代表 北野陽子さん
- このイベントは
終了しました
本日のイベント Whisky+(プラス)は、社会起業家のお話を、ウイ スキー片手に楽しむプログラムです。
本日もいつもと違う雰囲気の中、多くの方にご参加いただきました

なぜ、その活動を始 めのか、どんな喜びがあるのか、大変なことって、なんで すか?、どんな未来を描いていますか? 社会起業家とのトークでつづる90分です

第17回目となる今回は、プルスアルハ代表北野陽子(き たのようこ)さんにお越しいただきました。
北野陽子さんは、精神科医でいらっしゃいます

小児病院、精神科病院、精神保健福祉センター等での勤務経 験があり、 同僚だった看護師チアキさんと、2012年〜個人事業所プル スアルハを立ち上げられました。
北野さんは、ある時『こころの病気の親をもつ子ども』へのサポートが 不足しているという課題に直面し、絵本をはじめとするコンテン ツの制作と普及を活動の軸にしたプロジェクトへと歩み始められました

大人の病気などの諸事情を理解できない子どもは、時に「 自分のせいだ」と自身を責めてしまうことがあるのだそうです・・・

絵
また、大人の側へも絵本と解説を読むことで、病気についての知識を整理しながら、お子さんへ病気について伝えるときのポイントを理解してもらえるように構成されています。
絵本も皆さんに手に取って見て頂きました

まず、北野さんから、制作された絵本 「ぼくのせいかも・・・ーお母さんがうつ病になったのー」を朗読して頂きました。
絵本のやさしい言葉が会場を包み、北野さんの活動の一端がハッキリと伝わってきました

親が心の不調を抱え、子どもから見て「いつもと様子がちがう・・・」と思った時に、子どもは自分を責めたり、病気すら理解できない状況の中でも、「家の中のことは外で話しちゃいけない・・・」「ごはんがないけど・・・」「どうしたんだろう・・・」と不安を感じています。
そんな時に周りの大人の声掛けや対応が、子どもに安心を届けることが出来るんです、と北野さん。
NGワードも教えて頂きましたよ

「いい子にしていないと、お母さん、元気にならないよ・・・」
つい、言ってしまいそうな言葉ですが、子どもが自責の念を持ってしまいかねない表現だそうです。
また皆さんの周りに、心の不調を抱えながら子育てを懸命にがんばっているお母さんはいませんか?
そんな方には、いろいろなもの(人・施設・サービスなど)に頼ることや、彼女が「出来ていないことではなく、出来ていることに注目し、認めてあげる事」が大切なのだそうです

後半では、今年の活動の目標や、活動のきっかけであり一緒に活動を始めたチアキさんのお話、また子どもたちの力を信じ応援する仲間~キッズパワーサポーター~を拡げる活動についてもお話頂きました。
参加者の方とのコミュニケーションの時間も取っていただきました

今夜のイベントいかがでしたでしょうか?
竹鶴ピュアモルトウイスキーを片手に、じっくりとお話をお聞きいただいた「Whisky +」
竹鶴ピュアモルトウイスキーを片手に、じっくりとお話をお聞きいただいた「Whisky +」
北野さんの活動をどんな風に感じられたでしょうか?
◇北野さんの著書
『家族 のこころの病気を子どもに伝える絵本/ゆまに書房』シリ ーズ4巻[うつ病編、統合失調症編、アルコール依存症編 ]ほか。
◇プルスアルハwebサイト