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もっと自由に、自分らしく : アサヒグループのノンアル & 低アル飲料で新しい楽しみ方を

中村 : アルコールは古くから人々の文化の一部であり、人生の節目や社交の場を彩ってきました。私たちは多様な飲料を提供するグローバル企業として誇りを持つ一方で、過剰摂取による悪影響も認識しています。そのため、アサヒグループは適正飲酒の推進とアルコールの有害な使用の撲滅に取り組んでいます。
田畑 : 私たちの主要な目標の一つは、2030年までに主要な酒類商品の販売量構成比20%をノンアルコールおよび低アルコール飲料にすることです。
グローバルで酒類を扱う企業として、適正飲酒の推進は不適正飲酒を減らす重要な手段のひとつです。ノンアルコールや低アルコール飲料を幅広く提供することで、より多くの消費者が適正飲酒を選択でき、純アルコール摂取量を減らすことができると考えています。
中村 : 例えば、通常350ml缶のビール(アルコール度数5%)を2缶飲む場合、純アルコール摂取量は28gになります。しかし、そのうち1缶をノンアルコールビールに置き換えると、純アルコール摂取量は14gに減少します。このような選択が、日常的または時折お酒を飲む人々にとって大きな影響を与える可能性があります。私たちは、ノンアルと低アル飲料を妥協ではなく、ライフスタイルやウェルビーイングに寄り添った選択肢として、より多くの人々に受け入れてもらえるよう目指しています。
田畑 : ノンアルと低アル飲料の需要は増加しており、まったく飲まないという人だけでなく、日常のさまざまな場面でより多くの選択肢を求める大人の消費者にも広がっています。この変化を支えるため、私たちは商品ラインアップの拡充と新たな飲酒機会の創出に注力しています。
田畑 : 当社グループは世界各国で魅力的な製品を展開しています。
日本 : 日本で最も売れているノンアルコールビールテイスト飲料「アサヒドライゼロ」に加え、本格的なビールの味わいを追求した「アサヒゼロ」を発売しました。独自の脱アルコール技術を活用し、日本のノンアルコールビール市場をリードする製品となっています。
ヨーロッパ & その他海外市場: Asahi Super Dry 0.0%、Peroni Nastro Azzurro 0.0%、Kozel 0.0%、Grolsch 0.0%など、各ブランドの特徴を活かしたノンアルコールビールを展開。お気に入りのブランドを適正飲酒の選択肢として楽しめます。
オーストラリア : Great Northern Zero, Carlton Zero, Great Northern Super Crisp(アルコール度数3.5%)など、多様な選択肢を提供。特にCarlton Dry 3.5%は、オーストラリア・ドリンクス・アワード2024にて「ファンフェイバリット・コンテンポラリービール」に選ばれました。
中村 : 私たちは単に新しい飲料を提供するだけでなく、飲酒文化そのものを変革しようとしています。例えば、Peroni Nastro Azzurro 0.0%とフェラーリのスポンサーシップは、責任ある飲酒が洗練され、スタイリッシュで魅力的なものになり得ることを示しています。
田畑 : 私は個人的に、日本の「SUMADORI-BAR SHIBUYA」が大好きです。このバーでは、アルコールを飲む人も飲まない人も一緒に楽しめる空間が提供されています。2022年のオープン以来、0%、0.5%、3%といった多様なアルコール度数のクラフトドリンクを含む100種類以上のメニューを提供しています。また、製品開発や消費者インサイトの収集、日本における「スマートドリンキング」推進活動の拠点としても機能しています。アルコールの有無に関わらず、誰もが楽しめる飲酒文化を醸成しています。