責任ある飲酒Responsible Drinking
酒類は長い人類の歴史の中で、日々の暮らしに喜びと潤いをもたらすとともに、お祝い事など人生の節目でも、大きな役割を果たしています。私たちは、そのような酒類の生産・販売に携わっていることを、大変誇りに思います。一方で、不適切な飲酒によって、個人や家庭、社会にさまざまな問題を起こすことも、よく認識しています。
アサヒグループはグローバルで酒類を扱う企業として、適正飲酒への取り組みを推進し、酒類文化の発展に貢献します。
不適切飲酒の撲滅
新たな飲用機会の創出によるアルコール関連問題の解決
アサヒグループは、不適切飲酒を防止するための活動や、適正飲酒の啓発にグローバルに取り組み、アルコール起因の課題が減少している社会の実現を目指します。また、多様な商品や飲み方の選択肢を提案し、多様性を受容できる社会の実現に努めています。
グローバルスローガン「Responsible Drinking Ambassador」
アサヒグループは、グループ飲酒方針の実現に向け、2020年に「Responsible Drinking Ambassador」というグローバルスローガンを策定しました。
これは、アサヒグループの従業員で共有し、一目で従業員としての使命を思い出すことができるように作成されたスローガンです。従業員一人ひとりが「責任ある飲酒」に責任を持ち、グループ飲酒方針の実現に向けた行動をすることが、方針の実現への第一歩であるとの考えから「Ambassador」(大使)という言葉をスローガンに入れました。
「Ambassador」としての意識の醸成や知識の修得のため、これまでは酒類を扱う事業会社のみで行っていた適正飲酒に関するeラーニングを、酒類以外の事業会社にも拡大するなどの取り組みを開始しています。
新たな飲用機会の創出によるアルコール関連問題の解決に関する目標


by 2025
2025年までに、主要な酒類商品※に占める低アルコール飲料・ノンアルコール飲料の販売量構成比15%を達成する
ビール類、RTD、ノンアルコール飲料
達成状況
2021年
2022年
主要な酒類商品※に占める低アルコール飲料・ノンアルコール飲料の販売量構成比
ビール類、RTD、ノンアルコール飲料
不適切飲酒の撲滅、新たな飲用機会の創出によるアルコール関連問題の解決に関する活動報告
「責任ある飲酒」の啓発、普及に、グローバルに取り組む
不適切飲酒の撲滅にむけて
アサヒグループのマテリアリティの一つである「責任ある飲酒」を推進するため、2020年に定めたグローバルスローガン、それが「Responsible Drinking Ambassador」です。アサヒグループの従業員一人ひとりが、不適切な飲酒の撲滅と酒類文化の健全な発展を啓発、普及させる「Ambassador(大使)」として、2019年に策定した「酒類を取り扱う企業グループとしての飲酒に関する基本方針」に基づき、責任ある飲酒の実現を目指します。
選択肢を拡大し、「飲み方の多様性」を受容できる社会へ
ノンアルコール商品・低アルコール商品の拡大
アサヒグループでは、グローバルスローガン「Responsible Drinking Ambassador」を掲げ、世界中の人々に、適正飲酒啓発へのさまざまな取り組みを行っています。
その取り組みの一つとして、ノンアルコール商品、低アルコール商品※などの開発、販売や、メディア、イベントを通じた啓発活動により、その時々の状況や体調、気分などに応じて飲む人も飲まない人も、お互いが尊重し合い、それぞれが賢い飲み方を楽しめる社会の実現を目指しています。
世界の次世代リーダーと考える「責任ある飲酒」
「One Young World 2022」への参加
アサヒグループは、イギリス・マンチェスターで開催された「One Young World 2022」において、「責任ある飲酒」の実践の重要性と、その実現に向けた強いコミットメントを表明しました。
「スマドリ」で、飲み方の多様性を尊重し合える日本へ
不適切な飲酒の課題解決
アサヒビール(株)は、「スマートドリンキング(以下、スマドリ)」を推進しています。
「スマドリ」とは、お酒を飲む人・飲まない人、飲める人・飲めない人、飲みたい時・飲めない時、あえて飲まない時など、さまざまな人々の状況や場面における“飲み方”の選択肢を拡大し、飲み方の多様性を尊重し合える社会を実現するために商品やサービスの開発、環境づくりを進めていくことです。