アサヒグループでは、2021年に「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)ステートメント」を策定しました。DE&Iステートメントは、アサヒグループの従業員一人ひとりが、自分らしく自由に輝くための指標です。グループ全体の未来を左右する重要な取り組みと位置づけ、数値目標の設定だけでなく、DE&I推進体制を構築、制度や仕組みの見直しとともに、育成・風土醸成に向けた取り組みを推進しています。
目標設定、カウンシル設置などさまざまな取り組みを進める
DE&Iを推進するため、アサヒグループはこれまでにさまざまな取り組みを進めてきました。
DE&Iステートメント策定と同時に、DE&Iに関する社員インタビューやワークショップを実施。DE&Iにより何を実現していくのか、グローバルで何度も議論を重ね、「shine AS YOU ARE」というコアメッセージを発表しました。すべての人が職場、家庭、公共の場で自分らしく表現し、自由に輝くことを応援するために、全世界のアサヒグループ従業員に発信しています。
ジェンダーへの取り組みとしては、毎年3月8日に制定されている「国際女性デー」で、2021年はジェンダーダイバーシティ推進を誓うビデオ「#ChooseToChallenge」を発表したことが挙げられます。性別による差別撤廃や女性の地位向上に向けて積極的に挑戦する姿勢を尊重し、全世界のアサヒグループリーダーたちが一体となって、仲間の女性社員を支援することを示しました。さらに2022年は全Reginal Headquartersで「#BreakTheBias」をテーマとした基調講演を実施し、世界中で約1,700名の社員が参加。一人ひとりがあらゆるバイアスをなくし、自分らしく輝ける未来について考えました。グローバルでの取り組みが3年目となる2023年は、「#Embrace Equity」をテーマに、全Reginal Headquartersが基調講演やワークショップに取り組み、社員1人ひとりがEquityを自分ごととして学ぶ機会としました。
また、女性活躍推進を重点テーマとして位置づけ、国内外グループ8社の経営層※における女性比率を現状の22%から2030年までに40%以上とする目標を新たに設定しています。
さらに、日本国内グループ各社の経営層向けのパネルディスカッションなども開催。世界で活躍するさまざまな地域や部署、年齢の社員で構成するDE&Iカウンシルの設置なども進めています。
役員および指導的地位にある一定階層以上
多様化する人々のWell-beingを追求し、新たな価値を提案し続けるために
DE&Iの目標達成は容易ではありません。しかし、そもそも社会は、文化、宗教、民族、性別など、個性豊かな人々で構成されているもの。また、今後は社会のパーソナライゼーションが進むと考えられます。多様化する人々のWell-beingを追求し、新たな価値を提案し続けるために、アサヒグループは自分たちがまず多様であることを目指し、DE&I推進に全力で取り組んでいきます。