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思い出の学校給食の味は?

「学校給食」を懐かしく感じることはありませんか?小学校の頃に食べた「給食メニュー」が、大人になってからの好き嫌いや味覚の形成に意外に大きな影響を与えているのでは?またちょうど小学生のお子さんのいるご家庭では、最近の給食の変化やバリエーションの豊かさに驚いているお父さん、お母さんもきっと多いのではないでしょうか。そこで今回は、「学校給食の思い出」をテーマに皆さんのご意見を聞きました。

全体の7割以上が「給食が好きだった」と回答

「学校給食」は好きだった?

SA(単回答)

さて小学生時代、「学校給食」が好きだったという人はどの位いるのでしょうか。「給食の時間が待ち遠しかった」(女性30代)、「家庭では味わえない味とメニューがあり、よく母に『給食と同じカレーやスパゲッティーを作って』とお願いした」(女性40代)など、「大好きだった」と回答した人が25.2%。「まあまあ好きだった」という声も45.2%を数え、全体の7割以上の皆さんが「給食」に好意を寄せ懐かしく感じていることが明らかとなりました。中には「中学になっても、給食が恋しくなってテストなどで早く帰れるときに母校の小学校に行き、給食を食べていた」(女性20代)など、卒業後も「給食の味」が忘れられず、ちょくちょく食べに出掛けたという声も寄せられました。


世代別ではいかがでしょうか。「大好きだった」「まあまあ好きだった」という声は、20代で76.6%、30代で77.4%と高い人気を集めたものの、40代で71.5、50代で62.2%と次第に減少。さらに60代で56.1%、70代以上では33.3%まで落ち込み、シニア層では「給食の味」に賛否が半々に分かれました。こうした背景には「終戦直後で、現在のような給食ではなく、特に脱脂粉乳は飲めたものではなかった」(男性70代)など「美味しい不味い」は二の次で、まずはご飯が食べられる有り難みの方が大きかった、という終戦後の食糧難を経験した人の意見もありました。また70代以上では「お弁当だったため、給食の思い出はない」(40.0%)という声も目立ちました。

世代別:「学校給食」は好きだった?

SA(単回答)

給食を敬遠する理由は「味が嫌い」「苦手が多かった」

全体の7割以上が「給食が好き」だったことが判明しましたが、一方で「あまり好きではなかった」「大嫌いだった」という声も26.0%を占めました。次にその嫌いだった理由を見ていきましょう。最も回答が多かったのは「味が好きではなかった(不味かった)」(44.5%)でした。「小学校低学年の頃は『お母さんと味付けが違う』という理由でほとんど食べることができなかった」(女性30代)など、家庭との味付けの違いから口に合わなかったという声。さらに「牛乳が嫌いでしたので、給食の時間は苦痛だった」(女性30代)など、3位にも「好き嫌い(苦手な食材)が多かったため」(35.9%)が挙げられました。

■学校給食が嫌い・苦手だった理由は?

1 味が好きではなかった(不味かった) 44.5%
2 残すと怒られるのが嫌だった 39.1%
3 好き嫌い(苦手な食材)が多かったため 35.9%
4 食べるスピードが遅かったため(昼休みまでかかった) 22.5%
5 学校では緊張していたせいか、あまり食欲がなかった 4.1%

MA(複数回答)/給食が好きではなかった人(n=440人)

「怒られる」「食べるのが遅かった」など、
給食時間に精神的な苦痛を味わったという声も

続いて、回答が目立ったのは「残すと怒られるのが嫌だった」(39.1%)。「怖い先生がいて、『吐いてもいいから全部口に入れなさい!』と言われ、毎日無理やり食べさせられた」(女性30代)、「残すことが許されず、掃除が始まっても食べていた」(女性40代)など、「好き嫌いをせず、残さない」というルールがプレッシャーだったという声。同様4位に「食べるスピードが遅かったため(昼休みまでかかった)」(22.5%)、5位にも「学校では緊張していたせいか、あまり食欲がなかった」(4.1%)が挙げられ、嫌いな理由は「味付け」や「苦手食材」ばかりではなく、「恐怖」「緊張」など給食時間に精神的な苦痛を味わったという声が意外に目立ち、大人になった今日でもそれがトラウマとなっている人もいました。

給食は「味覚形成の場」であり、「苦手克服の場」でもある

その反面、大人になってから思う「学校給食の魅力」とは一体どんな点でしょうか。最も回答が多かったのは「毎日違うメニューが食べられるバリエーションの豊富さがあった」(49.5%)でした。「毎日違う献立だったので楽しみだった」(男性40代)、「毎日が外食気分で楽しかった」(女性30代)など、まるで「日替わり定食」のように毎日変わる献立がうれしかったという声が多数寄せられました。「母親はあまり料理が得意ではなく、わが家のメニューとは違う物を食べることができた」(男性50代)など、同様3位にも「家庭では味わえない料理の経験が出来た」(37.8%)が挙げられ、「学校給食」は様々な料理を経験できる「味覚や嗜好を形成する場」となっていたことが判ります。さらに4位「栄養バランスが良くとれていた」(32.5%)、8位「嫌いな食材を克服する良いキッカケとなった」(7.3%)が続き、育ち盛りの子どもたちの「栄養補給」や「苦手食材の克服」といった役割も担っていることがうかがえます。

■今から思う、「学校給食の魅力」とは?

1 毎日違うメニューが食べられるバリエーションの豊富さがあった 49.5%
2 友だちと一緒に食べる御飯が楽しかった 49.2%
3 家庭では味わえない料理の経験が出来た 37.8%
4 栄養バランスが良くとれていた 32.5%
5 大人になっても良い思い出になっている 28.5%

MA(複数回答)/給食経験者(n=1631人)

「同じ釜の飯を食う」ことで生まれるコミュニケーション

続いて、回答が多かった2位は「友だちと一緒に食べる御飯が楽しかった」(49.2%)。「一人っ子だったので友達と話しながら食事をするのが楽しかった」(女性40代)など、家族で共に食事をする機会が減りつつある現代家庭の中で、友だち同士、集団で食事を食べる楽しさを「給食」から学んだ人も多かったようです。中には「友達と一緒に同じものを食べることで、貧富の差を感じないで、仲良くご飯を食べることができた」(女性30代)など、古くから「同じ釜の飯を食う」という言葉がある通り、同じ食事をすることで友だちとの間柄やコミュニケーションが一気に深まったという声が目立ちました。いわば、「学校給食」はその味以上に、友だちとの連帯感や信頼意識を高めるのに大きな意味を持っていたことが判ります。同様5位にも「大人になっても良い思い出になっている」(28.5%)が挙げられました。また「マナーが身につけられること。食事中歩かない、好き嫌いをしない、残さずバランスよく食べる・・・は幼い頃言われていて、今となっては自分が教える立場になっている!」(女性20代)など、9位には「食事作法やマナーを学習できた」(3.2%)という回答も挙げられ、集団生活における作法やマナーを学ぶ機会にもなっていたことがうかがえます。

思い出に残るナンバーワン給食は「くじら料理(竜田揚げ、南蛮漬けなど)」

ここまで「給食の魅力」ついて聞いてきましたが、では次に皆さんが思い出に残っている「給食メニュー」をランキング形式で見てみましょう。堂々の人気ナンバーワンは「くじら料理(竜田揚げ、南蛮漬けなど)」(41.9%)でした。「くじらの竜田揚げが大好きだった。今でも食べたいと思うのですが、売っていないし、専門店は高すぎるので」(女性40代)、「鯨の肉は硬くて、いつもパンと牛乳を口一杯に含ませて一緒にごくりと飲み込んでいた」(女性50代)など、戦後の食糧難を支えた「鯨肉」は最も記憶に残る給食食材の一つといえ、捕鯨規制によって口にする機会が少なくなった今日、その味を懐かしく感じている人が大変多いようです。

■思い出に残っている「給食メニュー」は?

1 くじら料理(竜田揚げ、南蛮漬けなど) 41.9%
2 揚げパン 38.4%
3 ソフト麺(カレー麺) 29.2%
4 カレーライス・カレーシチュー 28.8%
5 冷凍みかん 25.8%
6 コッペパン 22.6%
7 牛乳 19.1%
8 ミルメーク(牛乳に入れる味付きの粉末) 17.8%
9 ミートソース・スパゲティ 15.6%
10 脱脂粉乳 12.3%

MA(複数回答)/給食経験者(n=1631人)

「揚げパン」「ソフト麺」など、給食ならではの主食も人気

2位は「揚げパン」(38.4%)でした。「揚げパンが大好きで、残った揚げパンをじゃんけんで取りっこした事を覚えている」(女性20代)など、砂糖がたくさんまぶしてある「揚げパン」はお菓子感覚で食べられる主食として、子どもたちが心待ちしていたメニューの一つとなっていました。「シチューが出たとき、コッペパンを浸して食べるのが美味しかった」(女性30代)など、同様6位にも「コッペパン」(22.6%)が挙げられ、給食ならではのパンメニューに高い支持が寄せられました。パン以外の主食では、3位に「ソフト麺(カレー麺)」(29.2%)が挙げられました。「ソフト麺。カレーだけではなく、けんちん汁に入れたりなど不思議な食材でした。でも、なぜか今でも食べたくなる」(女性40代)など、太くモチモチした食感の「ソフト麺」の味を忘れられないという声が多数寄せられました。また同様9位に「ミートソース・スパゲティ」(15.6%)、12位にも「焼きそば」(9.7%)が挙げられ、パンメニューと共に麺類を楽しみにしていた人も少なくなかったようです。そのほか、4位に「カレーライス・カレーシチュー」(28.8%)、5位に「冷凍みかん」(25.8%)が挙げられました。

20代は「カレーライス」、30・40代は「揚げパン」「ソフト麺」、
50代以上は「くじら料理(竜田揚げなど)」「脱脂粉乳」「コッペパン」

世代別ではいかがでしょうか。20代では「カレーライス・カレーシチュー」(20代=36.3%)であったものの、30代で32.9%、40代で28.7%と年齢とともに減少する傾向が見受けられました。こうした背景には「最初の米飯給食となったカレーライスが今でも感動的。それまでパンばかりだったためか、異様なほど美味しく感じた記憶がある」(男性40代)など、昭和51年に学校給食制度に米飯が正式導入されるまで、「学校給食」は戦後からパンや麺類を中心に実施されてきたため、「米飯給食」に対する印象は若い世代ほど高いことがうかがえます。次に30、40代では「揚げパン」(40代=46.7%)、「ソフト麺」(40代=36.0%)の人気が高かったものの、50代を境に急減。代わって、50代以上のシニア層では「くじら料理」(50代=64.6%)、「コッペパン」(60代=46.1%)、「脱脂粉乳」(60代=44.9%)が急増するなど、「20代層」「30代と40代層」「50代以上層」の3つの世代で「給食メニュー」が大きく様変わりしていることがうかがえます。そのほか、変わったところでは20代に「わかめご飯」(20代=24.2%)、40代に「ミルメーク(牛乳に入れる味付きの粉末)」(30代=22.7%)を挙げる声が目立ちました。

世代別:思い出に残っている「給食メニュー」は?

MA(複数回答)/給食経験者(n=1631人)

北海道では「味噌ラーメン」、関東では「納豆」という声も

また「学校給食」のメニューには地域性もあるようです。「札幌だったので味噌ラーメン。地元の製麺所の物を食べていたので、とても美味しかった」(女性40代)など、北海道では「ラーメン」という声。「納豆。関東の小学校だったため、パック入りの納豆が出た。母が関西出身のため、それまで食べたことがなかった。醤油をたくさんかけて、醤油の中で納豆を泳がせるようにして食べていた」(女性30代)など、関東では「納豆」という声。さらに「名古屋に転校したときに器がアルミだったことに非常に驚いた。『味噌煮込みうどん』が美味しかった」(女性30代)、「姉妹友好都市で『メキシコ料理』が出るのですが、あれは苦手だった。いろんな国がある中でなんでメキシコなのか、毎回疑問だった」(女性30代)など、地域や学校ごとにメニューが少しずつ異なっていることが判ります。中には「誕生日月になると、ケーキが出るのでそれが楽しみだった」(女性20代)、「クリスマスになると、一人1つ小さいけどホールのケーキが出た」(女性30代)など、年中行事やイベントごとに「お楽しみメニュー」があったという学校もありました。


今回は卒業・新入学シーズンを迎え、皆さんに小学校時代の「学校給食」についてお話を聞きました。「(給食が)大好きだった」「まあまあ好きだった」という声は全体の7割以上を占め、「学校給食=思い出の味」と懐かしく感じている人が大変多いことが明らかとなりました。「給食」の一番の魅力は、日替わりでメニューが変わるバリエーションの豊富さ。子供時代に様々な料理を経験することで、大人になる過程で「味覚や嗜好を形成する場」となっていることがうかがえます。さらに成長期における「栄養補給」「苦手の克服」や、集団生活における「食事のマナー」など、たかが「給食」とはいえ、「食」を通じて学んだことはとても多かったと改めて実感させられます。いわば、「給食の味」は日本人の食育の原点と言えるのではないでしょうか。


最後に皆さんが今までの人生の中で「とても感動した食べ物」について聞きました。下記に皆さんからお寄せいただきました自由回答をいくつかご紹介します。


今までの人生で、最も感動した食べものとは?

鶏肉のすき焼き
  • 「昔は貧乏で、牛肉のすき焼きなんて食べられず、硬い親鶏肉でのスキ焼きを母親が作ってくれました。今でも忘れません」(男性40代)
生の大根
  • 「生の大根。先日、農業体験で大根を生で食べた。生の大根がこんなに甘いのかと感激した」(女性20代))
本物のハンバーグ
  • 「親戚のおじさんに『竹とんぼ』と言うレストランに連れて行ってもらい、本物のハンバーグを食べたとき。それまでハムをハンバーグと呼んでいました。それはそれなりに美味しかったですが、本物は驚きでした」(女性40代)
クエの鍋
  • 「3年くらい前、九州の雲仙の宿で食べたクエの鍋。(それ以来)クエより美味しいものを食べた経験がない。まったりとした食感と旨味は忘れられない」(男性50代)
明太子のおにぎり
  • 「受験帰りに電車の中で食べた明太子のおにぎり。もう試験受けなくてもいいんだーという開放感からとても美味しかった」(女性30代)
ぜんまいの煮物
  • 「祖母が作ってくれた『ぜんまいの煮物』が忘れられない。母や私が作っても、どうしても祖母の味にはなりません。20年ほど前に祖母は他界しましたが、出来るならもう一度食べたい」(女性40代)
きつねうどん
  • 「昔、有楽町の日劇裏にあったうどん屋の『きつねうどん』。薄いおだしの関西風。それまで蕎麦好きで、うどんはどちらかと言えば嫌いな方だったのに、この『きつねうどん』を食べてうどんを再認識させられた。もう、このお店はなくなってしまいましたが、それから今まで、この『きつねうどん』に勝るうどんを食べたことがありません」(男性50代)
ガンバレのお弁当
  • 「中学の合唱コンクールの日に母親が作ってくれたお弁当。海苔で『ガンバレ』と書いてくれていて恥ずかしかったけど、すごく嬉しくて感動した」(女性20代)
林間学校の牛乳
  • 「小学校の林間学校で箱根に行った際、登山から宿舎に帰ってきたときに飲んだ地元牛乳の濃厚さが忘れられません。ふだん飲んでいるスーパーの牛乳とはコクがまるで違う」(男性40代)
戦争中の白米
  • 「太平洋戦争中、農家へ田植えの手伝いに行き、白米のご飯を腹いっぱい食べさせてもらったこと。サツマイモの蔓や道端の雑草まで食べて空腹をしのいでいた頃だったので、心の底から感動した。戦争を知らない若い人たちにはとても理解できないことだと思う」(男性70代)
ショートケーキ
  • 「23歳の私の誕生日に彼女が持ってきてくれたショートケーキ。そのケーキに蝋燭を立てて・・・。彼女はその翌年に他界してしまったので、ずっと思い出になっている」(男性50代)
松茸の土瓶蒸し
  • 「松茸の土瓶蒸し。学生時代に料理屋でアルバイトしていましたが、卒論で忙しくなり辞めることになった日、料理長がまかないとして、出してくれたのが土瓶蒸しでした。私が『一度、松茸の土瓶蒸しを食べてみたい』と言っていたのを覚えていてくれて、餞別代りにご馳走してくれた」(男性50代)
父の
ほうれんそううどん
  • 「母の留守中に父が作ってくれた『ほうれんそうのうどん』。卵も入れてくれたのですが、殻まで入っていて美味しいとはいえなかったけど、うれしかった記憶がある」(女性30代)
2人で食べるピザ
  • 「主人とデートで食べたピザが今でも忘れられず好き。先日、『出産前にもう1度2人で食べたい!』とお願いして、行ってきたところ。味も良いけど、2人で仲良く食べられることが幸せなんだろうな…」(女性30代)
ニューヨークの
ロブスター
  • 「ニューヨークに行った時に食べた『ロブスター』は忘れられない。初めて見たロブスターの大きさと迫力、それに思っていたよりもずっと美味しくて驚いた。蟹が一番と思っていたけど、『ロブスター』も負けていないなーっと思った」(女性40代)