平成28年(2016年)決算説明会 主な質疑応答

A.買収事業の販売網を活用した『スーパードライ』のプレミアム市場での拡大展開に加えて、獲得した『ペローニ』などのグローバルブランドについても、日本を含むアジア・オセアニア地域へ拡大していくことで相乗効果を創出していく。また、アサヒグループの持つ技術やノウハウを活かした生産性の向上や品質強化などにおいても相乗効果を目指していく。

A.業界全体の過度な競争の抑制に向け、キャンペーンの見直しやSKUの絞り込みなどによる広告販促費の効率化に取り組んでいく。価格競争から価値競争へのシフトを主導するリーダーシップを発揮することで、取組みの成果を早期に「見える化」していきたい。

A.各事業において、主力ブランドに集中したマーケティング投資によるミックス改善やイノベーションによる高付加価値化などを通じて、各事業の収益性をさらに高めていく。

A.昨年は、持分法適用会社の一部株式や遊休不動産などの売却により資産の流動化に取り組んだ。今後も事業活動から創出するキャッシュフローに加えて、さらなる資産の流動化にスピードを上げて取り組むことにより、財務レバレッジの水準を低減していく。

A.欧州の買収案件は、プレミアム市場を軸に成長するグローバルプレイヤーを目指すという戦略に合致することに加えて、投資する際に重視する4つの条件(①高収益事業、②高い市場シェア、強いブランドを保有、③経営能力の高いマネジメントの存在、④高い生産・醸造技術)を満たしていたことにより決断した。

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