2019年決算説明会 主な質疑応答
A.本年の計画を含めた進捗では、為替の影響を除いても、ガイドラインである「年平均成長率一桁台半ば~後半」を若干下回ることになる。欧州を中心として国際事業は好調だが、ビール類市場の想定以上の減少などによる国内事業の減益が主な要因となる。中期のガイドラインについては、豪州のビール事業の買収完了後に見直す予定だが、既存事業ベースでも、酒類や飲料事業の回復と国際事業の成長エンジン化で安定した利益成長を目指していく。
A.Asahi Group Philosophyに基づいて、従来の数量重視型から、価値や利益を重視する仕組み、風土を根付かせていく。具体的には、ブランドやミックスを重視したKPI(重要業績評価指標)を設定するなど、中長期的に目指すべき姿を全社で共有することで改革を推進する。
A.グローバルとローカルの役割を分離し、各事業のミッションを明確にしたことに加え、重複する機能などを統合することにより、グローカルマネジメントの最適化を図る。統合した欧州事業では、ビール醸造所を有している7ヵ国に絞ってブランドポートフォリオ全体のプレミアム化を推進する。アサヒインターナショナル社では、プレミアムブランドの輸出ビジネスとマーケティング業務を集約し、グローバル化を加速させていく。
A.どちらかに偏重するのではなく、成長が続く海外では、中東欧などにおいて生産能力の増強や生産ラインの新設など、持続的成長を目指した投資を強化する。一方、国内においても、ビール社の名古屋工場における飲料の生産・物流のハイブリット化など、収益性向上を重視した投資を増やしていく。また、研究開発やDXなど、新価値・新市場創出に向けた投資も強化することで持続的な売上成長の源泉を創出していく。
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